家庭教師ヒットマンREBORN!
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※【ディーノside】
※仔ディーノ
※一人称
「…マジでムカつく…」
放課後の教室、俺は名無しを机の上に押し倒してはポツリと呟いた。
教室内は勿論俺と名無ししかいない。
下校時刻をとっくに過ぎているのだから当たり前と言えば当たり前だ。
鳶色の瞳で押し倒した名無しを見下ろせば、名無しは呑気に『ディーノ?どうしたの?』と不思議そうに大きな瞳で俺を見つめている。
(あぁ、ムカつく…何で俺こんなにも名無しに対してムカついてんだよ…)
そんな名無しを見下ろしながら、俺は1人普段なら絶対に名無しに思わない事を思ってしまった。
冷めたような…けれど何処か熱を含んだ俺の鳶色の瞳には、悪気なんて全くなくただただ訳が分からずに俺を見上げる名無しが目に映る。
それもそのはずだ。
名無し自身が俺に何かを言ったわけでも、怒らせるようなことをしたわけじゃない。
じゃあ何で俺がムカついているのか…それは名無しがただクラスの男子と他愛のない会話をしていた事についてムカついていた。
我ながら心が狭いなと思うけど、そう思う程にムカついていたんだ、俺は。
普段名無しは他の奴とは関わらない。
俺と名無しが通うこの学校は…言うなれば普通の学校じゃない。
表向きは隠しているが、俺達が通うこの学校は一般校では問題がある奴らばかりが集められた学校だ。
否、正しく言えばマフィアと繋がりがある子供が集められた学校なのだ。
ほとんどの生徒が喧嘩っ早くワルばかり。
そんな中で俺と名無しは浮いていた。
元々俺はキャバッローネ・ファミリーと言うマフィアのボスの子供だが、争い事なんて大嫌いだった。
ファミリーのボスとして、後継者として育てられてきたものの…アットホームなファミリーの中で過保護に育てられたのもあって、マフィアのボスの息子ではあるものの俺はマフィアには不向きな存在だった。
嫌がる俺を親父は無理やり入れられてこの学校に通わされているが、名無しは違う。
名無しは親の手違いで…この学校に通っているただの一般人だ。
マフィアでも何でもないただの一般人。
問題があるわけでもなくただ普通に通っているせいか、名無しは勿論俺同様に学校では浮いていた。
そんな浮いた者同士の俺と名無しは一緒に学校生活を送る事が多かったのは言うまでもない。
打ち解けるのも早く、一緒に居て当たり前。
それが俺にとっての普通だった。
けれど―――…
つい数時間前「明日の授業何だっけ?」と、そう前の席に座るクラスの男子に問われて話していた名無し。
当たり障りのない会話、その後に雑談を少し交え他愛のない会話をほんの少ししていた。
けれどそれを名無しの隣の席で見た瞬間、俺の中にはドス黒い何かが渦巻いていた。
最初はぼんやりとその光景を俺は隣の席で頬杖をついて聞いていた。
けれど話が広がっていくにつれて俺の中にあったドス黒い何かが膨れ上がる。
初めて抱いたその感情に、俺はどうしたらいいのか全く分からなかった。
必死に耐えようとするが、名無しとクラスの奴を見るだけで抑えきれない感情が今にもあふれ出しそうになった。
名無しが他の奴と話してるだけで、俺はイライラしていた。
どうしてイラついたかなんて分からない、寧ろ俺が知りたい。
ただ言える事は名無しが俺以外の奴と話してるのが気に食わなかった。
(俺とだけ話せよ?)
