クレイジー(書庫)

【クレイジー・ゴーシュ・ドロワット】

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とある事件から度々城に出現するようになった謎の人物。マスターが留守中に現れることが多く、よくなりすましている。
いい加減な性格から嫌われやすいがそれを楽しんでいる傾向にある。

その正体は、この世界を生み出した『最高神』の左手より生まれし『破壊神』かつ『邪神』と呼ばれる存在。クレイジーの正体を知るのはヴィルヘルムと、ファイターだけである。
同じく右手から生まれた『創造神』かつ『善神』マスターは相反する存在。

『アルスハイル王国』の前身『クロイツ王国』を滅ぼした挙句、世界の大半を破壊、『虚空の霧』を生み出した張本人。ヴィルヘルムを殺害した人物でもあり、宿敵。

実は、この事実には裏がある。
生みの親『最高神』から生み出され、マスターよりも早く覚醒したクレイジーは、片割れであるマスターを強制覚醒するためとして『意識がないまま』世界を破壊した。この世界を維持するためにはマスターとクレイジー、二神が『同時』に存在することが不可欠であり、片方だけでは世界が崩壊してしまう。
そもそもマスターもクレイジーも、世界の崩壊を防ぐために生み出された。クレイジーは早急にマスターを覚醒させる必要があり、その手段が世界の破壊。相反する破壊の力が強まれば、マスターは覚醒せざるおえない。
どちらにせよ『クロイツ王国』滅亡は逃れられぬ運命であったが、クレイジーは決して話そうとはしない。