輝く星に願いを

第3の願い


 “はじまりの地”中心で栄える街から少し外れた場所には、一軒の宿舎が佇む。
 『戦神の勇者隊』の拠点であるそこに、別部隊の竜使いが降りたった。

 拠点内では、レイを交えて夕食をとっており、それも終わりに近づきつつあった。
「皆の戦闘服って重そうだし動きづらそうだよね。特にベルタちゃんの兜とか潰れちゃわない?」
「レイが貧弱なだけだ」
「え、僕貧弱なの⁉︎ そっかー……僕みたいなのを貧弱って言うんだ」
「大丈夫だ。安心しろレイ。お前が貧弱だったら世の中マッチョだらけだ」
「マッチョだらけはちょっと嫌だなぁ」
「……微妙に噛み合ってないな」
 その時、来客を知らせるチャイムが鳴り響く。
「こんな時間に誰かしら」
 レベッカが扉を開けると、赤い鱗のドラゴンと男の姿が。
「テラ兄! どうしたの?」
 『守護竜騎隊』の一員であり、レベッカの兄貴分でもあるテラが訪れていた。
 今までも一人で遊びに来ることはあったが、今日のように遅い時間は初めてだ。不安げに眉を顰めるレベッカを安心させるように、笑みを浮かべる。
「大した用じゃないんだが……レベッカに預かり物だ」
 差し出されたのは一通の手紙。
「手紙……? ワタシに?」
 誰からだろうと差出人を確認した途端、レベッカの表情が明るいものに変わる。
「コレどうしたの?」
「街でバッタリ会ってな。レベッカに手紙を出そうとしていたから、帰りに届けてくるって預かったんだ」
「そうだったのね。あ、お茶でも飲んでいく?」
「いや、まだ報告が終わってないから帰るよ。じゃあな」
「ええ。ありがとう!」
 テラはバーニングルの背に跨り、颯爽と夜空を駆けていく。
「誰から?」
 ヴァニラは首を傾げ、席に戻ってきたレベッカに声を掛ける。
 嬉しそうに手紙の表面に掌を軽く滑らせながら答えた。
「レッ君よ。ワタシが暮らしていた村でよく遊んでいた男の子なの」
 男の子、というぐらいなのだからレベッカより幼いのだろう。
「その……レッ君君は」
「レッ君は愛称。本名は“レン”よ」
「レン君とは暫く会っていないの?」
 レイの言葉に答えにくそうに視線を逸らす。
 まだ出会ってから日が浅い彼には話していなかったのだ。自身のことを。
 その様子に聞いてはいけない話だと思ったレイは、席を外そうと立ち上がったのだが。
「座って、レイ。隠しているわけじゃないから」
「う、うん。分かった」
 ストンと座り直したレイにありがとうと言い、質問に答える。
「レッ君というより、村にはしばらく帰ってないの。ある理由でね。少し長くなるけど……」
 レベッカは呪われた一族“竜殺しの血族”の話をした。
 神妙な面持ちで聞いていたレイは、話が終わると小さく呪いと呟く。
「……子々孫々まで続く呪いって、相当強いよね」
「なにか気になるのか?」
「そういう訳じゃないけど、『オラトリオ大陸』だとドラゴンって滅多に遭遇しないし、出来ればしたくないしね」
「そうか? 森の中を歩いてたら居るだろ」
「上から降ってきたりもする」
「何それ怖い」
 とにかくとベルタは咳払いして。
「レベッカ。部屋でゆっくり読んできたらどうだ? 後片付けはしておくから」
「そうするわ。ごちそうさま」
 空になったお皿を前に手を合わせてから席を立ち、二階に続く階段を上がっていく。

 自室に入り後ろ手で扉を閉めると、ベッドの縁に腰を落とし丁寧に封を切る。
 中に折り畳まれた便箋を開き、目で追う。

 その頃一階では、夕食の後片付けが終わっていた。
「もうこんな時間かぁ」
「今日は泊まっていったらどうだ?」
「うーん……じゃあお言葉に甘えさせて貰っちゃおうかな」
 楽しげな会話が繰り広げられる中、レイはふと疑問に思っていたことを口にする。
「……あのさ、さっき話に出たレン君ってもしかして……レベッカちゃんの想い人だったりするんじゃない?」
 瞬く間に沈黙が流れた。
「……そうには見えなかったけどな」
 と、呆れ気味にブレイド。
「あれは想い人って言うより、弟みたいな雰囲気だったぞ」
 と、ベルタ。
「アラン、想い人ってなに?」
「え⁉︎ えぇと……説明が難しいな……」
 ヴァニラとアランの二人は置いておき、レイはそっかぁとコーヒーを啜った。
「何て書いてあるんだろうね」

