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そして3人共好きな色も違うと言う話という事になり
「好きな色でもないのか」
「というかなんでそんな」
「コナン君達の同級生の子からの依頼だったみたいだけど」
「へぇ」
「このまま少年の日記を鵜呑みにするのは危険なんじゃないでしょうか?」
「ん?」
「赤・白・黄色と丁度3人いてまるで住人の様に思われますが」
「『何分子供が書いた日記ですし、もしかしららその少年の空想の人物だったっていう可能性も』そう言いたそうですね」
「な?」
さすがはお兄ちゃん…警察学校を首席で入学して卒業しただけの事はあるけど
「そんな事無いもん!」
「それはどうしてそう言えるんだい?」
「
「とても作り話を言ってるようには思えませんでした!」
「成程な」
「それに、おじさん達警察の人は悪い事をした少年がいたらまず、その子の周りの大人たちから話を聞いてどんな子だったか知ろうとするでしょ?だったらその逆もアリなんじゃないかなぁ?たとえ子供でも開人君は住人たちをよーく観察してニックネームまで付けてるんだから」
ニックネーム…かぁ
「『ぶな屋敷』だね」
「え?」
「ぶな屋敷の事件の時にホームズがワトソン博士に言った台詞だ」
そうなんだ
「夢姫はもう少し本を読もうか」
「絶対にヤダ。っていうか2人は知ってるの?」
「「あぁ」」
「当り前だろう?」
やっぱり…
「ワトソン君、君は医者として子供の性質を掴むためにまず両親の方から調べてみると言うことは始終やっているだろう。だったらその逆もまた真なりとは思わないかい?…だったかな」
お兄ちゃんの目が沖矢さんの方に向いていて
「アイツは」
「ここにあったアパートの住人ですって」
「ならアイツはないな」
そう言い切ったヒロ君はきっと気づいたんだろう。この人が変装をしている人物だって言う事に
「へーお兄さんもホームズ好きなんだ!」
「ああ1冊残らず持っていたよ。全て焼けてしまったけどね」
子供たちも日記が見たいとせがんでいる様子から見せている警部さんたち
「警部!」
「ん?また火事場からなにか見つけたか?」
「あ、はい!開人君の部屋辺りから大量のミニカーが…」
「「ミニカー?」」
「子供の部屋にミニカーがあっても不思議じゃねーだろ?」
「その量があまりにも多かった。だから報告をしたんですよね」
「はい」
開人君はまだ意識が戻っていないとの事だけど
「クロシロクン?」
日記を見たお兄ちゃんたちが何か分かったかのように顔を見合わせていると
「お兄ちゃん?」
ヒロ君が聞き込みをして、お兄ちゃんに話をすると
「赤い人は毎朝何かをしているという事ですかね」
「毎朝?」
「そう、これって赤い人は毎朝何かをやっていてこの日は雨が降ってるから、その何かをする必要が無くなったって事だよね」
洗濯ものだとか「運動会」
「でも大人は運動会やらないよ」
「花の水まき」
「そっか!小林先生が言ってたね!お花の水は朝と夕方にやりましょうって」
「ああ!だから毎日アパートの植物に水をあげてたって言う沖矢さんが赤い人ってわけだよ」
「だがよボウズ、なんであの兄ちゃんが赤い人なんだ?顔色からすると赤っていうより、白だが」
「開人君の部屋のあたりにミニカーが沢山あったでしょ?きっと開人君は車が大好きだったんだ」
車が…ヒロ君と顔を見合わせていると
「どっかの誰かさんにそっくりだな」
「だな」
「でも車で赤って言えば消防車しか思い浮かばないけど」
「なるほど。開人君はこの兄ちゃんがホースで水を撒いている様子を見て「あの人は消防車、赤い人だ」ってあだ名をつけたって訳か」
「という事は白い車は救急車。黄色い車はショベルカーか?」
「ブルドーザーもそういった色だよな」
「だな」
「お兄さんたちもすぐに分かるんだね!」
「あぁ、まぁな」
「ブルドーザーとかショベルカーがなんだって?」
後ろから声がするかと思えば
「爆処の萩原か」
「おー。警部さんじゃ…つってなんでお前らまでいんだよ」
「夢姫からのラブコールだ」
「へぇ夢姫から」
うぅ…
「で?ブルドーザーとかって聞こえたけど何かあんのか」
「赤・白・黄色の車の色だよ」
「それで黄色?」
「あぁ。お前は分かんだろ?」
「ブルドーザーもショベルカーも建設機械だろ?」
