ぼやぼや

生きる意味

2023/04/01 01:25
しんどい青の祓魔師
『生きてるかちねーよ!』
加藤和恵先生の短編集「TIME KILLERS」に収録されている「深山鶯邸事件」での一台詞。
この「深山鶯邸事件」は、青エクの原型といわれている……と加藤先生自らが当該短編集の巻末で語っている。

あたま、からだ、あたま、かお、あたま。わたしの体を洗う順番。 20何年人間をやっていると1.25坪の風呂場がいつのまにか人体洗浄の作業場になっている。歯は左奥。眼鏡は右のレンズから。こういう具合でルーチンができあがると、バスタイムってまあ……のんびりシンキングタイム……になるので、毎日悶々と考えている。

いつぞやのこと、例によって風呂場で、冒頭引用した『生きてるかちねーよ!』がふいに思い出された。青エク22~25巻でみられる生きる意味について考えていた。この巻中は人間と魔神サタンの子どもである奥村燐の「どうして」をみつめる時間旅行。26、27巻では現在いまに戻り、燐の双子の弟である雪男の「どうして」をみつめる。
そして新刊28巻以降は……わたしは、燐と雪男の実父である魔神サタンの「どうして」をみつめるのだろうと考えている。

どうして生きてていいんだろう?
生きる意味や価値って、なんだろう?

わたしの理想とする指標は、青エクでいうと25巻中にある燐と雪男のとうさん・藤本獅郎の『ただ生きてていいんだ』という言葉。問いの回答にはなっていないが返事ではある。
生きるに関する発言……たとえば燐の同級生・杜山しえみは『おひさまに向かって』と25巻で話している。神木出雲は『大切な人や目的』14巻、勝呂竜士は『見つけなアカン』と16巻で。志摩廉造は『自分だけのやりたい事』15巻、三輪子猫丸は『自分だけができる事』13巻。燐と雪男の後見人・メフィストは『人間は物欲・性欲・知識欲で生かされている』と11巻で語っている。なおメフィストは生死の境が曖昧な悪魔の立場で、それを俯瞰して型に嵌めてみている。

こうして、列挙してみると。
加藤先生は生きることについてすごく考えているんだなあと。……初記事で意味深長壮大な書き方をしてしまったが要は、そう……「カトーセンセは生きることについてすごく考えてるんだな〜( ³ω³ )」とバスタイムシンキングタイムで謎の感を得た、という、それだけを記録したかった。

書いていたら日付が変わってしまった。
山とか落が欲しいけれど、日記て、たぶん、そういうものじゃないね。日記のやり方が分からない。常に何も分からない……。
とりあえずこの記事はこのあたりでおわる。


これは次に増殖させるメフィストさんのラフ
design
追記
2023/04/06
ごめんなさい。
燐くんについて『合の子』という表現を用いましたが、この言葉が戦後日本で侮蔑用語として使われていた事情を鑑み、訂正しました。
精査が甘かったです。二度無いように気をつけます。

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