第1.5部短編集
※先に本編を読んでいただくことを推奨します。
・レイとラディウスの通話①
『もしもしレイ? 今平気かな?』
「うんっ。あっ……昨日は出れなくてごめんね」
『それはいいけど……何かあった?』
「ちょっと携帯壊しちゃって。新しくしたり、連絡入れたり色々と……」
『それは災難だったね。お仕事に支障はない?』
「大丈夫。コメィトさんからしか電話来てなかったから。そっちはどう? 順調?」
『いつも通りかな。あ、でも、この前来てくださったお客さんに、レイの記事を見て来たって言ってくれた人が居たんだ』
「え!? ほんと!?」
『本当だよ』
「載ってから結構経ってるのに……。嬉しいなぁ……」
『レイにも聞いて欲しかったな。また来るって言ってたよ』
「もし会えたらいいな。……でもそういうのって迷惑だったりする? うわ、ってならないかな」
『もし迷惑そうだったらオレが止めるよ。それなら安心でしょ?』
「うん、安心かも。ほんとに嬉しいなぁ……。自分の記事を読んでもらえたこともそうだけど、ラディウスのお店を知ってもらえたことも嬉しいんだ」
『そうだね。オレも嬉しいよ。……もうこんな時間か』
「ラディウスはそろそろ寝る時間じゃない?」
『レイもだよ。寝れるときにしっかり寝なきゃ』
「いや〜……書かないと眠れない時がよくあって……でも今日は早めに寝るよ。明日早いからね」
『朝から出かけるの?』
「うん。図書館? ……に。今日も結構調べれたけど、まだまだ謎は多いから」
『そっか……。じゃあ寝坊しないように連絡するよ。何時に起きる予定なの?』
「く……九時です……」
『……全然早くなくない?』
「僕にとって九時は早いの!」
『そうだったね。お客さんが居なかったら九時に連絡するね』
「無理はしないでね。僕ちゃんと起きるからてか起きれるから」
『はいはい』
「あ、絶対信用してない『はい』だそれ」
『それじゃあね。おやすみ、レイ』
「うん。おやすみ」
・レイとラディウスの通話②
「……もしもしラディウス? 今……いいかな?」
『うん、平気だよ。今日はこの前と逆だね』
「あ、確かに……」
『……オレに、なにか話したいことでもあるの?』
「……うん、そう。よく分かったね」
『声だけでわかるよ。レイが元気ないってことぐらい。それで……どうしたの?』
「……今日ね。こっちでお世話になってる人に言われたんだ。僕が隠している事を話せないかって」
『……』
「今すぐにでも話したいけどさ、怖いんだよ。全部話した後に、不気味がられたりするの……。僕、ルイスやランテみたいにメンタル強くないし……。なにより嫌われたくないんだ。例え数日間の付き合いだったとしても。でも……」
『でも……?』
「は……話そうと思ってるんだ。全部、本当の事を」
『……嫌われるかもしれないのに?』
「うん。だけど、今日その人の話を聞いてて思い出したんだ。実際に見てみないと分からない事があるって。そこで生まれ、過ごしたからこそ分かる事がある。僕の目的を果たすには、協力者が必要だって。……だから全部話すよ。例え嫌われても仕方がない」
『でも、やっぱり怖い?』
「……よく気付いたね」
『気づくよ。だてに親友やってないから。……レイ、オレはレイがレイである限り親友を辞めないから、安心して自分の道を進んで』
「……うん。ありがとう、ラディウス」
『少しは勇気出たかな』
「うんっ。明日……頑張るから」
『応援してるよ。……レイ。あのさ』
「ん?」
『誰にだって一人で苦難を背負うことがあると思う。それが他人に理解できないことならなおさら』
「ラディウス……?」
『だからこそ、レイ。君だけはオレに話してほしい。辛いことでもなんでも、本音を言ってほしい。……約束してくれる?』
「……勿論。約束するよ。でもいきなりどうしたのさ。本音を話してくれって……僕が本音を話さなかった事ってある?」
『そう……だよね。急にごめん。なんか……不安になって……』
「大袈裟だって。心配してくれるのは嬉しいけどね。……ってもうこんな時間じゃん。そろそろ寝なきゃ」
『だね。……おやすみ、レイ』
「おやすみ、ラディウス」
ピッ。
「……」
ピッ、ピッ、ピッ。
