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夢小説設定
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夕飯はリクエストのしていたオムライスだ。しかもスープ付きで
「お前って器用だよな」
「そうでもないだろ」
「いや、器用だって。俺やじんぺーちゃんでもこんなに作れねーぞ」
「まぁ今日は夢姫も寝てたからね」
「夢姫が寝てんのと関係あんのかよ」
「あるよ」
ヒロ君の作ってくれたご飯を食べている中ヒロ君達はあたしを見ていて
「こういう時の夢姫は大体引っ付き虫だし、そうなると食事が作りにくい。ゼロがいれば大体はゼロに行ってるよ」
「そういうもんかね」
「あぁ。明日も俺が作りに来るから、その時に分かるハズだよ」
「そうか」
「そういやゼロから聞いたんだけどよ」
「ん?」
「新しい家、夢姫の要望を聞いたんだと」
「へぇ夢姫の」
そう言ったヒロ君はあたしの方を見ていて
「コイツ、自分の部屋が欲しいんだと」
「「は?」」
「お前らはそういう反応すると思ったが、ゼロも想定外だったのは俺は賛成したからな。夢姫が自分の部屋を持つことに」
「なんだってまた」
「1人じゃ寝られないって言うのに」
「だろうな。だけどよ?いずれはって考えたことが前倒しになっただけで、暫くはゼロや諸伏と一緒に寝るだろうって思ったからよ」
「まぁ確かにそうだよな」
なんて言っている間に
「ごちそーさまでした」
「偉いね夢姫」
小さかったオムライスは完食。ヒロ君お手製のスープはもともと好きなのもあり完食
「たべたー」
「で?夢姫はなんで部屋が欲しいんだろうな」
「さぁな」
「家に1人にすることなんて早々にある訳じゃない。だけどどうしてもならなくちゃいけない時もある」
「だからか?」
「でもそうしたら」
「あのマンションでも俺やゼロの仕事部屋には入れさせなかったからだろ」
「そういうことか」
「成程な」
「ん?」
「夢姫はお前等が部屋を持ってるのに自分の部屋がねーのが寂しいんだよ」
「そっか。それをゼロに伝えて決めようか。新しい家」
あたしの頭を撫でてくれたヒロ君はやっぱり優しいお兄ちゃんだ
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風邪が治って1週間。あたしはまだ陣平君と一緒に住んでいる。
というのもお兄ちゃんにヒロ君から話をしてくれて、なかなか条件に合う物件もなく、家を建てるという事になって現在建てている途中だからだ
当然、あたしの部屋も用意してくれているらしい
「家が出来たらいいもん作ってやるよ」
そう言ってくれたケンちゃんと陣平君。ケンちゃんも謹慎がとけて今はまた警視庁に登庁している
「コイツ休みの日ってどうしてんだよ?」
「あぁ。基本的には警視庁の公安の会議室に居たりもするけど」
「へぇ」
なんて話をしている中
「んじゃまぁ」
と言ったケンちゃんに
「?」
「今度の休み、機動隊みにくっか」
「いいの?」
「夢姫大好きな松田の仕事してる姿が見られるぞ」
「やった!行く!」
「決まりだ」
ヒロ君も陣平君もため息をついてたけど
「夢姫が嬉しそうなら仕方がないか」と言ってくれてた次の日からは陣平君の家から氷帝に通う事になっている。
それが半年以上続いていた。送迎に関してはその期間毎日と言っていいほど陣平君だった
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って言う事があってね。って言う話を心空ちゃんにすると
「なんて言うか、波乱万丈だったのね」
「今もだけど」
「たしかに」
話をしていると7時間というフライトもあっという間で
「でもそれだけ一緒だったのにまさかの松田さんを好きになるだなんて誰も思わないでしょ」
「だよね。でもね」
「ん?」
「陣平君はね、誰よりもあたしをあたしとしてみてくれたの。お兄ちゃんは仕方がないとしても、ヒロ君も妹として、ケンちゃんや航君もお兄ちゃんの妹として見ていることが今も多いかも知れない。でも陣平君はお兄ちゃんの妹だからっていう理由で見てくれなかった。それこそ、氷帝の幼稚舎に通っていた時も、陣平君が来てくれた時だけ学校終わりにどこかに連れて行ってくれたりしてたよ」
「へぇ。じゃあそれもきっかけなのかしらね」
「うん」
スマホを取り出すと陣平君に「警視庁に居てね」とだけ連絡をしていると
「なんで警視庁なんだよ夢姫」
「あら」
「松田警部補」
「今は仕事じゃねぇよ。で?なんだこのバカげたメッセージは」
「だって予定よりも早いからまだ警視庁にいるかなぁと」
「残念だったな。今日はもともと非番だ」
非番。それはお休みをさすもので
「んで?夢姫とソイツ連れて警視庁の公安に連れて行く理由は」
「公安?」
「降谷さんたちからの」
「そういう事かよ。自由にしてもいいんだったよな」
「うん」
「そんじゃ、お前も付き合えよ」
「私も?」
「あぁ」
非番である陣平君が来る場所なんてそうそうあるはずがない
「なんで警視庁?」
警備部より少し先に進んだ階段の所に居たのはヒロ君だ
「やっぱり松田と帰って来たね」
「空港にもういたんだもん」
「夢姫センサーは松田がダントツみたいだね。少しだけ彼女たち借りるよ」
借りるよ?
