【六大賢主】に会いに行こう
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「そうですね。まずは、テルルさんのもとに!」
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ルフレとエレナが庭園に足を運ぶと、遠目に水やりをしているテルルの姿が見えた。
「テルルさ〜ん! 少しだけお時間いただけますか〜!」
離れた場所からエレナがそう叫べば、テルルは花壇から顔を上げる。突然の来訪者にあたふたしていたが、おずおずと頷く。
自身の近くまでやって来た二人を恐る恐る見つめながら。テルルは小首をかしげる。
「わたくしにご用とは……?」
「それが――」
ルフレが端的に事情を説明。相槌を打ちつつ話を聞いていたテルルは「そうなのですね」と強張らせていた頬を緩める。
「もちろんご協力いたしますわ、エレナさん」
「テルルさん……ありがとうございます!」
頭を下げるエレナに「とんでもない!」と慌てふためく。
「いつも手伝ってくださっているから……そのお礼。あとで持っていきますわ」
「お願いしますっ」
「良かったね」
すんなりと了承されたことにルフレも安堵する。
(……今回は、エレナが良い関係性を普段から築いているのもあるけど)
まだ庭園に残るというテルルと別れ際、ルフレは彼女にひとつだけ尋ねた。
「テルル。この時間、『君のお兄さん』が何処にいるか知らないかい?」
テルルは暫し思案したのち、憶測を口にする。
「そうですね……恐らく、城内の設備を点検して回っているかと思われます」
「ありがとう。探してみるよ」
謝辞を述べたルフレと共に庭園から去る途中、エレナは声をかけた。
「ルフレさん。もしかして次は……」