白竜は狼の牙に堕ちる

「あの場所には、恐ろしい不思議な白竜がいる」
そんな噂を聞いて会いに行ってみた。

結論、確かに居た。しかしその見た目は、「恐ろしい」なんてものとは全くの正反対。
そんな噂を流したのはどこのバカか、と思うほど優しい見た目をしていた。

しかも、初対面のこちらに対して全く敵意も見せず、

「やあ、狼さん?君はどこから来たの?」

なんて、気さくに話しかけてくるほどだった。
大型恐竜のような体長をしていることを除けば、どうみても危険な存在には思えない。


「いやその、初めまして。僕はゴードン・F・フリーマン...や、みんな『ハカセ』と呼んでるからそう呼んで」

それを聞いた竜はニコッとした顔をして、頷いた。

「ハカセだね。よろしく!それで、なんでこんな所に来たの?ここはニンゲンが寄りつかない場所なのに...」

竜がそう言うと、ハカセは少し頭を掻いて
「いや、なんというか、恐ろしい竜がいるから調べてきてくれって、言われてさ。その...村の人に」

「やっぱり私、ニンゲンにそういうふうに思われてたんだ...怖い竜って....」
狼の言葉に、竜は悲しそうな顔を浮かべたので


「....いや、うーん...正直なところ、君のことは全く怖いとは思わない」
と、率直な感想を返しておいた。

これに竜は顔を上げるが、やはりその目の奥には複雑な感情が渦巻いている様子。


「わたし、みんなと仲良くなりたいんだ。でもどうしたらいいか、わかんなくて...」
やはり困った様子だった。

善良な狼はこの哀れな竜にアドバイスをする.....
かと思ったが、やはり狼は狼だった。
この状況、うまいこと利用できるのではないか、という考えが自然と浮かんでしまうのだ。

これはハカセが特に悪い人だから、というわけではなく、狼獣人の性というものだろう。



「それなら僕がいろいろ教えてあげよっか」
聞こえのいい言葉。
その奥に狼の卑しい野望があることに、竜は全く気づいていない様子で

「ほんとに?教えて!教えて欲しいな....!」
目を輝かせて言うのだった。

「そっか。それじゃあさ...キスってわかる?お互いの唇をくっつけて、時々、口の中を舐め合う
んだ」
竜は、首を傾げるものの、すぐに笑みを浮かべ

「うん!やってみるよ!」
と、狼に顔を近づけるも.....

「おっとおっと、まだまだ続きがある。口にキスするのもいいんだけど、こっちにキスしてあげたほうが喜ぶんだよ?」


狼は何を思ったか、その場でズボンを脱ぎ捨てて、腰を前に突き出してみた。然、股間についた雄棒が前に突き出される。
「ここを舐めたり、口で咥えてみな。おっと、もちろん噛んだり歯を当てたらダメだよ。当然、痛いからね」

狼がそう教えてやると、竜はあっさり首を縦に振って

「うん、わかった...…ん、こうかな....?」
ねりゅ、にゅる....
唾液のたっぷり絡んだ長い舌が、狼の肉棒に巻きついて、ソレを舐めまわし始める。

思ったより快感が強かったので、狼は「おふっ」っと鳴きながら、腰をビクリと突き出してしまって。

「おふ...上手....そのまま、もっと舌を擦り付けるみたいに、舐めて....?」

狼は欲情に任せて指示を出す。これはいい性処理相手を見つけたものだと.....

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