家庭教師ヒットマンREBORN!
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※【私の勘違い、上がる体温】のディーノ視点
※一人称
「熱中症か?」
そう問いかけた顔を近づけた俺に、名無しは急にキスをしてきた。
柔らかい名無しの唇が、優しく触れては離れて行く。
2ヶ月振りに日本に来て名無しから突然キスされるとは思わなかった。
キスをされる事は嫌いじゃない、寧ろ俺は好きな方だ。
しかも名無しの方からキスをしてくるなんて滅多にない事に俺は嬉しいと思う反面…否、それ以上に名無しの行動に吃驚したため目を大きく見開いた。
誰だってそうだろう。
「熱中症か?」と言う俺の問いかけに言葉ではなく何故かキスをしてきたのだから。
何故キスされたのか分からずに、俺は目を大きく見開いては何度か瞬きを繰り返す。
先程から名無しの様子がおかしかった。
正確に言えば名無しの家を訪れた時から名無しの様子がおかしいなと俺は思った。
顔色が青白く、どうみたって具合が悪そうでしかない。
気怠そうにしているのはきっと此処最近仕事で連勤が続いていたからだろうと最初は思った。
名無しの仕事はシフト制だ。
土日が休みと言うわけではなく、どちらかと言えば平日休みの方が多い。
週休2日制だと言っていたが、シフトの欠員を埋めるために早出をしたり残業したり…此処最近は休み返上で仕事だったと言うメッセージを貰った事だって覚えている。
働く時間もバラバラ、疲れがたまっているのだろうと思ったが…名無しの部屋に足を踏み入れた時にあまりにも湿度が高すぎた事に違和感を覚えた。
日本じゃ梅雨って言う雨季があるが…それにしても湿度が高すぎる。
加えて名無しの様子が明らかにおかしい事。
寝不足故に体力や免疫力だって低下しているだろうからもしかしたらと言う気持ちが俺の中で確信に変わっていく。
(当てはまる要素が多すぎるんだよなぁ…)
だからこそ俺は「熱中症か?」と名無しに問いかけた。
勿論普通の熱中症ではなく、梅雨型熱中症って言う…まぁあんまり聞いた事がない熱中症のタイプだ。
夏場の熱中症とは違い夏の暑い時期に発生するものではなく、今みたいな梅雨の時期。
気温が低いくせに湿度が高い日に発生しやすいタイプの梅雨型熱中症。
たまたまネットニュースで見たその熱中症に今の名無しは当てはまっていたのだから。
「…名無し、何でキスしたんだ?」
だがそれを確認する前に何で名無しがキスをしたのかいくら考えた所で俺には分からない。
じっと名無しを見ると名無しは不思議そうに首を傾げた。
きっと名無し自身首を傾げた事に気付いて居ないのだろう…可愛いななんて思いながら名無しを見ていると名無しはゆっくりと言葉を紡ぎ出す。
『ねえちゅうしようか?ってディーノさんが言ったから…』
おずおずと言葉にする名無し。
確かに「熱中症か?」と問いかけたが、別にキスを求めたわけじゃないんだよなぁ…。
(やっぱ何かおかしいな…)
そう思い名無しの言葉と俺の言葉を反芻する。
俺は「熱中症か?」って言って、名無しは『ねえちゅうしようか?』…って…
「ん…あー…そういうことか」
ようやく名無しが何故キスをしてきたのか、その理由が分かれば俺は思わず笑みを零した。
それはあまりにも可愛らしい勘違いだとつい頬が緩んでしまう。
「あのな、俺は“熱中症か?”って聞いたんだよ。さっきから名無しぼーっとしてたからもしかしてと思ってな」
『え…あれ?でも、顔近づけたよ…?』
「体温計ろうとしただけだぜ?それは」
そう言って俺はそっと名無しの両頬を手で包み込んでは自分の額とくっつけた。
こんな風になと言葉にはしなくても、視線がそう名無しに告げる。
重なった額から伝わる名無しの体温。
思った通りだ。
額が、体温が熱くしっかりと熱を持っていた。
吐息がかかる程近い距離で名無しの顔を改めてみると、やはり顔色は青白く悪い。
(まさかあんなに可愛い勘違いをされるとはな…)
思い出しただけで笑みがまた零れる。
我慢しようと思ったが、俺の肩は小刻みに震え結局笑いを必死に耐えようとする。
自然とくくくっと喉がなり、我慢できずに俺は笑みを零した。
名無しは分かっているのだろう、俺が笑っている理由を。
無意識に視線を逸らす名無しだが、名無しの頬が赤く色づいていく。
それは熱中症が原因じゃない事位俺自身気付いて居た。
恥ずかしそうに、頬を染めてはわなわなと震える名無し。
熱中症でぼんやりとしていたせいか上手く俺の言葉を聞きとれず勘違いした挙句に俺にキスしてきた名無しが可愛くて、そんな名無しがますます愛おしかった―――…