「……」
 一枚半に渡って綴られたメッセージを読み終わる。
 その表情は晴れやかなものではない。
 書かれていた言葉の何処にも、レベッカに対する悪口などは無かったのだが……。最後の文が気になった。

“オレもみんなも、そして村長も。レッカ姉が会いにきてくれるのを、楽しみにしている”

「どうしよう……」
 自分もみんなに会いたい。でも、村を捨てたも同然だ。とても合わせる顔が無い。
 悩みに悩み抜いた末に、遅い時間になってしまった。
 レベッカは慌ててシャワールームに向かい、明日に備えて休むことに。

 *

 ──翌朝。
「じゃーん! マティアス仕込み、バラのホットケーキだよ! どうぞ召し上がれ」
 この日の朝食は、珍しく早く起きたレイが作るホットケーキ。普通のパンケーキの上に、リンゴで表現したバラが乗せられている。
「朝から元気だな」
「これじゃあ、朝に弱いのか強いのか分からん」
「でもおいしい」
「そりゃあマティアスのレシピだし美味しいに決まってるよ」
 ベルタはふと、隣の席に座るレベッカの様子がおかしいことに気付く。
 昨日の手紙のことで何かあったのだろうかと心配になるものの。
「あっ……あの!」
 突然レベッカは机を強く叩き、勢いよく立ち上がった。
 目が点になる一同を置き去りに、心のままに叫ぶ。
「今日一緒に、村に来てほしいの‼︎」
 呆気に取られていたアランは現実に意識を戻すと、レベッカの言葉を繰り返す。
「きょ、今日か? 今度の休みじゃなくて⁇」
「今日がいいの。時間が経つと行かなくなりそうだから……お願いよ、アラン」
「まあ、全員は難しくても2人ぐらいなら……」
「それじゃあダメなの。6人で行きたいの」
「……あれ? 僕も入ってる?」
「みたいだな。どうせ予定入ってないんだろ?」
「人を暇人みたく言うのやめて! ……入ってないけど!」
「じゃあ文句言うなよ」
 アランはレベッカのお願いは叶えてあげたいが、受けた依頼を放棄するわけにはいかないと悩んでいた。
 そこに、パンケーキを半分以上食べ進めていたヴァニラが口を開く。
「……午前中に終わらせればいいと思う」
「たしかにそうだな。手短に気を抜かず片付けよう。レイも協力してくれるか?」
「うんっ、頑張るよ!」
 レベッカは明るくお礼の言葉を述べる。
 朝食をお腹の中に収め、手早く後片付けを済ませると、それぞれ振り分けられた依頼をこなしに別れた。

 それから数時間後──。
「……大丈夫か?」
 “火炎の地”で再集合した彼らは、揃ってレベッカが育った村へと赴き始める。
 ぐったりとした様子のレイは、アランの声掛けに軽く笑う。
「もうブレイド君と一緒やだ」
「はぁ? 何でだよ」
「剣使いが荒すぎるの! 投げるな‼︎」
 何があったかありありと分かる。
 はいはいと受け流すブレイドを尻目に先へ。やがて滑らかな丘を登り切ると、古い民家が並ぶ村が見えてきた。
「……あれがそうなのか?」
 ベルタの問い掛けに、真っ直ぐと村を見据えながら頷く。
 気持ちを落ち着かせるために深呼吸を繰り返すが、ここから一歩も前に進まない。
「……レベッカ」
「わわわわかってるわ!」
 尚も踏み出さないレベッカを見てられないと思ったのか、ブレイドは痛くない程度に背中を叩く。
「早く行こうぜ」
「……ええ、そうよね。行きましょ!」
 やっとのことで丘を降り始めたレベッカを先頭に五人も続く。
 誰もが「また今度にしよう」と優しさを口にしなかったのは、彼女が自分達を無理やり連れてきた理由を汲んだから。
 カチコミに緊張しながら、村に足を踏み入れた。

 *

 門を潜り、迷わず奥へ奥へ歩くレベッカに付いていく。
 互いに顔見知りの村人達は、見慣れない彼らを一瞥しながら口々に言う。

 ねぇあの子って……。
 確か少し前に姿を消したっていう子じゃないか? 
 大勢連れてどうしたのかしら……。

「……あまり歓迎されていないな」
「仕方ないよ。僕達部外者だし」
「ごめんなさい。差別を受けていたから特に当たりが強いの」
「ったく、何処もやる事は変わんねぇな」
「……わたし達の活動で、こういうのがなくなるといいね」
「そうだな」
 一同は小声で話し合いながら、一際大きい造りの民家まで歩く。
 扉の前でレベッカが中に向けて声を掛けると、一人の老人が彼らを出迎えた。
「……お久しぶりです」
 老人は初めこそ驚いていたが、次第に柔らかく微笑んだ。
「おかえり、レベッカ。会いにきてくれて嬉しいよ」
 レベッカは目尻に涙を溜めると、年老いた体を抱きしめた。
「……ただいま」