「「けんせつキカイ?」」
「そ。良く土掘ったり、鳴らしたりする車の事だよ。あれは事故を防ぐために確認しやすい黄色で塗装されてっからな」
「さすがケンちゃん!車大好きだもんね!」
そして
「真壁さん、あなたがこのアパートに放火した黄色い人って訳さ」
「な、何言ってんだよ?言っただろ?この爪の泥はサバイバルゲームで山の中を駆けずり回ったからだって」
「確か派手にやられてペイント弾の色が落ちなくて服が駄目になったって言ってたよね?」
「あ、あぁ」
「悪いな。それはサバイバルゲームじゃねぇ」
「ケンちゃん?」
「どうしてわかるんですか?」
「アイツはあの警部さんが言っていた爆発物処理班だけど、もっと細かく言えば」
「警備部機動隊だからな。そう言った事も頭に入れておかなくちゃいけねぇ。捜査一課にいる松田もそれ位は頭に入ってんぞ」
「そ、そうか」
「日本でやってるサバイバルゲームで使われるのはエアソフトガン。それを発射するのはBB弾。ペイントを使うのはペイントボールって言う別のサバイバルゲームの事だ」
「へぇ」
「夢姫もやりたがりそうだけど」
「やらなーい」
むしろやらせてくれなさそうだし
「そうしてくれ」
「でもお前陣平ちゃんと今度出かける約束してんだろ?」
「した。場所まで教えてくれないけど」
まぁ、それはいつもの事だとしてもだ
「ま、アパートの庭があった所を調べてみればいいんじゃない?」
「それはどうしてだ?」
「『黄色い人が夜な夜な怪しい事をしてた』っていう開人君の言葉と、真壁さんが詰めに入った泥を嘘までついて誤魔化そうとしていることを合わせたら、真壁さんは夜、人目を盗んで庭を掘り起こしていたって事。だから埋まってるはずだよ!真壁さんが誰にも見たくない大事な何かがね!」
「あ、あぁ…アタッシュケース2個分。ざっと2憶は貯まったかな?」
「に、2憶!?」
「そんな大金どこで」
「だからデイトレードだよ!いいシステムを思いついちゃったからね」
犯行の原因は大矢に見つかったからだという事。しつこく聞いてきた大矢にイラついて犯行に及んだと
「何もかもリセットできると思って」
そう言った男に
「何もかもリセット出来ると思うなよ」
「萩原」
ケンちゃんが出した声色に渋い顔をしたあたし達
「お兄さんたちは何かあったの?」
「あたし達じゃないよ。ただ、コナン君達も知って居る人の事をケンちゃんは言っているんだと思ってるから」
「へ、へぇ」
その直後刑事さんからは
「米花総合病院から連絡があって、大家さんの手術は無事成功し、開人君も意識を取り戻したそうです」
「おおそうか!」
「よかったー!」
パトカーに乗せられた犯人を見た後
「でもなんでコナン君がシロクロ君なんでしょうね」
「「白黒君?」」
「そう書かれていたんです」
「あぁ、そういう事か」
「え?」
「白黒って言うのはパトカーの事だろうな」
「そうなんですね」
「それじゃあこれから皆で開人君のお見舞いに行きますか!」
「さんせー!」
「その病院、結構遠いから博士に車で連れて行ってもらおうぜ!」
「「博士?」」
「君たちの知り合いに博士がいるのかい?」
「うん、いるよ!」
「一応工学部の博士号を取ったと言ってました!」
へぇ…
「それは奇遇だなぁ。僕も工学部の博士号を取ろうと大学院に通っている身でね」
「お兄ちゃん?ヒロ君?」
「いや」
「なんでもない」
ならいいんだけど…
子供たちはその博士とやらに会いに行くらしいが
「じゃあ夢姫は俺達と帰ろうか」
「え?ヤダ」
ケンちゃんの所に行こうとしたのを
「い、痛い痛い痛い!」
「じゃあ夢姫が逃げなければいいだけの話だろう?」
「意地悪!」
ケンちゃんとヒロ君に助けを求めてもヤレヤレと言った顔をしていて
「陣平君の家に行けって言ったじゃん!」
「大回りだろう!」
「はーいそこまで」
「うぅーっ」
「小さい子猫みたいだけど、夢姫がやっても可愛いだけだから今日の所は諦めて帰んな」
「いーやーだー!」
だけどお兄ちゃんの馬鹿力に適うはずもなく車に乗せられ家に帰ってからお説教されたのは言うまでも無い。が陣平君から「あの道を使えと言ったのは俺だ」とお兄ちゃんたちに言ってくれていたのを聞いたのはその日の夜の事
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