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夢小説設定
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「7年前も3年前もアイツに救われてる命だ」
「「アイツ?」」
「今日はいねーがな。あの暗号文から東都タワーと爆破予告時間を意味する文を除くとこうなる。「メジャーリーガー」というのは英語に直せと言うキーワード。「出来のいいストッパー」は防御率が良い投手の事。英語で延長戦はエクストライニングゲーム。防御率は略してERA。エクストラのEXTRAから無駄なERAを取るとXT。XTを縦に書いて最後に逆転すると「文」という感じになる。そう学校を示す地図記号にな」
「なんでそれが分かったからと言って!」
「学校なんざいくらでもあるが、こちとら頭の切れる奴が2人ほど身近にいるんでな」
「何?」
「学校だけで言えば400以上。そして爆弾の液晶パネルに表示されたヒントはEVIT」
「アイツはそのヒントから直ぐに帝丹高校を調べ上げたけどな」
「帝丹と言う名の学校は小・中・高・大とあるが、この日曜日に生徒が大勢集まっているのは」
「全国模試をやっている帝丹高校しかないという訳だよ」
「ちなみに野球場に偽の爆弾を置かなかったのは、野球グラウンドを持つ高校から目をそらしたかったから。まぁ油断してこんな目立つ場所から双眼鏡で高校を見ていたあんたの負けだな」
話を付けたつもりが、双眼鏡を俺達めがけて投げて来たものの、キャッチしたのは伊達だ
その隙に歩道橋から飛び降りバスの上に乗った犯人を追いかけるべく歩道から降りた俺
その後バスからもおり路地裏に入る時だ
「松田」
「んだよ?」
「夢姫起きて今、松田たちの近場にいるんだけど」
「はぁ!?」
「危ないから離れて欲しいんだよね」
「どういう」
「そのままの意味だろ。合図は3秒前」
「ったく」
路地裏の逃げられない場所に追いやった俺達
「7年前にマンションの爆発で死んでいるはずだった萩原が生きていて、3年前観覧車に乗って爆発を防げねぇはずの俺が生きている。おかしな話だよなぁ?俺達は何回お前に殺されかけてんだろうな」
「お、俺じゃない、俺じゃないんだ!」
「犯人は誰もがそう言うんだよ」
「よくあるだろ?頭の中で子供の声がしたんだよ」
「ガキのねぇ」
「何っつったんだよ?」
「け、警察を殺せって…い、いや…誰でもいいから殺せって…っそ、そうさ、だ、だから俺の所為じゃあ…」
イヤホン越しに諸伏から「ゼロ」という言葉が聞こえたと同時に来た銃弾は顔面スレスレと足元だ
それに座り込んだ犯人とハギが銃弾を回収していて
「おいおい何だ今の銃声は」
「威嚇射撃っすよ」
「そ、そうか」
「じ、陣平君!」
聞きなれた声によけようとしたが
「諦めて抱き着かれてろよ松田」
動かしてくれねーあたりマジだ。とは思ったものの
急に抱き着いてきた夢姫に
「無事だったろうが」
「ま、松田君。その子は」
「いつだかも連れて来ていましたよね」
「なんかよく見ているけど」
なんて話しているが
「夢姫、まずはアイツを捕まえてからだ」
「やだ」
「おいおい」
「やだ」
「ひっさびさに夢姫の『やだ』聞いたわ」
「んなこと言ってねぇで夢姫を放せハギ」
「無理無理。こうなった時に剥がせるのは決まってるじゃん」
なんて話をしている中
「夢姫」
「誰だ?」
「さぁ」
「そろそろ戻ろうか」
「やだ」
きっと寝ていたのを途中で移動したのと一緒にいた俺がいなかったのが不安になったんだろう。公安に置いてきたとはいえ、さすがに7年前と3年前のことがフラッシュバックしたんだろ
「夢姫」
べりっと剥がしたのは諸伏だ。
「わりぃな」
「構わないけど、だから公にしろってゼロや俺に言われただろ」