 一同は、立ち話も何だからと老人の言葉に甘えて家の中へ。広い居間に案内され、座布団の上に足を崩して楽に座る。
「粗茶ですが」
「ありがとうございます」
 一口啜り、湯呑を机に戻す。
 老人は机を挟んで対面に腰を下ろすと、目尻に皺を寄せて笑みを浮かべる。
「遠いところからわざわざ来てくださって……大変だったでしょう」
「い、いえ、そんなことは……」
 会ったことの無いタイプに、しどろもどろになってしまう。
 レベッカは一同の注目を集めるように、あのねと言葉を繋ぐ。
「彼はこの村の長で、ワタシの面倒を見てくれていたアリファーさん」
 次にレベッカはアリファーを見つめて。
「それでね、村長さん。みんなは、ワタシの大切な仲間たち。ワタシのワガママを聞いて一緒に来てくれたの」
 アリファーは終始うんうんと嬉しそうに頷く。まるで孫の話を聞く祖父のようだ。
「そうかい、楽しくやっているようで良かったよ」
「あ、あの……それで……」
 片手で胸元を力強く握りしめる。
 反対の手に、ベルタは自身の手をそっと重ねた。
「ご……ごめんなさい」
 消え入るような声で最大限の謝罪を口にした。
 その場に居る全員の視線を感じ、穴があったら入りたいと本気で思う。
「……お前さんの気持ちは十分に受け取った。ありがとう、レベッカ」
 俯いていた顔を上げると、嘘偽りの無い笑顔を向けられていた。
 目元に浮かぶ涙を拭い、ありがとうの意味を込めて笑顔を返す。
「それに謝らなければならないのは儂も同じ。気づいてやれなくてすまなかった」
 と、頭を下げるアリファーは、なぜか自分が村を飛び出した理由を知っているようであった。
 そのことに意識が向くあまり、謝罪に対する返答が大きく遅れる。
「あっ……うん。わ、わかったわ。でも村長さん、もしかしてワタシが出て行った理由……知ってるの?」
 アリファーは大きく頷いてみせた。
「テラさんがな。儂にだけ話してくれた」
「テラ兄が?」
 きょとんと目を丸くする。
「ああ。あの頃は村中がレベッカを見つけようと必死だった。上手く誤魔化しといてほしいとお願いされたんだよ」
 自身の知らぬ所でそんな出来事があったなど微塵も思わなかった。
 ……いや、見て見ぬふりをしていただけだ。
 ここには居ない兄貴分に、心の中で感謝を述べる。
 その時、腹の虫が静かな空間に鳴り響く。
「……ごめんなさい」
「空気読めよな……」
 犯人のレイは暗いオーラを背に項垂れる。
 尚も鳴き続ける虫の音に笑い声が小さく洩れた。
「村長さん。台所と食材使ってもいい?」
「自由に使うといい。大したもんは無いがな」
「ありがとう! ブレイド、レイも手伝ってくれる?」
「え。……まあいいけど」
「はいはーい!」
 こっちだとレベッカに案内され、ブレイドとレイの二人が客間から出ていく。
 残された三人のうちアランとベルタの二人は、何故ブレイドを選んだのか疑問に思う。
 すると、視界の端に真っ直ぐと天に伸ばす腕が見えた。
「……何をしているんだヴァニラは」
 呆れ顔のベルタに目もくれず、ただじっとアリファーを見つめる。
「質問」
「ん?」
「どうしてレベッカを怒らなかったの?」
「……失礼だぞ」
 アランが咎めるも、ヴァニラは知らん顔で挙げた手を下ろす。
「前に、心配したって怒られたから。違うのかなって」
 ゆっくりとアリファーは首を横に振る。
「それこそ寿命が縮まるぐらい心配はした。だがな、儂に怒る資格はないし、あの子はもう自分の足で歩き出している。……それを叱ることは出来んよ」
 その言葉に微笑み合っていると、襖を引く音が響く。
 現れた青年に、アリファーはおおと声を上げた。
「随分と早かったな、レン」
 その名前には覚えがある。テラがレベッカに渡した手紙の差出人だ。
 レンは乱れた呼吸を整えると、アラン達には目もくれずアリファーに訊ねる。
「レッカ姉が帰ってきてるって聞いたんだ」
「ああ。だが、先ずはお客様に挨拶が先であろう」
 言われて初めてアラン達の存在に気付き、申し訳無いと目尻を下げた。
「はじめまして、レンです。突然すみませんでした」
「気にしないでください。オレはアランです」
「ベルタだ」
「ヴァニラよ」
 三人に会釈し、アリファーの隣へ。
「レン。レベッカは今、台所でお客様と一緒に昼食を作っているのだよ」
「え? レッカ姉が?」
 素っ頓狂な声を上げる。
「……意外そうだな」
 ベルタの態度が高圧的に見えたのか、レンはびくりと肩を跳ねがらせた。
「あ、いや、その……作ってるの見たことないから……」
「そうなの?」
「誰もあの子に料理を教えたことは無いからの」
 楽しみにしているのがひしひしと伝わってくる。
 ベルタとアランはケチャップ料理を思い出し、巧笑した。
「さぞかし美味しいのだろうな」
 本当のことを教えてやれとアランに目配せするも、いやいやと小さく首を横に振る。
 しかし、予期せぬところから答えが。
「レベッカの料理はケチャップ多め」
「ケチャップ……?」
「あはははは……」
 はぁと揃って溜め息を洩らす。
 そこに、客間の外から美味しそうな匂いが漂ってくる。
 間も無く、レベッカ達三人が料理を手に戻ってきた。
「あ……」
 レンと目が合う。
「ひ、久しぶり……レッカ姉」
 対してレベッカは、数刻前まで緊張していたとは思えないほど満面の笑みを浮かべた。
「久しぶり。レッ君」

