ドキドキ⁉︎モテ期襲来‼︎
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身支度を整え鞄を肩にかけたエレナは扉を施錠し、部室へと向かう。
「やあ、エレナ。おはよう」
「おはようございます。ルフレさん」
道中遭遇したのは、エレナの補佐ファイターのひとり・ルフレ。親しげに片手を挙げ挨拶するルフレに対し、丁寧に腰を折る。
「これから部室に行くのかい?」
「はい。朝礼でお話する連絡事項の読み合わせです」
「そう。なら僕も同席しようかな」
ルフレの申し出に思わず目を瞬く。
ファイターが参加しても問題はないのだが、なにせこんなことを言われるのは始めてだ。
「ヴィルと君を二人きりにさせるのは妬いてしまうからね」
片目を瞑ってみせたルフレに一瞬思考が停止する。
(聞き間違い聞き間違い)
平静を取り繕い「分かりました」と頷いた。
ルフレを伴い部室へ出勤すれば、中ではヴィルヘルムの他に補佐ファイターのひとり・メタナイトが待ち構えていた。
「随分と遅かったが寄り道などしていないな?」
「まさか。楽しくお話をしていただけですよ」
心なしかメタナイト、そしてヴィルヘルムのルフレに向ける視線が鋭く感じる。
「あの……遅かったですか?」
「ううん、大丈夫。エレナ『は』悪くないよ」
機嫌を損ねてしまったのかと謝罪すると、ヴィルヘルムはそう微笑む。
しかし、彼の言葉が気になるのはなぜだろう。
「さてと……じゃあ始めようか」