私の勘違い、上がる体温 ディーノside
2025/06/07
※一人称
「熱中症か?」
そう問いかけた顔を近づけた俺に、名無しは急にキスをしてきた。
柔らかい名無しの唇が、優しく触れては離れて行く。
2ヶ月振りに日本に来て名無しから突然キスされるとは思わなかった。
キスをされる事は嫌いじゃない、寧ろ俺は好きな方だ。
しかも名無しの方からキスをしてくるなんて滅多にない事に俺は嬉しいと思う反面…否、それ以上に名無しの行動に吃驚したため目を大きく見開いた。
誰だってそうだろう。
「熱中症か?」と言う俺の問いかけに言葉ではなく何故かキスをしてきたのだから。
何故キスされたのか分からずに、俺は目を大きく見開いては何度か瞬きを繰り返す。
先程から名無しの様子がおかしかった。
正確に言えば名無しの家を訪れた時から名無しの様子がおかしいなと俺は思った。
顔色が青白く、どうみたって具合が悪そうでしかない。
気怠そうにしているのはきっと此処最近仕事で連勤が続いていたからだろうと最初は思った。
名無しの仕事はシフト制だ。
土日が休みと言うわけではなく、どちらかと言えば平日休みの方が多い。
週休2日制だと言っていたが、シフトの欠員を埋めるために早出をしたり残業したり…此処最近は休み返上で仕事だったと言うメッセージを貰った事だって覚えている。
働く時間もバラバラ、疲れがたまっているのだろうと思ったが…名無しの部屋に足を踏み入れた時にあまりにも湿度が高すぎた事に違和感を覚えた。
日本じゃ梅雨って言う雨季があるが…それにしても湿度が高すぎる。
加えて名無しの様子が明らかにおかしい事。
寝不足故に体力や免疫力だって低下しているだろうからもしかしたらと言う気持ちが俺の中で確信に変わっていく。
(当てはまる要素が多すぎるんだよなぁ…)
だからこそ俺は「熱中症か?」と名無しに問いかけた。
勿論普通の熱中症ではなく、梅雨型熱中症って言う…まぁあんまり聞いた事がない熱中症のタイプだ。
夏場の熱中症とは違い夏の暑い時期に発生するものではなく、今みたいな梅雨の時期。
気温が低いくせに湿度が高い日に発生しやすいタイプの梅雨型熱中症。
たまたまネットニュースで見たその熱中症に今の名無しは当てはまっていたのだから。
「…名無し、何でキスしたんだ?」
だがそれを確認する前に何で名無しがキスをしたのかいくら考えた所で俺には分からない。
じっと名無しを見ると名無しは不思議そうに首を傾げた。
きっと名無し自身首を傾げた事に気付いて居ないのだろう…可愛いななんて思いながら名無しを見ていると名無しはゆっくりと言葉を紡ぎ出す。
『ねえちゅうしようか?ってディーノさんが言ったから…』
おずおずと言葉にする名無し。
確かに「熱中症か?」と問いかけたが、別にキスを求めたわけじゃないんだよなぁ…。
(やっぱ何かおかしいな…)
そう思い名無しの言葉と俺の言葉を反芻する。
俺は「熱中症か?」って言って、名無しは『ねえちゅうしようか?』…って…
「ん…あー…そういうことか」
ようやく名無しが何故キスをしてきたのか、その理由が分かれば俺は思わず笑みを零した。
それはあまりにも可愛らしい勘違いだとつい頬が緩んでしまう。
「あのな、俺は“熱中症か?”って聞いたんだよ。さっきから名無しぼーっとしてたからもしかしてと思ってな」
『え…あれ?でも、顔近づけたよ…?』
「体温計ろうとしただけだぜ?それは」
そう言って俺はそっと名無しの両頬を手で包み込んでは自分の額とくっつけた。
こんな風になと言葉にはしなくても、視線がそう名無しに告げる。
重なった額から伝わる名無しの体温。
思った通りだ。
額が、体温が熱くしっかりと熱を持っていた。
吐息がかかる程近い距離で名無しの顔を改めてみると、やはり顔色は青白く悪い。
(まさかあんなに可愛い勘違いをされるとはな…)
思い出しただけで笑みがまた零れる。
我慢しようと思ったが、俺の肩は小刻みに震え結局笑いを必死に耐えようとする。
自然とくくくっと喉がなり、我慢できずに俺は笑みを零した。
名無しは分かっているのだろう、俺が笑っている理由を。
無意識に視線を逸らす名無しだが、名無しの頬が赤く色づいていく。
それは熱中症が原因じゃない事位俺自身気付いて居た。
恥ずかしそうに、頬を染めてはわなわなと震える名無し。
熱中症でぼんやりとしていたせいか上手く俺の言葉を聞きとれず勘違いした挙句に俺にキスしてきた名無しが可愛くて、そんな名無しがますます愛おしかった―――…
私の勘違い、上がる体温 ディーノside
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