 *

「洗い終わった皿、こっちに渡してくれ」
 時は進み。レベッカ以外の彼らは、台所で後片付けをしていた。
 久しぶりに会ったのだから三人だけにしておこう……と。
 ベルタはヴァニラから皿を受け取り、水気を切っては近くに重ねていく。
「ぐ……」
「……おーい、レイー。降りてこーい。そのまま踏み台から転げ落ちる未来しか見えんぞー」
「う……うるさ、いな……届く……って……ふん‼︎」
 明らかに届かない場所に無理矢理皿を突っ込む。
 それを白い目で見るブレイドに、アランは聞いてみた。
「なあ、さっきの料理……本当にレベッカが作ったのか? ケチャップの味……そんなにしなかった気がするんだが」
 いやいやと手を横に振る。
「ケチャップ入れようとしてたよ」
「必死に止、め、た、ん、だ」
「あんな所でコンビネーション見せなくていいのにね……」
「だな」
 話を聞いていたベルタがそうかと呟く。
「尊い犠牲だったな」
「いやなってねぇから」
「一触即発だったけど……」
 話している間にも片付けは進み、綺麗にした皿を棚に戻して終了。
「そういえばさ、アラン君」
「なんだ?」
「レベッカちゃんが今日泊まりたいって言ったらどうするの?」
 言われてみれば、その可能性は充分ある。
 明日も部隊としての仕事はあるが、四人でも回せるだろう。
「……まあ、オレ達は難しいが、本人が泊まりたいならいいと思うな」
 他の三人も同意して頷く。
「たまにはいいだろ」
 ──と、思っていた彼らとは裏腹に。話を終えて戻ってきたレベッカが告げたのは……。

「……本当に良いのか?」
 夕陽に頬を照らされながら、村の門を丘の上から見下ろす。
 レベッカを含めた六人は、陽が完全に落ちる前に帰ることにしたのだ。
 他ならぬレベッカ本人の意思。
「ええ」
 ベルタの問いかけにハッキリと答える。
 彼らを見送りにきたアリファーとレンの方に体を向けた。
「これで終わりにするつもりはないから」
 朗笑するレベッカに、二人は安堵したかのように目笑する。
 そろそろ出発するかと、次々に丘を下っていく面々。
「またな。レッカ姉」
「……またね!」
 最後にレベッカは手を大きく振り、丘を駆け降りる。
 アリファーとレンは、彼らの姿が完全に見えなくなるまで見守っていた。
 嬉しいような寂しいような。複雑な感情を抱くも、彼女の新しい門出を祝福したのだった。

「……レンよ」
「ん?」
「告白は当分出来そうにないな」
「なあっ……⁉︎ なぜそれを‼︎」
「年寄りをなめるんじゃない」


『おまけ』
 ある日のこと──。
「ハァ……」
「わあ。これまた大きな溜め息だね。どうしたの?」
 レベッカはコーヒーを啜りながら、あのねとレイに話し始める。
「今日、アンガ様と一緒に村へ行ったのよ」
「アンガさんと?」
「ええ。アレから何度か足を運んだのだけど、どうしてか今日……レッ君の様子がおかしくて……」

 ──どっちがふさわしいか、俺と勝負して下さい‼︎
 ──……ア?
 ──勝敗がハッキリ出る腕相撲で!
 ──いいけどよ? よーい……。
 ──ドン! ってうわ⁉︎

「そうアンガ様に勝負を挑んでいたのよ」
「そ、そうなんだ……」
 何かを察したレイは、愛想笑いを浮かべる。
「誰かと張り合いたかったのかしら」
「違うと思うなー……」

「……どうしましたかアンガ様。腕が痛いのですか?」
「なんかよく知らねーんだけどよ? ずっと腕相撲やらされてたんだよ?」

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