ヴァリアーさん家の仔羊?さん
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※【スクアーロside】
何時もの様に任務を終え、XANXUSに報告書を提出したスクアーロは自分の部屋に戻って寝ようと廊下を歩いていた。
連日徹夜の任務だったせいもあり、流石のスクアーロも身体は限界に近かった。
報告書も提出し終えているのですぐさま自室に戻ろうとしていたのだが、朝早いにも関わらず談話室の方が何故か騒がしい。
(またリーノが朝っぱらから騒いでんのかぁ?)
そう思いながら談話室の扉を開けると、スクアーロの目にはディーノの姿が映る。
従兄弟であるリーノに会いにくる、その光景はスクアーロもよく目にする光景だ。
だが最近はリーノに会いに来る頻度がおかしいんじゃないか?と思う程よく見かける。
以前は月一位だったはずなのに、何故か最近は週三のペースで見かけるようになった。
ボンゴレの同盟ファミリーであるキャバッローネのボスであるディーノだってそれなりに忙しいはずだ。
それなのに頻繁にヴァリアーの屋敷に足を運ぶディーノに対し「仕事しやがれ!!!」と言おうと思ったが、それを口にする事は出来なかった。
「う"お"ぉぉぃぃいい跳ね馬…」
「ん、なんだスクアーロかよ。どうかしたのか?」
スクアーロの言葉にディーノは不思議そうにスクアーロの方へと視線を向ける。
手にはリーノを抱え、それこそ幼い子供にするような高い高いと言った感じにリーノを抱き上げていた。
そんなリーノの姿にスクアーロは顔を青ざめながら身体を震わせる。
夢でも見ているのか?連日の徹夜の任務のせいで自分の頭がイかれてしまったのだろうと思ったがそれはないだろう、と自分に言い聞かせた。
「…跳ね馬ぁ、お前が抱きあげてる奴は…」
「はぁ?大丈夫かよスクアーロ?リーノに決まってるじゃねぇーか」
一体何を言ってるんだ?と言わんばかりにディーノは不思議そうな顔をする。
スクアーロだって分かっている、ディーノが抱き上げているのがリーノだと言う事くらい。
だが違う、そうじゃない、そこではないとスクアーロは頭を抱えた。
「…何でリーノが太ってんだ!?一昨日まで普通だっただろうが!?寧ろ球体じゃねぇーかぁぁあああ!!??」
スクアーロは自分の目に映ったリーノを指さしながら叫ぶ。
最後に見た時のリーノは確かに普通だった、体系もスリムで素早い身のこなしだっていとも簡単に出来るほどだ。
それがどうだろう?
今スクアーロの目に映っているリーノは、先程スクアーロが叫んだ言葉の通り球体だ。
凹凸もくびれも何もない、日本の漢字一文字で表すなら丸だった。
何がどうなって今の体系になったのだと、スクアーロは訳も分からずリーノを見る。
「ははっ、何言ってんだよスクアーロ?何時も通りの可愛いリーノに向かって球体とか言うなよな」
「何時も通りじゃねぇーだろ!?お前の眼は節穴かぁぁあ!?眼科行け眼科」
「おかしな事言うなスクアーロ、俺の視力は正常だぜ?」
「嘘付け!!しかもリーノを持ち上げてる腕震えてんぞ!!」
「ははっ、俺ももう歳かな?」
「歳とかの問題じゃねぇーだろうがぁぁぁああああ!!!」
ディーノにツッコミを入れたが、ディーノは全く気にせずにスクアーロを無視する。
無視して抱えているリーノに「リーノは可愛いな」と甘い言葉をかけるのであった。
『う~…ディーノ肉~』
「分かってるって、ほらジンギスカンな」
『もぐもぐ、美味しい』
「相変わらず食べてる姿も可愛いな、リーノは」
「それ以上リーノを太らすんじゃねぇーよ!?暗殺が仕事なのにそんな体系じゃ暗殺すらできねぇーぜ!?」
『出来る…し』
そう言いながらリーノは愛用の武器である鉈を取り出し振り回そうとする。
ブン…ブン…っと、普段の時よりも鉈を振り下ろすスピードは明らかに遅い。
