家庭教師ヒットマンREBORN!
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※【さよなら 初恋】のその後
※ディーノ→←夢主
※ディーノは出て来ません
※一人称
「初恋は実らないってよく言いますけど、先輩の場合はどうでした?」
仕事終わりの居酒屋で、私は後輩ちゃんと二人で飲んでいた。
定期的に私と後輩ちゃんは二人で居酒屋へ行き日頃の愚痴をお互い零してはまた「明日から頑張ろう!」とストレス発散をする。
今日が丁度その日で、チーズスティックをポリポリと食べていた私は『どったの?突然?』と後輩ちゃんの言葉に首を傾げる。
「この間何かの記事で初恋が実ってそのまま結婚した人って数字に置き換えると本当に少なかったの思い出して先輩はどうだったのかな?って。うちは勿論実りませんでしたけどね!」
『あはは、唐突過ぎるでしょ…まぁ、私も初恋は付き合うには付き合ったけど結局別れちゃったから実ってない事になるけど…』
「え、そうなんですか?と言うかその初恋の人とはどうして別れたんですか?」
後輩ちゃんの言葉に私は一瞬言葉を飲み込む。
流石にマフィアのボスと一般人だからだよ~なんて言えず、別の言葉を絞り出す。
『…お互いがお互い好きだったから…別れたんだよ』
そう紡いだ私の言葉に、後輩ちゃんはきょとんとしては首を傾げる。
当然だ。
誰だってお互いが好きなのに何で別れる必要があるのだろうと思っても仕方ないと思う。
もし私が後輩ちゃんと同じように聞いていたら『え、何で別れる必要なくない?』って普通に言う自信があるもん。
「何でそれで別れる必要があるんですか?性格が合わないとか、喧嘩別れしたならまだしも…好き同士ならそのまま付き合ってればいいのに」
『難しいけど…実際問題、“好き”だけじゃどうにもならないって事だよ』
たかが学生のうちの恋愛だ。
結婚するわけでもなく、そこまで大きなものとすら当時は考える事なんてない。
好きか嫌いか、付き合いたいか付き合いたくないか。
それだけで完結出来ていたはずなのに、未来を見据えて出された結論。
だから私が言葉にした“好き”だけじゃどうにもならないと言う言葉が自分に刺さる。
だって好きでも、どんない足掻いても私はきっと一般人である自分の無力さにきっと絶望していたと思うから。
「えー、なんかやだなそれ」
『やだって言っても仕方ないの。そう言う恋愛もあるん、だよ』
苦笑しながら私は甘いカクテルを一口飲む。
大人ぶった自分の言葉に反吐が出るな~なんて思いながら、カクテルの入ったグラスがカランと音を立てる。
私の心とは裏腹に、カクテルの味は甘ったるく、まるであの頃を思い出すように甘すぎる味がする。
後輩ちゃんの言う様に、好きなら好きでいいじゃない!っと言う言葉がまかり通るなら…どれだけ良かっただろうか。
でもそれが許されない立場だったのだ、ディーノは。
そして私はその立場にすら、ディーノの隣に居る事すら出来ないただの一般人。
いい加減初恋に…ディーノとの思い出に縋りつくのを辞めたいけど…それでも忘れられずに私はディーノとの思い出に縋っている。
勿論私だってこのままじゃ駄目だと思って何人かと付き合ったことだってある。
けれどそう簡単に好きって気持ちは消えてくれなかった。
ディーノじゃなきゃ嫌だ。
心の何処かでそう思っているからこそ、新しい恋愛に気持ちを切り替えた所で結局別れを切り出されるのだ。
日本に戻ってきて、高校、専門学校、そして社会人になった今までに数人付き合った。
けれど別れ際決まって「俺と“名無しの中の誰か”をもう重ねないでくれ」と言われるのだ。
一人だけならまだしも、これまで付き合ってきた人全員に言われてしまえばもう恋なんて諦めた方がいいのではないだろうか?と思ってしまう。
私自身そんなつもりは全くなかった。
けれど、無意識のうちに私はディーノを求めていたのだろう。
まさか私自身、こんなにも自分がめんどくさくて引きづるタイプの人間だと思ってもみなかった。
(ねぇ、ディーノ。私がまだディーノの事好きだよって言ったら…ディーノは怒るかな?)
