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夢小説設定
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沢木が言ったその言葉は聞き覚えがありまくった。そう諸伏から聞かされた小鳥遊望が言っていた言葉と瓜二つだ
「あとはここが崩れ落ちて村上の行方は掴めず迷宮入りになるはずだった」
テヤァっとナイフを持った沢木さんは後ろから夢姫を連れて行ってしまった
「やべっ」
「皆動くな!動けばこの子の命はないぞ!」
「く…しぃ…」
「「夢姫」」
「じん…ぺー…くん?」
「その男から腕離しておけよ」
え?
少し離れた所で、何かをしている音が聞こえてきて
「お、おい松田君」
「も…」
ドンっという大きな爆発音の後、夢姫を連れて行った沢木
「どこに連れて行く気だアイツは」
「ヘリコプターで逃げるつもりなんだ」
「んだと!」
「ここからの脱出用に秘書の名前を使って呼んであったんだよ」
その言葉を聞いた俺とハギはにやりと笑っていて
「んなこと」
「させる訳ねーだろ!!」
走り出した俺達に
「お、おい」
「松田刑事、萩原刑事!?」
中に入れば階段を使って上がっている沢木と夢姫の姿
「エレベーターかよ」
「松田」
もう1つのエレベーターに乗り込むと
「警部殿。白鳥刑事銃の腕前は」
「わしと同じでからきし駄目だ」
なんて話しているおっさんと警部
「ところで萩原君、おのロープは一体」
「俺と松田にしか出来ねぇことですから」
「「はぁ?」」
屋上に着いた俺とハギ、そしておっさんたち
「彼女を放すんだ!でないと撃つぞ」
「面白い撃てるものなら撃ってみろ」
左手であごを上にあげられ、右手でナイフを当てられているあたし。そんな状態の中でニヤリと笑った陣平君達
「た…すけ…」
「たすけて」夢姫がそう言うのはそうそうない
「松田、頼むぜ」
「おうよ」
「松田刑事!?一体何を」
慌てふためいている白鳥の言葉なんて聞いてやらねぇ
「じ…」
「3分、我慢してくれよな夢姫」
「「3分?」」
きっと夢姫とハギにしか分からねぇ合図だ
「おうよ」
走り出した俺を見た沢木は夢姫の首元にナイフを近づけていたのを見逃すはずがねぇ
「奴も殺して俺も死ぬ!この女も道連れだ」
そう笑っている沢木は白鳥の持っている銃を寄こせと言ってきている
「じ…んぺ…」
首に当てられている手が痛く、そしてナイフの刺さるような痛み
「クソが!」
そう言った俺は沢木の腕を殴っていて、ハギはロープで沢木を縛り、警視庁のヘリに沢木さんを乗せていて
「すっげぇ」
ハギが夢姫を抱えて連れ戻って来たタイミングで、どんどんと崩れていく建物から俺達もヘリに先に乗せて貰った
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地上に着いたと同時に陣平君に抱えられて救急車に乗った時
「ありがとう、陣平君」
「かまわねぇよ。お前を守るのは俺の役目。なんだろ?夢姫」
「うん」
警察病院に運ばれたあたしは、首の処置をしてもらい、1日だけ入院するようにとの事で入院することに
ベッドで陣平君や刑事さんと話をしているときに
「夢姫!!」
慌てて入って来たヒロ君
「お兄ちゃん」
「大丈夫か?首以外には何もないんだな?」
「うん、ないよ。だってケンちゃんと陣平君が守ってくれたもん」
「そうか」
ホッとした顔をしたヒロ君を見て
「相変わらず夢姫のナイトは松田みたいだな」
「うん」
陣平君とケンちゃん以外の刑事さんはきっとヒロ君の声に驚いているんだろう。電話と同じ声の人間がここに慌てて来たんだから
「失礼ですが」
「あぁ、緑川です。緑川翠。夢姫の兄の代わりに様子を見に」
「お兄ちゃんは」
「別の仕事が入ってな、もうそっちに向かってる」
「そっか…」
あたしと一緒に陣平君も泊ってっくれるように手配をしてくれていたらしいお兄ちゃんたちは流石だとしか言いようがない
刑事さんたちも保護者が来たならと出てくれて、それを見届けたヒロ君はカギを閉めていて
「で?誘拐犯が分かったって言うのは」
「沢木がお前の言っていた言葉と同じセリフを吐きやがった」
「な!?」
「夢姫の誘拐に関しても沢木が関与していることに違いねぇ」
「だけどよ、もう1人いる筈だろ」
「きっとそれは」
「小鳥遊が知って居る可能性が高いって事か」
「そういうこった」
「それに関してはまた調べるとしておくよ。じゃあ夢姫」
「うん?」
「明日、ゼロが迎えに来る手はずにしておくから一緒に帰っておいで」
「陣平君がいい」
「諦めろ。俺も萩も明日は忙しくなるんだ。沢木の事情聴取を含めてな」
そっか
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翌日の朝
「おはよう」
「あぁ。大丈夫そうだな」
「うん。だってきっと陣平君が助けてくれるって思ってたもん」
「そうかよ」
陣平君がお仕事に出て行って暇になったタイミングで外の空気を吸うために歩いていると
「あら、もう歩いて平気なの?」
「はい」
「そんなに酷いけがじゃなかったんだね!」
「えぇ」
「だがお前の言う兄貴って昨日の奴と」
「そろそろ着きますよ」
「ん?」
ちょっと先に見えている白のRX-7はお兄ちゃんの愛車だ
駐車場に止めると大股で歩いてくるお兄ちゃんの姿
「無暗に外に出歩くんじゃない!」
「大丈夫だよ。警察関係者がこんなに沢山いるんだから」
「そういう問題じゃない!首にナイフを当てられているという自覚を持て」
「はーい」
「ったく。荷物は」
部屋の番号を言うと「中を見てくる」とだけ言って中に入っていったお兄ちゃん
「凄い人だね」
「でもそれだけ頼もしい存在でもあるんだよ。コナン君」
「え?なんで僕の名前」
「陣平君達から聞いてるよ。ありがとう、コナン君だって怖い思いをしただろうにあたしを助けようと言てくれてたって言ってたから」
「そんなこと…」
なんて話をしていると、丁度よくお兄ちゃんが出て来て、お兄ちゃんに其れを話すと
「近いうちにポアロにいらしてください。妹を助けて貰ったお礼がしたいので」
「お礼だなんて」
「いえいえ」
「じゃあこれで」そう言ったお兄ちゃんと一緒に車に乗り込むと
「首の具合は」
「もう痛くないよ」
「そうか」
「ヒロから夢姫を誘拐した犯人の1人が沢木だと聞いている」
じゃあもう1人は…?
「恐らく小鳥遊グループの人間の可能性がある。注意しておけよ」
「そうする」
その翌日、学校に行くと望ちゃんが氷帝から消えていたことに驚いたのは言うまでもない
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