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夢小説設定
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数週間後「降谷」そう球に呼ばれた僕は立ち上がって呼ばれた方に行くと
「ご両親から連絡があって妹さんが誘拐された」と言われた
「な!?」
「ゼロ?」
「外出許可を今すぐいただけますか」
「あぁ」
荷物だけを持ち、帰る支度をすると
「何かあったのか」
「問題発生だ」
「ん?」
「夢姫が誘拐された」
「は?」
ヒロの声は今まで聞いたことのない声で
「悪いが」
「協力するよ。ゼロの妹は俺の妹でもある」
「助かる」
教室を出ると、すぐに自宅に戻ると電話してきた割には探しにも出ていない、捜索願をも出していない両親が家の中にいて、しかも両親はそんな状況で警察学校に夢姫が誘拐された情報だけ。帰って来てみれば離婚の話し合いで、しかも夢姫の親権の話をしている中だ
「私はいらないわよ!」
「俺だって要らないさ!
」「なんで夢姫が誘拐されたと言うのに!」
そんなおり、夢姫を誘拐したであろう犯人から両親のスマホに連絡が来ていて
「「夢姫!!」」
「「!?」」
椅子に座り眠らされているであろう妹の夢姫とこっちにいる両親は「どうでもいい」といった感じだ
「『どうでもいい』じゃないだろう!夢姫は俺の妹だぞ!?」
「夢姫は!」
「今は無事だよ。今はね」
「声を聞かせろ」
「無理だな」
無理だと言った犯人は夢姫がしゃべると思わなかったんだろう
「お兄ちゃ…」
「夢姫、絶対に助けに行く!必ず助けるから!」
「う…ん」
スマホの音から聞こえているガヤガヤとした複数の足音や声が聞こえている状況で着られた電話
「ヒロ何か」
「この時間で誘拐。そして複数の足音や声が聞こえている限りまだ学校の中かも知れない」
「学校か」
夢姫の通っている小学校に行くと
「あら、降谷君」
「それに諸伏君まで。元気にしていたの?」
「「え?あぁ。妹の様子を見に」」
そう言った俺達の言葉に
「最近はよく体育館で1人で遊べたりするものをやっていることが多いわよ」
そう言ってくれた教師には感謝だ。体育館に2人で向かいあちことと探している中で見つけた夢姫は、震えている状態で縛られていて
「ゼロ!夢姫見つかった?」
「あぁ」
夢姫を縛っているヒモを解くと
「おにいちゃ…!」
泣きながら抱き着いてきた夢姫に
「怖かったろうに」
「よく頑張ってくれたよ」
夢姫を抱き上げた僕と一緒に帰る支度をし始めてくれたヒロ
「あら」
「申し訳ありません。見つかってしまいまして。久々に会えて泣いてしまい、すでに寝てしまっているのでそのまま早退させて貰えますか」
「えぇ構わないわ」
学校から出て家に帰ると未だにやっている親権の取らない同士の喧嘩
「悪いがこの家の戸籍を僕は抜ける」
「「え!?」」
「貴方方が取りたがらない夢姫の親権は僕が取る」
「何を言っているの!?」
「そのままの意味だろう。夢姫の親権は僕が取る」
「何言って…」
「そうだ!零、お前は降谷家の長男だぞ!?」
「夢姫だって長女だろう。その夢姫を守らなかったのは貴方達だ」
「!!」
「僕は夢姫を見捨てたりはしない。あなた方が先に夢姫を見捨てたんだ。僕の戸籍に移したって問題は無いだろ」
それからの動きは本当に早かった。
役所に行って、僕の戸籍をまずは抜き、其れが終わり次第夢姫を僕の戸籍に入れ込む。まぁ、その間だけヒロの義理の両親に見て貰ったりもしていたが「また兄さんが」と言っていた当たり夢姫に物を買い与えてくれたんだろう
でも無理な日も当然ある訳で、そういう時は警察学校の寮にいてもらうしか方法はなく
「あいつ等に見つかるのも時間の問題って所まで来ちゃったなゼロ」
「あぁ」
「何が時間の問題なんだよ?降谷、諸伏」
「いや」
「こっちの話だ」
今はベッドの上で寝ている夢姫をそっとしておくのが正解だ。ましてやあの一件以降夢姫は小学校に通えなくなってしまっている
「気になるじゃないの」
「気にするな。家の事情の話だ」
「この間言ってた名前の事関係があんのか?」
「まぁな」
それから数日、警察学校の方には夢姫が寮に入る事を許可されたが
「悪い松田。そっちのチリトリ貸してくれ」
「おうよ!その代わり後でちゃんと返してく零」
「つまらん2点」
「すっかり仲良しになっちゃったなぁあの2人」
「陣平ちゃんの親友の俺としてはちとジェラっちまうねぇ」
なんて話している中
「ひーくん…?」
「!?」
「だ、誰だ?」
「しかもまだ子供だぞ」
なんて言っている声が聞こえてきて
「あちゃー。起きちゃったか」
「ん!」
「はいはい。ゼロー」
