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夢小説設定
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あれから数日。お兄ちゃんは今日も今日とてポアロにいるようで
「えー…」
「どうかしたのかい?」
「今日の面談、お兄ちゃん来られなくなっちゃった」
お兄ちゃんが今日この日だと、決めていた学校の面談は『行けなくなった』の一言で片づけられていて
「じゃあ護衛の後そのまま俺が面談一緒に聞いてやるよ」
「いいの?」
たしかその日は、公安のお仕事が有るとかって言ってた気がするんだけど
「大丈夫だ」
頭をポンとしてくれたヒロ君に
「じゃあそうする」
「あぁ」
ヒロ君と一緒に学校に行くと
「珍しい組み合わせで来たのね」
「お兄ちゃんが仕事でもう出ちゃってたから」
「へぇそれで諸伏さんと?」
「うん」
学校が終わり、面談でも
「特に問題行動は見られていませんね。流石はお兄さんたちのおかげなのでしょう」
そう言ってくれた先生は
「成績も悪くはないのでこのまま行けば大学まで行けると思いますが、高校を出たら何をするとか決めているのか?」
「特には」
「そうか。まあ、まだ時間はあるしゆっくりと考えればいい」
「はい」
それだけで終わってしまった面談の後にヒロ君の車で来たのは警視庁
「陣平君いるかな」
「どうだろうな」
「居なかったらヒロ君の所に行くね」
「あぁ」
捜査一課の方に行くと航君はいたけど
「陣平君がいない…」
「え?陣平君って松田さんの事ですよね」
「えぇ」
「でも、珍しいですね。貴女が1人で警視庁にいるなんて」
うぅ…
「松田君なら、今ちょっと前に外に出て行ったから暫くは帰って来ないと思うわよ?」
イマチョットマエニデテイッタ?
「陣平君のバカ」
「おいおい」
「伊達さんもお知り合いなんですよね」
「あぁ。同期の妹だからな」
「へぇ」
「松田にはお前が来たこと伝えとくから」
「いい」
「夢姫?」
「公安部でヒロ君にずっとくっついてるから」
「お前なぁ」
「お邪魔しました」そう伝えて公安部の方へ行くと
「え?降谷さん?」
「あ、風見さん。お久しぶりです」
「え?あぁ、お久しぶりです。今日は」
奥の方にヒロ君がいるのを発見。走ってヒロ君の体に割り込むと
「仕事しずらいんだけど夢姫」
「こうしてたいんだもん」
「珍しいな」
それでもカタカタとPC業務をこなしている当たり邪魔では無いんだろう
「松田がいなかったのか」
「ちょっと前に出て行ったんだって」
「あー。なるほど」
何となくわかったらしいヒロ君はそれ以上何も言わなかったけど
「諸伏さん、仕事しにくくないんですか」
「大丈夫だ。こうなった時の夢姫はテコでも動かない」
やっぱりあたしよりもあたしの事を良く知ってるなぁ
「それは降谷さんでも。という事ですか」
「ゼロ?アイツにもする事はあるけど、無理矢理降ろして泣かれてる過去があるからゼロにはしてないな」
「(妹を泣かせる降谷さんが想像つかない)」
「こんな事をする人間は決まってる」
「え?」
「俺か、爆処の萩原、捜査一課の松田くらいだ」
「そうなんですね」
「滅多に萩原にはしてないみたいだが多いのは俺か松田くらいだろ。それだけの付き合いが俺にはあるからな」
「そうなんですね」
ウトウトし始めたあたしに
「夢姫、寝るならソファー行って」
「ヤダ。もうここで寝るって決めてる」
「おいおい」
==
そのままとうとう寝てしまった夢姫をいかに起こさないで仕事をするかが問題になる
「彼女見てましょうか?」
「いや大丈夫だ」
寝落ちしてしまっている夢姫を起こすのも困難な事だが、ジャケットにしがみついて寝ている夢姫を引きはがすのも中々に困難な事だ
最後の仕事を終わらせる頃には風見しか残っておらず
「お前もそこそこに帰れよ」
「ですが」
「徹夜して倒れられたら元も子もない」
「は、はい」
夢姫を抱えて公安から出ると何とも言えない表情の松田がそこにはいて
「珍しいな。お前がこの時間までここにいるの」
「まぁな」
「夢姫は」
「寝落ち」
「そんで抱えてる訳か」
「あぁ。捜査一課に行ったのにお前がいないってだけで不貞腐れて俺の膝の上だ。捜査一課で待ってればよかったのに」
「伊達に言われたんだよ。『夢姫が来てた』ってな。その後に高木から『ヒロ君って人にくっついてるからいい』って言われたんだよ」
「それはまた」
「夢姫の言う『ヒロ』が同期であるならばお前しかいないからな」
「そうか」
まぁ夢姫がこうしている人間は少ないからな。同期の奴等には夢姫がこうしていることを羨ましく思っている奴等も少なからずいたわけで
「夢姫も他の奴に懐いてたわけじゃねぇしな」
「不思議だよな」
「でもまぁゼロと松田が意外と牽制してたしな」
「お前は優しすぎんだよ」
「可愛い妹の交友関係まで制限するつもりは無いからな」
「お前らしいけどな」
うっすらと目を開けた夢姫に
「松田も来てるけど」
「帰る」
フッと笑った松田は
「夢姫」
「じんぺーくん?」
「諸伏も一緒だから問題はねーと思うが、気を付けて帰れよ」
「うん」
「じゃあな」
そう言った松田はそのまま捜査一課の方に戻って行ったが
「夢姫?」
「陣平君、いなくならないよね…?」
「アイツが?夢姫を置いていなくなるなんてことはまずないだろ」
「そうだと、いいな…」
時々夢姫の勘が鋭く当たる時が来るからな。用心に越したことはないとは思うが…
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