「それはこの引っ付き虫どうにかしてから言えよ諸伏」
あたしが引っ付いているのにヒロ君が気付いていないわけがない
「夢姫、ゼロが少し話があるらしいから我慢できるだろ?」
「久々に会えたのに…」
「すぐに終わるよ」
公安の方に連れて行かれるっていうのは大体わかってたけど
「悪いな夢姫」
「ううん。でも帰国早々」
「夢姫ではなく、そちらにいる五十嵐さんに少しだけ話がしたくてね」
「私に…ですか」
「あぁ」
「これを見て貰えるかい」
そう見せたのは望ちゃんの写真だ
「コイツが夢姫や君たちと同じタイミングでシンガポールにいたらしい。どこかで接触しなかったか?」
「いいえ。でも」
「「でも?」」
あたしと心空ちゃんで顔を合わせると
「シンガポールにいる時に、向こうのパトカーに轢かれそうになったの」
「「は?」」
「でもあたしたちは轢かれなかったけど、よく毛利さんと一緒にいる…女の人が轢かれて…」
「なるほどな。小鳥遊がその轢いてきた奴と関わっているんだろう」
「どういう」
「お前たちに、あの飛行機を用意したのは公安に匿名のタレコミがあったんだ」
タレコミ…?
「キミと夢姫を人質にとったと」
「でも」
「そう、現に夢姫たちはここにいる。まぁ小鳥遊と繋がっている警察関係者もいるだろうけど、でもそれだけじゃ何の証拠にもならない。ましてや匿名のタレコミだ。それが小鳥遊とは限らない。いつかのように氷帝内部から夢姫が誘拐されないとは限らない。それは恐らく君も同じだ」
「!!」
「夢姫からせっかくできた友人を離すのは酷だろうから、今まで通り、夢姫と仲良くしてやって欲しい」
「分かりました」
公安から出てくると階段の所で待ってくれていた陣平君
「悪いな松田」
「いや。だが」
「まぁちょっとな公安事件の問題だからな」
「言えねぇってことか」
「悪いな。夢姫と五十嵐さんが関わっている可能性が高くてな」
「そうかよ」
「氷帝にはこれから伝えることになるが警備体制も変わってくることになる」
「そこまでなのかよ」
「あぁ。おそらく小鳥遊が関わっている可能性が高いからな。まぁこれ以上話せることも無いんだが」
「そうか」
「心空ちゃんにはお兄ちゃんがまだ話があるって言ってたけど」
「まぁ何とも言えない話かな」
何ともいない話?
「ゼロに見合いの話が上がっているんだ」
「「え?」」
「夢姫が幼稚舎に上がっているころからの話だからもうだいぶ前からなんだけど」
「そうなんだ」
「だけどゼロが流石に夢姫も小さいのにって断り続けてたんだけど、今回ばかりはそうも行かないらしい」
今回ばかりは?
「警視監から言われたらしい」
「つーことはお前にも回ってくる可能性があるって事か」
「俺にはないよ」
「あ?」
「なんでヒロ君にはないの?」
「申請時に『妹の面倒を見る時間が必要』って書いてあるからね」
はい!?
「ヒロ君って」
「妹って夢姫の事だろ」
「当り前だろ?じゃ無かったら今頃俺にも回って来てるに決まってるだろ?」
「確かにな」
「でもゼロに回るってことは」
「うかうかしてると松田や萩原にも回って来る。俺の所だっていつかは言われそうだしな」
「たしかにな」
「陣平君…?」
「諸伏」
「ん?」
「マジでヤバくなったら夢姫を手放すかもしれねぇな」
「それだけは勘弁してくれよ。それをしたらどうなるか分からない俺達じゃないぞ」
なんて話をしていた時だ。下から上がってきたのはお兄ちゃんと心空ちゃんで
「どうかしたの?」
「え?あぁ、なんでもないわ」
「そう?」
お兄ちゃんは心空ちゃんに何かを言っていたけど、あたし達には分からなくて
「じゃあまた」
「夢姫も気を付けて帰るんだよ」
「あ…うん?」
陣平君の車で心空ちゃんも送ってくれて、一緒に帰って来た陣平君のマンション
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