「ん?」
「お姫様が起きちゃったみたいだよ」
その言葉に僕の方に振り向いたのはハギたちで
「降谷の知り合いか?」
「にしちゃあ随分と幼いようだけど」
「おにーちゃん!」
「「お兄ちゃん!?」」
それに反応したのは班長とハギだ
「へぇ随分と年下の妹なんだな」
「だろ?」
僕を見つけた夢姫はヒロに降ろしてもらって猛スピードで走ってきて
「起きたのか」
「おきた!」
「昼めし食べたら遊ぶか」
「いいの!?」
「あぁ」
その後、合コンだとかいろいろと言われているハギも放置して、掃除を済ませて片付けも済ませると
「夢姫は何が食べたい」
「うどん!きつねの!」
「はいはい」
「夢姫はうどん好きだよね」
「好き!」
夢姫のきつねうどんと僕のお昼ご飯を席に持って座ると
「やべぇ英語の予習してねぇや。英語の教官オレを目の敵にしてっから」
「だったら降谷に教えて貰えよ」
「見た目からして」
「ペラペラなんだろ?そこのうどんすすってる妹ちゃんも」
「僕はそれなりにだけど、妹はからっきしだな」
「さすが金髪のハーフ」
そう言った男の人はつま楊枝を加えていて
「爪楊枝なんか咥えていきがってんじゃねぇ!」
班長の言葉に驚いて僕にしがみついてきた夢姫に
「怖くなんてないだろ」
それでも首を横に振った夢姫に
「早く食べないと冷めちまうぞ?お嬢ちゃん」
「お嬢ちゃんじゃないもん」
「俺達からしたらお嬢ちゃんだよ」
「でもハギの言う通り食べないと麺が汁を吸っちゃうからね」
「食べられる?」
「食べられない事はないけど、夢姫にはその量を食べられないんじゃないか」
確かに。夢姫は同じくらいの子たちと比べたら小食で、小学校でも食べている量は少なかったと聞いていたくらいだ
「まぁわかりゃいいんだ」
戻ってきた班長に
「なぁ班長アンタもしかして、降谷ちゃんの事好きなんじゃねーの?掃除の時も妙に庇ってたし」
「はぁ!?」
「班長、声小さく」
「んでだよ?」
「妹が驚いて食べなくなる」
「あ、わりぃ」
ちまちまと食べている夢姫も
「ごちそーさまでした」
「はい」
「しっかしゼロに比べて全然食わねーじゃん」
「元々少食だからね」
「そういう事か」
「いいんだぜ?隠さなくても。俺、そーいうの気にしねぇし」
「んなワケねぇだろ!?」
「班長、声」
「俺彼女いるし」
そこに驚いたのは同じ席にいた僕も含めて皆だ
食べ終わった僕たちと一緒に追いかけっこで遊び始めた夢姫を見ていると
「なぁ降谷」
「ん?」
「あのお嬢ちゃんと本当に兄妹なのか?」
「あぁ。13歳も年が離れているとはいえ、れっきとした兄妹だ。因みに」
夢姫の遊び相手にヒロも交じっているのは夢姫からのご指名だ
「一緒に遊んでいるヒロもそれだけの付き合いがあるからな」
「へぇ」
「でもあれくらいだと、幼稚園?」
「いや、小学生だよ。今は小学3年生」
「にちゃあ随分とちいせぇな」
「まーな」
「3年って事は、誕生日もまだか」
「あぁ」
もの凄い汗をかいた夢姫が
「ただいま!」
「お帰り」
一緒に遊んでくれていた警察学校の人間はみんなへばって転がっているが
「にしても随分と遊んでもらったようだな」
「うん!楽しかったよ!」
「それは何より」
そう言ったのは夢姫の遊び相手に選抜されていたヒロだ
教官が出て来た時には夢姫の遊び相手になっていた男たちはまだへばっている
「なんで転がっているんだ」
「妹の遊び相手になってくれていたからだと」
「ほう」
その声は夢姫には怖かったんだろう。すぐにヒロの後ろに隠れた夢姫に
「なにもそんなにすぐ隠れんでも良かろう」
「こわいもん」
「先生に優しいも怖いもないだろ?」
「ある」
「なぁお嬢ちゃん」
ヒロ君の足元から顔だけ出すと
「外でやる授業を今日はお嬢ちゃんのやりたいことをやってもいいとしよう」
「やりたいこと?」
「そうだ」
「夢姫の遊びたい放題だってさ」
「またその名前だけど」
「あぁ、ハギや松田たちは知らないか」
「夢姫っていうのは、ゼロの妹の名前だよ」
「妹っつーことは」
「このちっこいのの名前か」
「ちっこくない」
「チビだチビ。もっと遊んで大きくなるんだな」
「意地悪!」
「おーおー」
「まずは挨拶だけしておこうか夢姫」
「しない」
「おいおい」
「夢姫ー」
「ひーくん?」
ヒロが耳元で何かを話していて
「約束ね!」
「あぁ。約束だ」
「ふるやゆきです!」
「可愛いとこあんじゃん」
「ゼロに似て無くてよかったな」
「おにーちゃんに?」
「あぁ」
「うるせぇ」
「ひーくん、あのお兄ちゃんも怖い」
「怖いなぁ。でもあのお兄ちゃんたちにも遊んでもらえるぞ?」
ヒロの足元から松田たちを見ている夢姫は周りに松田やハギたちの様なタイプがいなかったのもあるからだろう
