それは甘い誘惑
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「―――――――じゃ…行ってくる」
「も…承太郎のバカ…っ」
「良かっただろう?」
「っ!?///…知らない!!」
「3日後には帰って来るから…夜戸締まりはしっかりするんだぞ」
「うん…わかってる」
寝室から出ようとする承太郎の服を
引っ張り…
「ニーナ?…」
「…早く…帰って来てね…承太郎…」
「っ!?」
承太郎は妻のオデコにキスを落とすと
寝室を出ていった。
『早く…帰って来てね…承太郎』
あんなのは反則だろ…
情事の後で色づいた頬と余韻の残った瞳。
そんな顔で…言うなんて
無意識なんだろうが…あいつのは一種の
誘惑…。
俺を俺でいさせてくれない甘い甘い誘惑。
知っていながら…その誘惑に
逆らえない俺…。
「やれやれだぜ…」
そして3日後~
鍵を開け玄関に入ると何やらニーナの
楽しげな声が聞こえてきた。
「?…ただいま…」
その声が聞こえるや否やリビングから
急いで出てくるニーナ
「おかえりなさい承太郎♪」
「あぁ…誰か来てるのか?」
「えぇ…丈助君が…」
…………丈助?…
「うん…なんかね…用でこっちの方に来たんだって」
用…ね…
「…………」
「承太郎?…」
「承太郎さん♪ちぃ~っス」
「あぁ…」
東方丈助…関係は年下だか叔父だ。
この丈助は…初めて会った時から
俺のニーナにベタ惚れ…。
「丈助君…ご飯食べてく?」
「っ!?…ニーナっ…」
「いいンすか?」
「えぇ~♪」
「やりぃ~俺ニーナさんの料理好きのんスよね」
「そうなの?…ありがとう♪嬉しい」
「……///」
笑顔を向けられただけでこの有り様
「………」
「スタープラチナ…どうしたの?承太郎…」
無意識に出していたスタンド…
丈助のデレッとした顔に1発…入れてやりてぇ……
そして夕食を食べ…少ししたら丈助は帰っていった。
「承太郎?…今日は無口ね」
俺はだいたい無口だ…だが
あえて言わずに黙り混む
「……」
「…承太郎…怒ってるの?」
俺は目の前に立ったニーナの体をスタープラチナで抱き抱え
ソファに座る俺の膝の上に乗せた
「…承太郎…?…」
「しばらくこのままでいた方が身のためだ」
そう言った俺にニーナはキョトンとするも…反論せず
頭を胸に寄せた。
その頭を反射的に撫でてしまう
そうするとニーナの嬉しそうな顔
「…っ!!」
その顔を見ると俺はニーナに触れたくなる…
頭を撫でていた手を回し顎を持ち上げ
「承太郎…」
「黙って…」
「んっ…」
誘惑ばかりするニーナの唇に
自分の唇を重ねる…
「…っ…じょ…たろ…っ」
徐々に深くしていく口づけにニーナは
無駄な抵抗をする
逃がす訳がない…
結婚して少しは落ち着いたかと思っていた
俺の独占欲…だが…まだまだ落ち着く事はなさそうだな。
ニーナの唇をおおかた堪能して開放してやる…。
「はぁ…っ…承太郎…激しすぎ」
「俺を妬かすニーナが悪い…」
「え?」
これからニーナの身におきる事は…
俺を誘惑したことを後悔させる甘い時間。
☆END☆
*2016.11.5*