第6章 育てたい夢
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二人が約束をした日曜日―。
楽しみにしていたのに夏海は少し緊張していた。
職場の上司とプライベートで逢うこと自体、初めてだったからだ。
それに最近は彼と接している時間が好きだったから…。
「神さん、おはようございます。」
「おはよう。吉野さん、早いね。約束の20分前だよ。」
「そういう神さんこそ、人のこと言えないじゃないですか。」
「そうだね。じゃあ、少し早いけど、行こうか。」
「はい。」
二人は目的地へと歩いて行った。
ただ街を二人並んで歩くだけなのに、穏やかで暖かい空気を感じている。
「吉野さんって、恋人いるんだっけ?」
「いえ。残念ながら恋人もいないし、夫もいません。」
「そっか。実は俺も、恋人なしで奥さんもいないんだ。」
「じゃあ、同じですね。」
「そうだね。気になる人っていないの?」
「どうでしょうね。」
「吉野さんは秘密主義者なの?」
「そんなことはないです。ただ独身のまま人生終えるだろうって思ったことがあって…。」
夏海の発言に神は言葉が出なかった。
まさか自分のとなりで歩く同僚が、ある意味この先の人生における重要な決断を下したかもしれない発言を聴かされるなんて思ってなかったからだ。
「でも、もしかしたら考えが変わるかもしれませんよ。」
「そっか。びっくりしたよ。」
夏海は神が告白をしたい雰囲気があることに気づいていた。
それなのに、夏海は彼に告白させなかった…。
その空気が彼のことをすごく傷付けたんだろうなって思うと泣けてくる…。
(自分は神さんに対して酷いことをしちゃったな…。)
夏海は、この時ほど自分の今日の行いを後悔したことはなかった。
翌日以降、時間を見つけてしっかり謝罪をしようとも思った。
楽しみにしていたのに夏海は少し緊張していた。
職場の上司とプライベートで逢うこと自体、初めてだったからだ。
それに最近は彼と接している時間が好きだったから…。
「神さん、おはようございます。」
「おはよう。吉野さん、早いね。約束の20分前だよ。」
「そういう神さんこそ、人のこと言えないじゃないですか。」
「そうだね。じゃあ、少し早いけど、行こうか。」
「はい。」
二人は目的地へと歩いて行った。
ただ街を二人並んで歩くだけなのに、穏やかで暖かい空気を感じている。
「吉野さんって、恋人いるんだっけ?」
「いえ。残念ながら恋人もいないし、夫もいません。」
「そっか。実は俺も、恋人なしで奥さんもいないんだ。」
「じゃあ、同じですね。」
「そうだね。気になる人っていないの?」
「どうでしょうね。」
「吉野さんは秘密主義者なの?」
「そんなことはないです。ただ独身のまま人生終えるだろうって思ったことがあって…。」
夏海の発言に神は言葉が出なかった。
まさか自分のとなりで歩く同僚が、ある意味この先の人生における重要な決断を下したかもしれない発言を聴かされるなんて思ってなかったからだ。
「でも、もしかしたら考えが変わるかもしれませんよ。」
「そっか。びっくりしたよ。」
夏海は神が告白をしたい雰囲気があることに気づいていた。
それなのに、夏海は彼に告白させなかった…。
その空気が彼のことをすごく傷付けたんだろうなって思うと泣けてくる…。
(自分は神さんに対して酷いことをしちゃったな…。)
夏海は、この時ほど自分の今日の行いを後悔したことはなかった。
翌日以降、時間を見つけてしっかり謝罪をしようとも思った。