(何で他の奴に笑いかけてんだよ名無し…)
(名無しの瞳に、俺だけ映してくれよ…)
そんな想いが俺の中を支配する。
完全に俺が名無しに八つ当たりしてるだけ、それでも俺は抑えずにいられなかった。
だからこうして名無しを訳も分からず押し倒しては見下ろしている。
俺だけ見て欲しい…子供の様なそんな感情を、俺はようやく言葉として吐き出した。
「名無しが…他の奴と話してんの、マジでムカつくんだよ」
きっと俺の言葉の意味を名無しは分かっていない。
否、俺自身だって意味を分かっていなかった。
この感情に名前を付けるとしたら、それを一体“何”と呼ぶのだろう―――…
幼かった俺はこの時まだ、俺はその感情が“恋”とは知らずにいた。
この感情に名前を付けるなら それを一体“何”と呼ぶのだろう
2025/06/13
※仔ディーノ
※一人称
「…マジでムカつく…」
放課後の教室、俺は名無しを机の上に押し倒してはポツリと呟いた。
教室内は勿論俺と名無ししかいない。
下校時刻をとっくに過ぎているのだから当たり前と言えば当たり前だ。
鳶色の瞳で押し倒した名無しを見下ろせば、名無しは呑気に『ディーノ?どうしたの?』と不思議そうに大きな瞳で俺を見つめている。
(あぁ、ムカつく…何で俺こんなにも名無しに対してムカついてんだよ…)
そんな名無しを見下ろしながら、俺は1人普段なら絶対に名無しに思わない事を思ってしまった。
冷めたような…けれど何処か熱を含んだ俺の鳶色の瞳には、悪気なんて全くなくただただ訳が分からずに俺を見上げる名無しが目に映る。
それもそのはずだ。
名無し自身が俺に何かを言ったわけでも、怒らせるようなことをしたわけじゃない。
じゃあ何で俺がムカついているのか…それは名無しがただクラスの男子と他愛のない会話をしていた事についてムカついていた。
我ながら心が狭いなと思うけど、そう思う程にムカついていたんだ、俺は。
普段名無しは他の奴とは関わらない。
俺と名無しが通うこの学校は…言うなれば普通の学校じゃない。
表向きは隠しているが、俺達が通うこの学校は一般校では問題がある奴らばかりが集められた学校だ。
否、正しく言えばマフィアと繋がりがある子供が集められた学校なのだ。
ほとんどの生徒が喧嘩っ早くワルばかり。
そんな中で俺と名無しは浮いていた。
元々俺はキャバッローネ・ファミリーと言うマフィアのボスの子供だが、争い事なんて大嫌いだった。
ファミリーのボスとして、後継者として育てられてきたものの…アットホームなファミリーの中で過保護に育てられたのもあって、マフィアのボスの息子ではあるものの俺はマフィアには不向きな存在だった。
嫌がる俺を親父は無理やり入れられてこの学校に通わされているが、名無しは違う。
名無しは親の手違いで…この学校に通っているただの一般人だ。
マフィアでも何でもないただの一般人。
問題があるわけでもなくただ普通に通っているせいか、名無しは勿論俺同様に学校では浮いていた。
そんな浮いた者同士の俺と名無しは一緒に学校生活を送る事が多かったのは言うまでもない。
打ち解けるのも早く、一緒に居て当たり前。
それが俺にとっての普通だった。
けれど―――…
つい数時間前「明日の授業何だっけ?」と、そう前の席に座るクラスの男子に問われて話していた名無し。
当たり障りのない会話、その後に雑談を少し交え他愛のない会話をほんの少ししていた。
けれどそれを名無しの隣の席で見た瞬間、俺の中にはドス黒い何かが渦巻いていた。
最初はぼんやりとその光景を俺は隣の席で頬杖をついて聞いていた。
けれど話が広がっていくにつれて俺の中にあったドス黒い何かが膨れ上がる。
初めて抱いたその感情に、俺はどうしたらいいのか全く分からなかった。
必死に耐えようとするが、名無しとクラスの奴を見るだけで抑えきれない感情が今にもあふれ出しそうになった。
名無しが他の奴と話してるだけで、俺はイライラしていた。
どうしてイラついたかなんて分からない、寧ろ俺が知りたい。
ただ言える事は名無しが俺以外の奴と話してるのが気に食わなかった。
(俺とだけ話せよ?)
(何で他の奴に笑いかけてんだよ名無し…)
(名無しの瞳に、俺だけ映してくれよ…)
そんな想いが俺の中を支配する。
完全に俺が名無しに八つ当たりしてるだけ、それでも俺は抑えずにいられなかった。
だからこうして名無しを訳も分からず押し倒しては見下ろしている。
俺だけ見て欲しい…子供の様なそんな感情を、俺はようやく言葉として吐き出した。
「名無しが…他の奴と話してんの、マジでムカつくんだよ」
きっと俺の言葉の意味を名無しは分かっていない。
否、俺自身だって意味を分かっていなかった。
この感情に名前を付けるとしたら、それを一体“何”と呼ぶのだろう―――…
幼かった俺はこの時まだ、俺はその感情が“恋”とは知らずにいた。
この感情に名前を付けるなら それを一体“何”と呼ぶのだろう
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