ドキドキ⁉︎モテ期襲来‼︎
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「あれ……私……」
「エレナ!」
『目を開ければ』そこは、見慣れた自室の天井。
横たわる自身の周りを囲うように、見慣れた顔ぶれ達がこちらを見つめている。
「良かった。目が覚めたんだね」
「ヴィル様……ルフレさんに、メタナイトさんも」
「心配したよ」
「一時はどうなるかと思ったものだ」
状況が飲み込めないエレナの心情を汲み、ヴィルヘルムが経緯を説明。
「エレナ、君は夢の中に囚われていたんだ」
「夢に……ですか?」
「うん。君がいつまで経っても姿を見せないから様子を見に来たら眠ったままでね。どれだけ声を掛けても反応がないから変に思って。そうしたらラフェルトが、君が夢の中に閉じ込められているなんて言うから迎えに行かせたんだ」
なるほど、と点頭したエレナは頭を下げる。
「助けていただきありがとうございました」
「お礼を言われるようなことはしていないんだけどね……」
苦笑で返したヴィルヘルムを他所に、ルフレはそういえばと辺りを見渡す。
「ラフェルトの姿が見えないね」
「それに原因らしきものも見かけていないな」
同じくメタナイトも周囲を見渡すが、エレナを夢の中に閉じ込めた原因らしき姿はない。
エレナが頭の上に疑問符を浮かべる中、ヴィルヘルムの表情が曇る。
(分かるはずがない。……エレナの夢ごと全部、ラフェルトが喰べただろうから)
彼女の夢は、彼女自身にも分からずじまいだったという。