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※エピローグ・特別編後のお話(ネタバレあり)
「うん…」
「目が覚めましたか名無し様?」
「…稲葉?」
誰かが髪を撫でる感触に、名無しは重たい瞼をゆっくりと持ち上げた。
ぼんやりとはっきりしない視界には、朧げに微笑を浮かべる稲葉が目に映る。
だが何時もの稲葉と違い、きっちりと着こなしているはずの寝巻きははだけ、稲葉の胸元から隠れているはずの肌が姿をのぞかせる。
寝起きのせいで頭がうまく働いていない名無しは、ただぼーっと稲葉を眠たそうなその瞳に映す。
そんな名無しに稲葉は微笑だまま、そっと名無しの髪に自分の指を絡ませ梳く。
「昨日はその…申し訳ありませんでした、名無し様…」
「…何が?」
「少し激しくしてしまいましたから…」
そう言って稲葉は名無しから頬を赤く染め視線を逸らす。
思わず首を傾げなんのことだろう?と聞き返そうと思ったが、名無しは体を起こし自分の格好を見て稲葉と同じように頬を赤く染めた。
稲葉と同じように胸元ははだけ、白い肌にはいくつもの赤い花びらは咲いていた。
そしてよく見てみれば名無しが着ている寝間着も、昨日着ていたものではなく見慣れない青色の寝間着だった。
名無しが着るにしては裾が長くかなり大きめの物。
昨日、ようやく祝言を挙げた二人は昨夜初夜を迎えた。
初めてではなかったものの、稲葉とはこれまでに何度も肌を重ねたことがあり今更恥じることではないのだが…
「…っつ」
昨夜の行為を思いだしてしまい、名無しさらに頬を赤く染める。
途中から記憶が途切れているあたり、先に眠ってしまった名無しに、稲葉は自分の寝巻きを着せたのだろう。
「名無し様の寝間着も汚してしまったので…私の寝巻きを着させていただきましたが…大きかったようですね…」
「う、ううん、いいの稲葉…気にしないで…」
名無しにそう言われるものの、稲葉はそれでも尚すまなさそうに「…申し訳ございません」っと呟いた。
欲を抑えられないまま欲するままに稲葉は名無しを抱いてしまったことを、稲葉は後悔しているようだ。
そんな稲葉に名無しはぎゅっと抱きつき「大丈夫だよ」っと呟いた。
「…ですが」
「あのね、稲葉にああいう事されるの嫌いじゃないし…それに…」
「それに…?」
「…それにね…昨日の激しい稲葉も…嫌いじゃないよ…」
「っつ…名無し様っ…」
その言葉を聞き、稲葉はそっと名無しを褥に押し倒した。
名無しは不思議そうに首を傾げ「い、稲葉…?」と押し倒してきた稲葉へと視線を向ける。
申し訳なさそうな表情ではあるが、熱を帯びた眼差しを名無しに向け、髪をひと撫でする。
「…申し訳ございません名無し様…名無し様がそのように可愛いことを申しますので…襲っても、よろしいでしょうか?」
「で、でも稲葉江戸城に行かないといけないんじゃあ…」
「大丈夫ですよ名無し様。…大事を取って、今日もお休みを頂いていますので…」
そう言いながら稲葉は名無しの唇に貪りつく。
昨夜も何度も名無しの唇に貪りついていたが、そんな事等なかったかのように…何度も角度を変え、時には舌を絡ませて…。
稲葉の行為に思わずとろんと瞳がとろけ、名無しは瞳を閉じた。
ゆっくりと稲葉の首に腕を回し、まるでその行為を促すように―――…
「うん…」
「目が覚めましたか名無し様?」
「…稲葉?」
誰かが髪を撫でる感触に、名無しは重たい瞼をゆっくりと持ち上げた。
ぼんやりとはっきりしない視界には、朧げに微笑を浮かべる稲葉が目に映る。
だが何時もの稲葉と違い、きっちりと着こなしているはずの寝巻きははだけ、稲葉の胸元から隠れているはずの肌が姿をのぞかせる。
寝起きのせいで頭がうまく働いていない名無しは、ただぼーっと稲葉を眠たそうなその瞳に映す。
そんな名無しに稲葉は微笑だまま、そっと名無しの髪に自分の指を絡ませ梳く。
「昨日はその…申し訳ありませんでした、名無し様…」
「…何が?」
「少し激しくしてしまいましたから…」
そう言って稲葉は名無しから頬を赤く染め視線を逸らす。
思わず首を傾げなんのことだろう?と聞き返そうと思ったが、名無しは体を起こし自分の格好を見て稲葉と同じように頬を赤く染めた。
稲葉と同じように胸元ははだけ、白い肌にはいくつもの赤い花びらは咲いていた。
そしてよく見てみれば名無しが着ている寝間着も、昨日着ていたものではなく見慣れない青色の寝間着だった。
名無しが着るにしては裾が長くかなり大きめの物。
昨日、ようやく祝言を挙げた二人は昨夜初夜を迎えた。
初めてではなかったものの、稲葉とはこれまでに何度も肌を重ねたことがあり今更恥じることではないのだが…
「…っつ」
昨夜の行為を思いだしてしまい、名無しさらに頬を赤く染める。
途中から記憶が途切れているあたり、先に眠ってしまった名無しに、稲葉は自分の寝巻きを着せたのだろう。
「名無し様の寝間着も汚してしまったので…私の寝巻きを着させていただきましたが…大きかったようですね…」
「う、ううん、いいの稲葉…気にしないで…」
名無しにそう言われるものの、稲葉はそれでも尚すまなさそうに「…申し訳ございません」っと呟いた。
欲を抑えられないまま欲するままに稲葉は名無しを抱いてしまったことを、稲葉は後悔しているようだ。
そんな稲葉に名無しはぎゅっと抱きつき「大丈夫だよ」っと呟いた。
「…ですが」
「あのね、稲葉にああいう事されるの嫌いじゃないし…それに…」
「それに…?」
「…それにね…昨日の激しい稲葉も…嫌いじゃないよ…」
「っつ…名無し様っ…」
その言葉を聞き、稲葉はそっと名無しを褥に押し倒した。
名無しは不思議そうに首を傾げ「い、稲葉…?」と押し倒してきた稲葉へと視線を向ける。
申し訳なさそうな表情ではあるが、熱を帯びた眼差しを名無しに向け、髪をひと撫でする。
「…申し訳ございません名無し様…名無し様がそのように可愛いことを申しますので…襲っても、よろしいでしょうか?」
「で、でも稲葉江戸城に行かないといけないんじゃあ…」
「大丈夫ですよ名無し様。…大事を取って、今日もお休みを頂いていますので…」
そう言いながら稲葉は名無しの唇に貪りつく。
昨夜も何度も名無しの唇に貪りついていたが、そんな事等なかったかのように…何度も角度を変え、時には舌を絡ませて…。
稲葉の行為に思わずとろんと瞳がとろけ、名無しは瞳を閉じた。
ゆっくりと稲葉の首に腕を回し、まるでその行為を促すように―――…
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