どう見てもダイエットしないと任務で殺る側ではなく、殺られる側になってしまうとスクアーロは思った。
「う"お"お"ぉ"ぉぉおおい、明日からダイエットすんぞリーノ!!」
『やぁぁ、食べる』
そう言いながらスクアーロに鉈を放り投げ、リーノは肉を食べようとする。
痩せていた時ならまだしも、今のリーノの投げた鉈等目を瞑ってでもかわせるほど遅い。
ひょいっと軽々しく鉈を避けてはリーノにスクアーロは掴みかかり「もう食べるな!!!」と叫ぶのであった。
―――次の日、昨日宣言した通りリーノにダイエットさせようと早朝からスクアーロは談話室に居た。
流石に仕事に支障をきたすわけには行かないと厳しいダイエットメニューも考えていたのだが…
「う"お"ぉぉぃぃいいどうなってんだよこれは…」
「今日も今日とて可愛いなリーノは」
『えへへ、ありがとうディーノ!』
スクアーロの目には昨日と同じようにディーノに抱き上げられているリーノの姿が視界に映る。
だが昨日と違い、リーノの体系は球体ではなかった。
何時も通りのスリムなリーノの姿がそこにあったのだ。
昨日の今日にして、どういう事だ?とスクアーロは相変わらず仲のいいリーノとディーノの二人を見ながら再度首を傾げた。
(……どうなってんだ…?)
beforeafter
(う"お"ぉぉぃぃいいい!?どういう造りになってんだリーノの体は!?!)
(へ?普通の造りじゃん)
(そうだぜスクアーロ、何世にも奇妙なものを見たって顔してんだよ?)
(お前ら頭大丈夫かよ!?)
(いたって大丈夫だよ)
(いたって大丈夫だぜ?)
2024/08/09
何時もの様に任務を終え、XANXUSに報告書を提出したスクアーロは自分の部屋に戻って寝ようと廊下を歩いていた。
連日徹夜の任務だったせいもあり、流石のスクアーロも身体は限界に近かった。
報告書も提出し終えているのですぐさま自室に戻ろうとしていたのだが、朝早いにも関わらず談話室の方が何故か騒がしい。
(またリーノが朝っぱらから騒いでんのかぁ?)
そう思いながら談話室の扉を開けると、スクアーロの目にはディーノの姿が映る。
従兄弟であるリーノに会いにくる、その光景はスクアーロもよく目にする光景だ。
だが最近はリーノに会いに来る頻度がおかしいんじゃないか?と思う程よく見かける。
以前は月一位だったはずなのに、何故か最近は週三のペースで見かけるようになった。
ボンゴレの同盟ファミリーであるキャバッローネのボスであるディーノだってそれなりに忙しいはずだ。
それなのに頻繁にヴァリアーの屋敷に足を運ぶディーノに対し「仕事しやがれ!!!」と言おうと思ったが、それを口にする事は出来なかった。
「う"お"ぉぉぃぃいい跳ね馬…」
「ん、なんだスクアーロかよ。どうかしたのか?」
スクアーロの言葉にディーノは不思議そうにスクアーロの方へと視線を向ける。
手にはリーノを抱え、それこそ幼い子供にするような高い高いと言った感じにリーノを抱き上げていた。
そんなリーノの姿にスクアーロは顔を青ざめながら身体を震わせる。
夢でも見ているのか?連日の徹夜の任務のせいで自分の頭がイかれてしまったのだろうと思ったがそれはないだろう、と自分に言い聞かせた。
「…跳ね馬ぁ、お前が抱きあげてる奴は…」
「はぁ?大丈夫かよスクアーロ?リーノに決まってるじゃねぇーか」
一体何を言ってるんだ?と言わんばかりにディーノは不思議そうな顔をする。
スクアーロだって分かっている、ディーノが抱き上げているのがリーノだと言う事くらい。
だが違う、そうじゃない、そこではないとスクアーロは頭を抱えた。
「…何でリーノが太ってんだ!?一昨日まで普通だっただろうが!?寧ろ球体じゃねぇーかぁぁあああ!!??」
スクアーロは自分の目に映ったリーノを指さしながら叫ぶ。
最後に見た時のリーノは確かに普通だった、体系もスリムで素早い身のこなしだっていとも簡単に出来るほどだ。
それがどうだろう?
