紡ぐ紅い糸
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女の子なら…1度は夢見る
『赤い糸』
そんなメルヘンな事…あるわけない
そう思ってたのに…出会ってしまった
私の運命の人
大好きお兄ちゃんと瓜二つ…
でも中身はぜんぜん違う
純粋でオチャメでカッコいい
「ニーナっ…」
「悟空!?…来てくれたの?」
私は嬉しくて思わず瞬間移動で姿を
現した悟空に抱き付いた
そんな私を優しく包んでくれる悟空の腕
「あたりめぇだろ?…」
「嬉しい…」
私が幸せを噛み締めてると
「何をしている…孫 悟空…私の妹に」
「お兄ちゃん!?…」
「ブラック!?…オメェ…また邪魔しに来たんか!?」
その言葉にピクリと顔がひきつる
「孫 悟空!…気安く妹に触るな…人間ごときが…」
「お兄ちゃん!!…またそんな言い方…」
「っ…ニーナ…だが…」
お兄ちゃんは私をメチャメチャ可愛がってくれているのはわかってるし
嫌とかそんな事は思った事はない
だけど…恋人になった悟空を目の敵に
している…まぁ…誰でもこんな事だと
思うけど…それにしても…度が過ぎてる
「ブラックがいくら反対してもオラは諦めねぇかんな…絶対ニーナを嫁に貰う。
」
「悟空///」
「よ、嫁だと!?」
悟空は何でもストレートだ
告白もプロポーズも
それがまた私をときめかさせる
「そんな事絶対認めん!!」
…この兄をどうにかしないと
悟空と結婚なんて出来ないよね…。
「オラとニーナは愛し合ってる…
なにがいけねぇんだ」
「何もかもだ…確かに…ニーナに目を付けるのはいい趣味だ私の妹だからな…男がほおっておくはずがない。」
「ちょっと…お兄ちゃん…」
「だからってお前にくれてやるのは
別の話だ!!」
「何でだよ…」
「他の女を探せ」
「ぜってぇやだ…」
「なんだと!?…」
二人の争いを聞いてるうち
なんだか少しイライラしてきた私
そして…
「いい加減にしてよ!!…私はお兄ちゃんの
所有物じゃないのよ…」
「ニーナ…」
「ニーナっ…私は所有物なんて…」
「私の気持ちなんて無視じゃない…」
「…っ」
私の言葉に少し傷ついた表情になる
だけど…大好きなお兄ちゃんだからこそ
悟空の事は認めてもらいたいし
祝福してほしい…。
「そんなに…孫 悟空が好きなのか?」
「うん…大好き」
「ブラック…」
「ニーナを…幸せに出来ると
誓えるか?…孫 悟空…」
「えっ…」
「お兄ちゃん」
「誓えるかと聞いてる…」
「あ、あぁ誓うぞオラ…ニーナを
幸せにする…」
兄は悟空からの返事を聞くと
そうか…わかった…と言って
結婚を反対しなくなった
「――――――じゃ…修業に行ってくる」
「はぁ~い」
こうして私はめでたく悟空の奥さんに
なって幸せなのだか…
「行ってらっしゃい…」
悟空の唇が私の唇が触れる…その瞬間
「早く行け…孫 悟空…」
「ブラック…!?」
「お兄ちゃんっ」
私と悟空の新居には…何故か
お兄ちゃんまで一緒に暮らすことに…
「邪魔するなよなぁ…ブラック…」
不満な悟空…それは私だ
せっかく大好きな悟空と一緒に
居れるようになったのに…
事あるごとに邪魔してくるお兄ちゃん…。
「結婚を許してやったのだ…」
「な、何だよ…」
「私の大切なニーナに如何わしい事はするな…」
「ちょっと…お兄ちゃん…っ!」
「ブラック…そりゃぁねぇぞ…」
「嫌なら連れて帰るまでだ…」
「う¨っ…」
「フンっ…」
「…じゃ…ニーナ」
悟空が飛ぼうとしたその胴着を掴み
「ん?…」
「行ってらっしゃい…チュッ❤」
軽くだが悟空に触れるだけのキスをした。
「っ!? ニーナっ」
「べーっだっ!」
「ニーナ…」
「悟空が出来ないなら私が悟空にするもん…ね♪悟空」
「お、おう…」
驚いたのは兄だけではなく
悟空もみたい(笑)
悟空の妻になれた私だが…
前途多難な新婚生活
でも…悟空と一緒なら…まぁいっかな
*
☆END☆
*2016.11.25*