宇宙最強甘いあなた
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私は昨日の夜から楽しみで仕方なかった
それは今日、大好きな悟空と初デートの日だからだ
「う~ん…おかしくないかな?」
鏡の前で一回り…確認して一応納得
待ち合わせの場所で待ってると
シュッ
と音がしたと思ったらそこには彼の姿
「よっ!!」
瞬間移動で来た悟空…まぁそうだと思ったけど…。
一人そんな事を考えていると
背後から伸びる腕
「え?…」
そしてその腕に寄せられ背中に当たる…それは悟空の逞しい胸板。
「ご、悟空?…」
私が呼ぶと悟空の腕は少し力が入り
「今日のニーナはスゲェ…可愛いぞ…オラ…連れて歩きたくねぇ」
「え?…え?…」
「そんな可愛いニーナはオラ一人だけが見てぇ」
さらりとそんな恥ずかしい事を言えるのが
彼の良いところ…でも…嬉しいやら恥ずかしやらで…
「で、でも…せっかくのデート…なのに…」
「…………それもそうだな」
少し間があったが納得してくれたようで
腕を開放してくれた
「じゃ…行くか♪」
「うん♪」
手を繋いで歩く姿は多分誰が見たって
恋人同士
地球を何度も救った人とはみんな思わない
普段はとても優しくて、闘争心なんて微塵も感じられない。
「ん?…どうしたニーナ…そんなジロジロ見てよ…」
「悟空とこうしてデート出来て…幸せだなぁって思って」
「そんな可愛い事言うなよ…オラの心臓がうるせぇ」
悟空でもドキドキしてるんだ
嬉しいなぁ♪
「私だってそうだよ…悟空と居てると
ドキドキしてる」
「オラの事好きって事だな」
「えっ…///」
「だって…オラもニーナの事好きだだから…ニーナと居るとドキドキする」
「悟空…///」
「おんなじだ♪」
「うん」
私と悟空は街をブラブラして
カフェでお茶して
本当に普通の…誰でもやるようなデートを
して過ごした。
………普通…過ぎる?
悟空は優しいから…つまらなくても
文句とか言わないかも…
私は急に不安になった
いつも舞空術で空を自由に飛べる…
それを手を繋いで歩きたいから今日は殆ど
歩きだ。
「………悟空…ごめんね…今日は」
「…何がだ?」
デートも終盤辺りも暗くなり始た
「私のわがままばかり…」
「オラは楽しかったぞニーナと
デートちゅうもんして」
「悟空…」
「ニーナの柔けぇ手もずっと握ったままでいれたし」
「え///」
悟空は繋いでいる手を口元に寄せ
チュウと軽くキスをした。
「いつも修行ばっかしてたし…オラ…おめぇを楽しませる事や喜ばせる事…なんもしてやれてねぇ…」
「そんな事…」
「でも…オラ…ニーナが好きだ
誰よりも…大切だ。だから、ずっとオラの側にに居てくれ」
「ずっと側にいてるよ…私だって悟空が
誰よりも好きだもの」
「ニーナ…」
悟空は私をその広い胸に抱いた
「…デート…終わってもいいか?」
「え!?」
少し力を入れて抱き締める
「家に…帰りてぇ…」
「悟空?…」
「二人っきりになりてぇよ」
いつもの声と違い少し熱が籠った声
その声にドキリとする
「いいよな…」
「うん…帰ろ…」
悟空は素早く私を横抱きにすると空を飛び
家へと向かう
悟空と甘いデートはおしまいだけど
家に着けば
甘い夜が始まる。
*
☆END☆
*2016.12.31*