心の中でディーノにそう問いかける。
勿論返事も無ければそれに答える言葉もない事は、私自身十分に理解している。
あの学校の卒業式が終われば、私は直ぐに親の都合へ日本へと帰って来た。
卒業のタイミングで日本に戻れば私は学生としてまた新しい学校生活を迎えた。
それが決まっていたから…私はディーノの連絡先すら聞かず、何も言わず別れの挨拶もしなかった。
あれから早数年経つと言うのに…消えない想いに、消えない過去の初恋。
縋りつくように何時までも私はディーノの事が忘れられない。
今回の事で私は嫌と言う程思い知らされた。
別れて何年経ってるの?って言われても…それでも私はディーノの事が好きなままだった。
(ほんと私って…めんどくさい女だな…)
初恋は実らない、それでも捨てきれなかった想い
2025/07/01
※ディーノ→←夢主
※ディーノは出て来ません
※一人称
「初恋は実らないってよく言いますけど、先輩の場合はどうでした?」
仕事終わりの居酒屋で、私は後輩ちゃんと二人で飲んでいた。
定期的に私と後輩ちゃんは二人で居酒屋へ行き日頃の愚痴をお互い零してはまた「明日から頑張ろう!」とストレス発散をする。
今日が丁度その日で、チーズスティックをポリポリと食べていた私は『どったの?突然?』と後輩ちゃんの言葉に首を傾げる。
「この間何かの記事で初恋が実ってそのまま結婚した人って数字に置き換えると本当に少なかったの思い出して先輩はどうだったのかな?って。うちは勿論実りませんでしたけどね!」
『あはは、唐突過ぎるでしょ…まぁ、私も初恋は付き合うには付き合ったけど結局別れちゃったから実ってない事になるけど…』
「え、そうなんですか?と言うかその初恋の人とはどうして別れたんですか?」
後輩ちゃんの言葉に私は一瞬言葉を飲み込む。
流石にマフィアのボスと一般人だからだよ~なんて言えず、別の言葉を絞り出す。
『…お互いがお互い好きだったから…別れたんだよ』
そう紡いだ私の言葉に、後輩ちゃんはきょとんとしては首を傾げる。
当然だ。
誰だってお互いが好きなのに何で別れる必要があるのだろうと思っても仕方ないと思う。
もし私が後輩ちゃんと同じように聞いていたら『え、何で別れる必要なくない?』って普通に言う自信があるもん。
「何でそれで別れる必要があるんですか?性格が合わないとか、喧嘩別れしたならまだしも…好き同士ならそのまま付き合ってればいいのに」
『難しいけど…実際問題、“好き”だけじゃどうにもならないって事だよ』
たかが学生のうちの恋愛だ。
結婚するわけでもなく、そこまで大きなものとすら当時は考える事なんてない。
好きか嫌いか、付き合いたいか付き合いたくないか。
それだけで完結出来ていたはずなのに、未来を見据えて出された結論。
だから私が言葉にした“好き”だけじゃどうにもならないと言う言葉が自分に刺さる。
だって好きでも、どんない足掻いても私はきっと一般人である自分の無力さにきっと絶望していたと思うから。
「えー、なんかやだなそれ」
『やだって言っても仕方ないの。そう言う恋愛もあるん、だよ』
苦笑しながら私は甘いカクテルを一口飲む。
大人ぶった自分の言葉に反吐が出るな~なんて思いながら、カクテルの入ったグラスがカランと音を立てる。
私の心とは裏腹に、カクテルの味は甘ったるく、まるであの頃を思い出すように甘すぎる味がする。
後輩ちゃんの言う様に、好きなら好きでいいじゃない!っと言う言葉がまかり通るなら…どれだけ良かっただろうか。
でもそれが許されない立場だったのだ、ディーノは。
そして私はその立場にすら、ディーノの隣に居る事すら出来ないただの一般人。
いい加減初恋に…ディーノとの思い出に縋りつくのを辞めたいけど…それでも忘れられずに私はディーノとの思い出に縋っている。
勿論私だってこのままじゃ駄目だと思って何人かと付き合ったことだってある。
けれどそう簡単に好きって気持ちは消えてくれなかった。
ディーノじゃなきゃ嫌だ。
心の何処かでそう思っているからこそ、新しい恋愛に気持ちを切り替えた所で結局別れを切り出されるのだ。
日本に戻ってきて、高校、専門学校、そして社会人になった今までに数人付き合った。
けれど別れ際決まって「俺と“名無しの中の誰か”をもう重ねないでくれ」と言われるのだ。
一人だけならまだしも、これまで付き合ってきた人全員に言われてしまえばもう恋なんて諦めた方がいいのではないだろうか?と思ってしまう。
私自身そんなつもりは全くなかった。
けれど、無意識のうちに私はディーノを求めていたのだろう。
まさか私自身、こんなにも自分がめんどくさくて引きづるタイプの人間だと思ってもみなかった。
(ねぇ、ディーノ。私がまだディーノの事好きだよって言ったら…ディーノは怒るかな?)
心の中でディーノにそう問いかける。
勿論返事も無ければそれに答える言葉もない事は、私自身十分に理解している。
あの学校の卒業式が終われば、私は直ぐに親の都合へ日本へと帰って来た。
卒業のタイミングで日本に戻れば私は学生としてまた新しい学校生活を迎えた。
それが決まっていたから…私はディーノの連絡先すら聞かず、何も言わず別れの挨拶もしなかった。
あれから早数年経つと言うのに…消えない想いに、消えない過去の初恋。
縋りつくように何時までも私はディーノの事が忘れられない。
今回の事で私は嫌と言う程思い知らされた。
別れて何年経ってるの?って言われても…それでも私はディーノの事が好きなままだった。
(ほんと私って…めんどくさい女だな…)
初恋は実らない、それでも捨てきれなかった想い
2025/07/01
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