【一部】第七班の巻
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「次に二班、」
一班が四人で呼ばれなかったところを見るに、最後に発表される班が四人組になるのだろう。ナマエは机に顎を乗っけて、自分の名前が呼ばれるのを待った。別に誰がと決まっている訳ではないが、なんとなく自分が余りだろうと感じていた。
「じゃ、次に七班。 春野サクラ、うずまきナルト、うちはサスケ」
そして七班まで呼ばれたところで、ナマエは思ってもみない衝撃にイルカの顔面を二度見上げることになった。
「あと名字ナマエだな」
「……ぇ、……、は?」
机から顎を離して、壇上のイルカを凝視する。ナマエ以外の三人も同じように声を上げたが、彼らの発した「は?」とナマエの発した「は?」は若干意味が異なっていた。
「ちょ、先生え~ひとり呼び間違えてるわよ~! ナルトは別の班でしょー?」
先陣を切るように、サクラが吹き出した。次いでナルトがサスケに指をさす。それにサスケが片眉を上げた。
「イルカせんせー! よりによって優秀なこのオレが! 何でサスケと同じ班なんだってばよ!!」
「人に指をさすな。ウスラトンカチが」
チームメイトが気に食わない彼らと。
「あの~、どうして七班が四人一組なんですか?」
順番的に三人一組であるはずの七班が、四人一組になった理由が知りたい彼女。
四方から繰り出される第七班の意見攻撃に、イルカは班分け用の紙を持ったまま腰に手を当てた。律儀に答えてくれるらしい。
「サスケは卒業生28名中一番の成績で卒業……。サクラとナマエは中間……。ナルト、お前はドベ! いいか、班の力を均等にしようとすると自然にこうなる。今回は卒業生の合計が偶数だったっていうのも四人一組になった要因だ」
「なるほど、そういう……」
ナマエは呟いて、後ろを見る。
「ふざけんなってばー!!」
「ナルトうっさい!!!!」
「……チッ」
黄色いギザギザ頭の「うずまきナルト」が、隣に座る「春野サクラ」を挟んで「うちはサスケ」に突っかかっていた。サクラはナルトが鬱陶しいようで、彼の頭に拳骨を落としている。サスケは眉をしかめながら窓の外を見ていた。
「あ、あぁはは……」
なんだか、班になる前から仲が良さそうだ。自分もあそこに混ざれるだろうか。眩しすぎて、少し気後れしてしまうのだが。
「じゃ、みんな午後から上忍の先生たちを紹介するから、それまで解散!」
イルカの声に、はっとして前を向く。
目が合ったイルカは、手の紙をひらりと振って出て行った。
第七班の巻・一話
一班が四人で呼ばれなかったところを見るに、最後に発表される班が四人組になるのだろう。ナマエは机に顎を乗っけて、自分の名前が呼ばれるのを待った。別に誰がと決まっている訳ではないが、なんとなく自分が余りだろうと感じていた。
「じゃ、次に七班。 春野サクラ、うずまきナルト、うちはサスケ」
そして七班まで呼ばれたところで、ナマエは思ってもみない衝撃にイルカの顔面を二度見上げることになった。
「あと名字ナマエだな」
「……ぇ、……、は?」
机から顎を離して、壇上のイルカを凝視する。ナマエ以外の三人も同じように声を上げたが、彼らの発した「は?」とナマエの発した「は?」は若干意味が異なっていた。
「ちょ、先生え~ひとり呼び間違えてるわよ~! ナルトは別の班でしょー?」
先陣を切るように、サクラが吹き出した。次いでナルトがサスケに指をさす。それにサスケが片眉を上げた。
「イルカせんせー! よりによって優秀なこのオレが! 何でサスケと同じ班なんだってばよ!!」
「人に指をさすな。ウスラトンカチが」
チームメイトが気に食わない彼らと。
「あの~、どうして七班が四人一組なんですか?」
順番的に三人一組であるはずの七班が、四人一組になった理由が知りたい彼女。
四方から繰り出される第七班の意見攻撃に、イルカは班分け用の紙を持ったまま腰に手を当てた。律儀に答えてくれるらしい。
「サスケは卒業生28名中一番の成績で卒業……。サクラとナマエは中間……。ナルト、お前はドベ! いいか、班の力を均等にしようとすると自然にこうなる。今回は卒業生の合計が偶数だったっていうのも四人一組になった要因だ」
「なるほど、そういう……」
ナマエは呟いて、後ろを見る。
「ふざけんなってばー!!」
「ナルトうっさい!!!!」
「……チッ」
黄色いギザギザ頭の「うずまきナルト」が、隣に座る「春野サクラ」を挟んで「うちはサスケ」に突っかかっていた。サクラはナルトが鬱陶しいようで、彼の頭に拳骨を落としている。サスケは眉をしかめながら窓の外を見ていた。
「あ、あぁはは……」
なんだか、班になる前から仲が良さそうだ。自分もあそこに混ざれるだろうか。眩しすぎて、少し気後れしてしまうのだが。
「じゃ、みんな午後から上忍の先生たちを紹介するから、それまで解散!」
イルカの声に、はっとして前を向く。
目が合ったイルカは、手の紙をひらりと振って出て行った。
第七班の巻・一話