Five Elemental Story 〜絆の聖譚曲〜


伝承にも語られぬいにしえの時代、大陸を統べる王が君臨していた。
いつしか王は異物混人ハイブリッドを愛し、狂い果てる。
やがて、王の愛は大陸全土を脅かす。
そこに五つのエレメントを司る戦神達が立ち上がった。
“このままではエレメントが暴走してしまう──”。
そう考えた彼らは、王が愛した異物混人ハイブリッドと共に深層へと封印した。
全てのはじまりとされる地へ……。


聖譚曲の名を冠した大陸から来た少年は、勇者と呼ばれる者達と出会う。
思えば、このときから歯車は動き出していたのかもしれない。
そして少年は知ることになるだろう。
己の母たる者を。己の存在意義を。
己の──願いを。


これは、第2部へ続く前奏曲プレリュードに過ぎない。
一人の少年と、五人の勇者が奏でる、
絆の聖譚曲オラトリオである。

veni, mi filii.

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