「まだそのタイミングじゃねぇんだよ」
「いいじゃない。早めに公にしとけば夢姫の男除けにもなる訳だけどね。特に俺達からは」
「てめぇ…」
「じゃ、夢姫帰ろうか」
「うぅ…」
「ゼロが美味しいお店見つけたって言うからたまには兄妹で出かけて来ようか」
「行く」
「おいおい」
「すぐに迎えに行く」
「それは俺じゃなくてゼロに言うんだね。今日の運転はゼロだし」
そう夢姫の手を引いて歩きだした諸伏を見届けて
「いいの?」
「何が」
「アイツと一緒に歩かせておいて」
「知り合いだからな」
「そう」
男を逮捕して警視庁に戻ると取り調べは佐藤と高木ですると言うことになり、俺はそのまま公安部の方に行くと
「松田刑事!?ここにはなんの…」
バンッとドアを開けると
「ようやくお帰りの様だね」
「ったりめーだろ。ゼロの名前まで出してくる理由なんてねーだろ」
「いや」
「いい牽制になるだろ」
「ならねーよ。つーか夢姫は」
「夢姫なら」
諸伏が見たドアの先にきっといるんだろう。そこまで歩いて行くと、ドアを開けてみてみるが
「居ねぇじゃねぇか」
「やっぱ騙されたね」
「あ?」
「休んでるよ。ただゼロからの伝言があるのは本当」
「伝言?」
「交際届を出しておけって」
「はぁ!?」
「ちなみに公安にはゼロが松田と夢姫の名前で提出してるから警視庁の方には出しとけよ」
「マジか」
アイツの事だ。こういう事になることは想定していたんだろう
「松田が思ってる様な事じゃないんだけど」
「あ?」
「氷帝にいる人間に夢姫を婚約者にしたいと言っている奴がちらほらいるんだ」
諸伏の言葉に固まった俺は
「松田が夢姫を他の奴に嫁にやってもいいって言うなら俺も萩原だってすぐに書ける用意はしている。それだけ夢姫を他の男にやるつもりは俺達にはない。ゼロもそれを分かってて、公安の方には松田の名前で出している。後は松田次第だ。俺達は松田から言質もあるから婚約してると想定してても夢姫は聞いてない。夢姫が松田を好きなのを否定することは俺達には出来ないからな。考えておいてくれ」
「あぁ」
公安を出ると、入り口に立っていたのはゼロと時々一緒にいる刑事だ
「終わったんですか」
「あぁ」
夢姫が休んでいるであろう場所に行くと、椅子に座って休んでいて
「夢姫」
「じ…」
安心感からかさっきの話もあるからなのか。無性に抱きしめていると
「陣平君?」
「お前に何も無くてよかった」
「うん。ヒロ君が現場に行く前にあたしをここに預けてから行ったって言ってたから」
「そうか」
「ま、松田さん?」
「ここでそれをするのはどうかと…」
「1日ここで待って居られるか?」
「うん」
仕事を早く終わらせるべくデスクに戻ると
「アイツからの話はなんだったんだよ」
「夢姫の婚約の話だ」
「は?だっておま…」
「みすみす俺がやると思うか?」
「思わねぇけどよ」
「そういうこった」
「は?」
「諸伏もハギもいつでもかけるって言われたんだよ」
「マジか」
「あぁ。いつまでも待たせてんなよって事だろ」
「だろうな」
「松田君彼女とは一体」
「俺の婚約者だ」
「え?えぇーーー!?」
野太い男の声にびっくりしたのか耳を塞いで震えている夢姫に
「うるせぇな。夢姫がビビんだろ」
「いやこっちのが驚くわよ。警察のお偉いさんたちの話も早々に断るし、あんた警視庁の女の子の人気凄いんだから」
ハギの方が人気あんだろうよ。なんて思ったのは内緒だ
仕事を片付けると
「夢姫」
「じ…」
「大丈夫だ。もう帰るぞ」
「え?」
「ちょっと寄る所があるからな」
「寄るところ?」
「あぁ」
椅子から立った夢姫は昨日は履いていなかったミニスカートを穿いていて
「ったく」
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