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遠い遠い昔に、この箱庭世界には世界を管理する管理者様が居ました。
ですが、いつしか管理者様達は何処かに消えてしまい…。 -
この世界は悪意で満ち溢れる世界へと
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変貌し、人同士で殺し合うようになりました。
そんな…どうしようもなく壊れた世界の片隅で。 -
世界を変えようとする、二人の魔法使いと一人ホムンクルスがいた。
彼らの名前は、ラドロイド、テーオヴァルト、シャラン。
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これは、そんな三人による…。
愉快で優しい人助け物語が今幕を開けるのだった。 -
すご〜い!見てよラド本屋さんが、いっぱいあるよ
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こらこらシャラン、そんなにはしゃぐな。お前はかなり目立つ存在なんだから
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ごめんなさい…でも、僕こんな世界、初めて見たからついつい嬉しくて
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それなら仕方がないと思う。俺も、この第三地区に来たのは初めてだから、シャランの気持ちもわかる
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なっ…テーオもそうなのか!? なんだか、意外だな? 全地区行ったことありそうな雰囲気するのに
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お前…俺を何だと思ってる? 俺は公爵ではあるが、あくまでそれは第二地区での話であって…。そんなに凄い存在ではないぞ。
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それに、第一地区の貴族と比べれば…俺の第二地区公爵など、あって無いようなものだから
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それでも、持ってるだけでも凄い事だし。俺らなんかより、高貴な存在だぜ。あと、あの国生まれなのに善人なのも好きだぜ
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