「……あっ。もしもし? ちょっといいかな……」
・レイとラディウスの通話①
『もしもしレイ? 今平気かな?』
「うんっ。あっ……昨日は出れなくてごめんね」
『それはいいけど……何かあった?』
「ちょっと携帯壊しちゃって。新しくしたり、連絡入れたり色々と……」
『それは災難だったね。お仕事に支障はない?』
「大丈夫。コメィトさんからしか電話来てなかったから。そっちはどう? 順調?」
『いつも通りかな。あ、でも、この前来てくださったお客さんに、レイの記事を見て来たって言ってくれた人が居たんだ』
「え!? ほんと!?」
『本当だよ』
「載ってから結構経ってるのに……。嬉しいなぁ……」
『レイにも聞いて欲しかったな。また来るって言ってたよ』
「もし会えたらいいな。……でもそういうのって迷惑だったりする? うわ、ってならないかな」
『もし迷惑そうだったらオレが止めるよ。それなら安心でしょ?』
「うん、安心かも。ほんとに嬉しいなぁ……。自分の記事を読んでもらえたこともそうだけど、ラディウスのお店を知ってもらえたことも嬉しいんだ」
『そうだね。オレも嬉しいよ。……もうこんな時間か』
「ラディウスはそろそろ寝る時間じゃない?」
『レイもだよ。寝れるときにしっかり寝なきゃ』
「いや〜……書かないと眠れない時がよくあって……でも今日は早めに寝るよ。明日早いからね」
『朝から出かけるの?』
「うん。図書館? ……に。今日も結構調べれたけど、まだまだ謎は多いから」
『そっか……。じゃあ寝坊しないように連絡するよ。何時に起きる予定なの?』
「く……九時です……」
『……全然早くなくない?』
「僕にとって九時は早いの!」
『そうだったね。お客さんが居なかったら九時に連絡するね』
「無理はしないでね。僕ちゃんと起きるからてか起きれるから」
『はいはい』
「あ、絶対信用してない『はい』だそれ」
『それじゃあね。おやすみ、レイ』
「うん。おやすみ」
・レイとラディウスの通話②
「……もしもしラディウス? 今……いいかな?」
『うん、平気だよ。今日はこの前と逆だね』
「あ、確かに……」
『……オレに、なにか話したいことでもあるの?』
「……うん、そう。よく分かったね」
『声だけでわかるよ。レイが元気ないってことぐらい。それで……どうしたの?』
「……今日ね。こっちでお世話になってる人に言われたんだ。僕が隠している事を話せないかって」
『……』
「今すぐにでも話したいけどさ、怖いんだよ。全部話した後に、不気味がられたりするの……。僕、ルイスやランテみたいにメンタル強くないし……。なにより嫌われたくないんだ。例え数日間の付き合いだったとしても。でも……」
『でも……?』
「は……話そうと思ってるんだ。全部、本当の事を」
『……嫌われるかもしれないのに?』
「うん。だけど、今日その人の話を聞いてて思い出したんだ。実際に見てみないと分からない事があるって。そこで生まれ、過ごしたからこそ分かる事がある。僕の目的を果たすには、協力者が必要だって。……だから全部話すよ。例え嫌われても仕方がない」
『でも、やっぱり怖い?』
「……よく気付いたね」
『気づくよ。だてに親友やってないから。……レイ、オレはレイがレイである限り親友を辞めないから、安心して自分の道を進んで』
「……うん。ありがとう、ラディウス」
『少しは勇気出たかな』
「うんっ。明日……頑張るから」
『応援してるよ。……レイ。あのさ』
「ん?」
『誰にだって一人で苦難を背負うことがあると思う。それが他人に理解できないことならなおさら』
「ラディウス……?」
『だからこそ、レイ。君だけはオレに話してほしい。辛いことでもなんでも、本音を言ってほしい。……約束してくれる?』
「……勿論。約束するよ。でもいきなりどうしたのさ。本音を話してくれって……僕が本音を話さなかった事ってある?」
『そう……だよね。急にごめん。なんか……不安になって……』
「大袈裟だって。心配してくれるのは嬉しいけどね。……ってもうこんな時間じゃん。そろそろ寝なきゃ」
『だね。……おやすみ、レイ』
「おやすみ、ラディウス」
ピッ。
「……」
ピッ、ピッ、ピッ。
「……あっ。もしもし? ちょっといいかな……」