ルシフェル
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私に寄り添う幽霊は、私が悪魔であることに気付いていない。
生前は魔障を受けていなかったせいか、透明な体はそのまま透明だと、私をただの病弱な人間だと信じているらしい。
寝台の上で分からないふたり。
しがらみが消え、遠慮がなくなった幽霊は、タブレット上で列をなす下着に「それはない。ないない」と首を振っている。
視えないふりの私はうなずき、購入ボタンを押しまくる。
ショートショート・そのパンツセンスない《了》