今スクアーロの目に映っているリーノは、先程スクアーロが叫んだ言葉の通り球体だ。
凹凸もくびれも何もない、日本の漢字一文字で表すなら丸だった。
何がどうなって今の体系になったのだと、スクアーロは訳も分からずリーノを見る。
「ははっ、何言ってんだよスクアーロ?何時も通りの可愛いリーノに向かって球体とか言うなよな」
「何時も通りじゃねぇーだろ!?お前の眼は節穴かぁぁあ!?眼科行け眼科」
「おかしな事言うなスクアーロ、俺の視力は正常だぜ?」
「嘘付け!!しかもリーノを持ち上げてる腕震えてんぞ!!」
「ははっ、俺ももう歳かな?」
「歳とかの問題じゃねぇーだろうがぁぁぁああああ!!!」
ディーノにツッコミを入れたが、ディーノは全く気にせずにスクアーロを無視する。
無視して抱えているリーノに「リーノは可愛いな」と甘い言葉をかけるのであった。
『う~…ディーノ肉~』
「分かってるって、ほらジンギスカンな」
『もぐもぐ、美味しい』
「相変わらず食べてる姿も可愛いな、リーノは」
「それ以上リーノを太らすんじゃねぇーよ!?暗殺が仕事なのにそんな体系じゃ暗殺すらできねぇーぜ!?」
『出来る…し』
そう言いながらリーノは愛用の武器である鉈を取り出し振り回そうとする。
ブン…ブン…っと、普段の時よりも鉈を振り下ろすスピードは明らかに遅い。
どう見てもダイエットしないと任務で殺る側ではなく、殺られる側になってしまうとスクアーロは思った。
「う"お"お"ぉ"ぉぉおおい、明日からダイエットすんぞリーノ!!」
『やぁぁ、食べる』
そう言いながらスクアーロに鉈を放り投げ、リーノは肉を食べようとする。
痩せていた時ならまだしも、今のリーノの投げた鉈等目を瞑ってでもかわせるほど遅い。
ひょいっと軽々しく鉈を避けてはリーノにスクアーロは掴みかかり「もう食べるな!!!」と叫ぶのであった。
―――次の日、昨日宣言した通りリーノにダイエットさせようと早朝からスクアーロは談話室に居た。
流石に仕事に支障をきたすわけには行かないと厳しいダイエットメニューも考えていたのだが…
「う"お"ぉぉぃぃいいどうなってんだよこれは…」
「今日も今日とて可愛いなリーノは」
『えへへ、ありがとうディーノ!』
スクアーロの目には昨日と同じようにディーノに抱き上げられているリーノの姿が視界に映る。
だが昨日と違い、リーノの体系は球体ではなかった。
何時も通りのスリムなリーノの姿がそこにあったのだ。
昨日の今日にして、どういう事だ?とスクアーロは相変わらず仲のいいリーノとディーノの二人を見ながら再度首を傾げた。
(……どうなってんだ…?)
beforeafter
(う"お"ぉぉぃぃいいい!?どういう造りになってんだリーノの体は!?!)
(へ?普通の造りじゃん)
(そうだぜスクアーロ、何世にも奇妙なものを見たって顔してんだよ?)
(お前ら頭大丈夫かよ!?)
(いたって大丈夫だよ)
(いたって大丈夫だぜ?)
2024/08/09
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