地上に降りた天使
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――人間0計画 ――
それは私が成すべき事
その為に…その為だけに心血を注いだ
サイヤ人と地球人の子供…
最後の戦士トランクス
彼さえ始末すれば私に歯向かうモノは
居なくなる。
トランクスとマイとか言う女が先頭に立ち
反乱軍を結成している…何とも忌々しい
早く計画を遂行しなくては…
日々そう思っていた時
トランクスは過去に行き…孫悟空とベジータをこの世界へと連れてきた。
だが…神である私の敵ではない
ベ「くっ…」
ト 「父さん…」
「お父さん…トランクス…」
ベ「ニーナっ?!」
ト「姉さん…来ちゃいけないっ」
二人にかけよる女の姿が目に入る
「……………」
ザマスは地上に降り立つと
ニーナと呼ばれたトランクスの姉
ベジータの娘の前で止まった
「…貴方が…ザマス…」
「初めまして…あなたには今までお会いした事ありませんね…」
ト「近付くな!!…」
トランクスが飛び掛かり拳を振り上げるが
それは見事にかわされる。
「わ、私は…戦士ではないもの…戦場に赴いても…邪魔なだけ…」
「成る程…」
「っ?!」
スーっとニーナの顔の輪郭を指でなぞる
ベ「俺の…娘に…気安く触るな!!」
「あなたは…美しいですね…」
「私は…美しくない…さ、触らないで…」
「フフフ…ニーナ…と言いましたね」
「な、何…」
「お茶でもしましょうか」
「へ?」
ザマスはきょとんとする彼女を素早く抱き上げ空に飛んだ。
ベ「あのヤロ…っ」
ト「ね、姉さん!!」
ザマスはある家のテラスに降り立った
「あ、あの…」
「ここは私とブラックの家です…あなたの父親と弟たちには見付けられないのでご安心を」
「…助けは…来ないって事ね…」
「利口な人で良かった」
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ベ「クソッ…ニーナの気が分からん…」
ト「…姉さん…連れ去られて…もう一週間…何処に…」
ゴ「ブラックもザマスも現れなぇな…どうしちまったんだぁ?」
「…あっ…っ…」
「ほら…声を我慢しなくて良いですよ…」
「やだっ…ザマ…ス…っ」
「…私が欲しいんですか?…」
拐って来て一週間…1日と開けずに
彼女を抱いている。
「愛していますよ…ニーナ」
私が愛を囁くなど…だがニーナが
愛しくて仕方がない…。
「…ザマス…っ…」
「ほら…もっと私の名を呼んで下さい。」
「…もう…帰して…トランクス達の…所へっ…」
「あきらめてくれませんか?」
「っどうして…私…なの…」
どうして?
「…私が人類の中で…貴女だけを
愛してしまったからですよ」
「…」
神である私が愛した唯一の天使。
「ニーナ…」
「ザマス…っ」
「全ての愛は貴女だけに…他は…要りません…」
「……お父さん…トランクス…」
「天使とは…天界に居るべきなのですよ
地上に降りてはいけません。」
貴女は私の側に居るのが正解なのです
もう…地上には行かせませんよ。
*
*
☆END☆
*2017.2.12 *