スマブラDiary for Refrain(夢小説)
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
※今作のみ夢主とクレイジー(擬人化)が結ばれております。
燦々と降り注ぐ日差しは陽炎をも生み出すほど熱い。
そんな暑さを涼しもうと、付き合い始めたクレイジーは(何かと葛藤しながらも)彼女であるリヨンを誘って二人だけの海デートにやって来た。
リヨンの水着姿は──残念ながら白のシャツによって隠されてしまっているが、クレイジーは破裂するのではという具合に胸中がドキドキしている。
『どうした、クレイジー。顔色が悪いぞ』
「い、いや、なんでもない」
『そうか。ならさっさとパラソルを組み立てよう。暑いからな』
と、頼り甲斐のあるリヨンが荷物の中からパラソルを引っ張り出してささっと組み立ててしまう。
役に立っていないと若干落ち込むクレイジーだったが、目の前で突然白のシャツを脱ぎ始めたリヨンに目をひん剥かせる。
「お、おい! いきなりどうしたんだ!」
彼にしては珍しく声を上げたことに驚きつつも、リヨンは──日焼け止めを片手にきょとんと見つめ返す。
『焼けたくないから日焼け止めを塗るだけだ。お前も手伝ってくれるか?』
「手伝うって……?」
『背中側を塗ってほしい。頼んだぞ』
砂浜の上にひいたシートの上にちょこんと座るリヨンに、クレイジーは表情に出さずとも動揺しっぱなしだった。
それでも彼氏なのだからと自らを奮い立たせ、リヨンの背に座る。
──びくっ。
「⁉︎」
『あ、悪い』
日焼け止めを手に取って体に触れた瞬間。リヨンの体が震え、狼狽える。
落ち着けと必死に抑え込みながら、艶やかで柔らかい肌に触れていく。恥ずかしさのあまり熱中症で倒れてしまいそうだ。くらくらする。
どうにか塗り終えたクレイジーはだらりと脱力しながら、リヨンが他の場所を塗っていくのを見守る。
首や腕、腹に脚。見てはいけないと思い始めたクレイジーはそっと視線を逸らした。
『待たせたな、クレイジー。さあ、私たちも海に行こう』
「あ、ああ……」
日陰から抜け出せば、リヨンの水着姿がより一層際立つ。
群青色の下着から今にも溢れそうな胸元に思わず目が入ってしまい、急激に熱を帯びる。リヨンはそんな視線をもろともせず、ブロンドヘアーの髪を靡かせて海の中へと入っていった。
『ああ……気持ちいいな、この感覚……』
瞑目し波打ち際を堪能するリヨンだったが、同じく海水浴を楽しむ男のグループに目をつけられていることに。クレイジーは真っ先に気づいた。
あのリヨンのことだ。絡まれても追い払えるだろうが……“彼氏”として、ちょっといただけない。
クレイジーはリヨンの隣に並ぶと──さっきまでの初心さはどこへやら。突然肩を掴み、己の胸元に引き寄せる。そして耳元に唇を寄せれば。
「俺の傍から離れるな」
「──!」
低めの甘いボイスに流石のリヨンも顔を真っ赤にして俯く。
『こ、来い! クレイジー!』
と、腕を引き海の中に入っていくリヨン。膝まで浸かる位置で立ち止まれば、照れ隠しでクレイジーに手で掬った海水をふっかけた。
「うおっ」
『このっ、このっ!』
何度も繰り返すリヨンにニィッと歯を見せたクレイジーも、同じく両手で掬った水を掛け合う。
太陽の光に反射してキラキラと輝く海水に美男美女。ビーチの視線は、瞬く間に二人締めするのであった。
燦々と降り注ぐ日差しは陽炎をも生み出すほど熱い。
そんな暑さを涼しもうと、付き合い始めたクレイジーは(何かと葛藤しながらも)彼女であるリヨンを誘って二人だけの海デートにやって来た。
リヨンの水着姿は──残念ながら白のシャツによって隠されてしまっているが、クレイジーは破裂するのではという具合に胸中がドキドキしている。
『どうした、クレイジー。顔色が悪いぞ』
「い、いや、なんでもない」
『そうか。ならさっさとパラソルを組み立てよう。暑いからな』
と、頼り甲斐のあるリヨンが荷物の中からパラソルを引っ張り出してささっと組み立ててしまう。
役に立っていないと若干落ち込むクレイジーだったが、目の前で突然白のシャツを脱ぎ始めたリヨンに目をひん剥かせる。
「お、おい! いきなりどうしたんだ!」
彼にしては珍しく声を上げたことに驚きつつも、リヨンは──日焼け止めを片手にきょとんと見つめ返す。
『焼けたくないから日焼け止めを塗るだけだ。お前も手伝ってくれるか?』
「手伝うって……?」
『背中側を塗ってほしい。頼んだぞ』
砂浜の上にひいたシートの上にちょこんと座るリヨンに、クレイジーは表情に出さずとも動揺しっぱなしだった。
それでも彼氏なのだからと自らを奮い立たせ、リヨンの背に座る。
──びくっ。
「⁉︎」
『あ、悪い』
日焼け止めを手に取って体に触れた瞬間。リヨンの体が震え、狼狽える。
落ち着けと必死に抑え込みながら、艶やかで柔らかい肌に触れていく。恥ずかしさのあまり熱中症で倒れてしまいそうだ。くらくらする。
どうにか塗り終えたクレイジーはだらりと脱力しながら、リヨンが他の場所を塗っていくのを見守る。
首や腕、腹に脚。見てはいけないと思い始めたクレイジーはそっと視線を逸らした。
『待たせたな、クレイジー。さあ、私たちも海に行こう』
「あ、ああ……」
日陰から抜け出せば、リヨンの水着姿がより一層際立つ。
群青色の下着から今にも溢れそうな胸元に思わず目が入ってしまい、急激に熱を帯びる。リヨンはそんな視線をもろともせず、ブロンドヘアーの髪を靡かせて海の中へと入っていった。
『ああ……気持ちいいな、この感覚……』
瞑目し波打ち際を堪能するリヨンだったが、同じく海水浴を楽しむ男のグループに目をつけられていることに。クレイジーは真っ先に気づいた。
あのリヨンのことだ。絡まれても追い払えるだろうが……“彼氏”として、ちょっといただけない。
クレイジーはリヨンの隣に並ぶと──さっきまでの初心さはどこへやら。突然肩を掴み、己の胸元に引き寄せる。そして耳元に唇を寄せれば。
「俺の傍から離れるな」
「──!」
低めの甘いボイスに流石のリヨンも顔を真っ赤にして俯く。
『こ、来い! クレイジー!』
と、腕を引き海の中に入っていくリヨン。膝まで浸かる位置で立ち止まれば、照れ隠しでクレイジーに手で掬った海水をふっかけた。
「うおっ」
『このっ、このっ!』
何度も繰り返すリヨンにニィッと歯を見せたクレイジーも、同じく両手で掬った水を掛け合う。
太陽の光に反射してキラキラと輝く海水に美男美女。ビーチの視線は、瞬く間に二人締めするのであった。