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夢小説設定
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着替えてからリビングに戻ると
「松田が怪しんだ五十嵐心空」
「あぁ」
「あの子は無関係だ」
「「!?」」
「諸伏まで何言ってやがる」
あたしがいることに気づいたのはヒロ君で
「ちょっと待って居て」
そう立って行って作ってくれたのははちみつ入りのミルクティ
「ありがとう」
「どういたしまして」
陣平君の隣に座って温かいミルクティを飲んでいると
「アイツだって怪しいに決まってんだろ?!」
「いや、全く」
「何でそう言い切れるんだよ?諸伏は」
「今日、氷帝が終わった後彼女に時間を作って貰った」
「「な!?」」
「これはここだけの話だ」
「他言無用ってことか」
「あぁ」
「おっそろしいね、公安サマは」
「彼女になんで松田に連絡が出来たか。ゼロはそれが不思議だったらしい。松田、夢姫に彼女を紹介されたか?」
「あぁ」
「彼女は俺と松田しか知らないと。俺は夢姫の護衛で立っている姿しか知らなかったと言っていた」
「!?」
「松田を紹介して貰っていなかったら連絡さえできなかったと彼女はそう言っていた」
「だが、それだけじゃソイツが怪しくないとは言い切れねぇだろ!」
「松田ならそう言うと思ったよ。彼女はもう1人の夢姫の知り合いを覚えてるだろ」
「小鳥遊望か」
「あぁ。彼女からいい情報が聞き出せている」
「「良い情報?」」
「小鳥遊グループ、分かるだろ」
「あぁ」
「昔爆弾設置されたグループだよな。確かハギが解体に」
「行ったな」
「そこのたった1人の孫娘らしい」
「我儘娘って事か」
「あぁ。欲しいものはどんな手を使っても手に入れるタイプらしい」
「だが、お前たちの情報は出てくるはずがねぇ」
「そう。その情報が出てこないのを中学2年の時に言っているのを彼女が聞いている」
「じゃあ夢姫が言ったアイツに家族位紹介しろと言って来たと言われたあの言葉は」
「嘘じゃない。彼女は当時夢姫がどんな子なのか分からなかったと言っていた。同じクラスでも接点が無ければそんな物だろう」
「あぁ」
「それでもって中3の時はクラスが変わり、高等部で再び同じクラスになったとそう言っていた。そしてあの事件の後夢姫が休んでいた時にこう言っていたそうだ『今頃生きているか死んでるかなんて分からない』とな」
「「!!」」
「その証拠として公安が預かっている」
「な!?」
「公安と言えど、夢姫の兄貴としてだろ」
「そうか」
「ご馳走様」
ミルクティを飲み切ったあたしに
「夕飯まだなんだけど、眠くなっちゃったかな夢姫は」
「そうだろうな」
「夢姫ー」
「ケンちゃん?」
「今なら絶賛、松田の膝ががら空きだよ」
そう言ったケンちゃんの言葉の通り、がら空きなのはあたしが隣にいるからで、横になろうと思ったのに陣平君に膝の上に座らされたあたし
「夢姫にもし何かあれば、護衛で一緒にいる俺かゼロに連絡をすると言う話になったんだ」
「いいのかよ?そう簡単に」
「教えたのは夢姫も知って居る方の連絡先だから大丈夫だよ」
「そうかよ」
==
俺の足と腕の中で寝ちまった夢姫
「あー、やっぱ寝ちゃったか」
「ったく。飯も食ってねぇのにな」
「仕方ないよ。それだけの事があって今は夢姫のメンタルも疲れ切ってるんだろ」
「だろうな」
スースーッと規則正しい寝息はコイツが落ち着いている証拠だ
「そういやもうすぐ誕生日だな」
「あぁ」
「なにすっかなぁプレゼント」
なんて言ってるハギに
「俺は決まってる」
「松田にしては早いな」
「まぁな」
「ちなみに俺も決めてるから」
「諸伏も決まってんのかよ」
「当り前だろ?」
諸伏がそうそうに決めているという事は、数日間掛けるという事になるかもしれないが
「ゼロにもまだ話はしてないけど、夢姫にはすでに話をしてあるよ」
「はえーよ」
「当り前だろ。ただ時期はずらすけど」
「そうかよ」
「おにいちゃ…」
その消え入りそうな声は俺達には届いていて
「こういう時はやっぱゼロなんだな」
「どれだけ一緒にいてもゼロには敵わないよ。俺でも」
そう言っていて
「でもじんぺーちゃんのジャケットからは手を離さねーのな」
「そのうち、ゼロじゃなくて夢姫の口から『陣平君』って言われる時が来ちゃうかもね」
「どうだろうな」
諸伏のその言葉を聞く日が来るだなんて俺も誰もが想像もしてなかった
「そういや、明日は」
「休みみたいだよ。疲れてるだろうから明日は休ませようと思ったけど」
「「けど?」」
「その状態だと松田が寝られないんじゃ」
「部屋に寝かせに行くからいいんだけどよ」
「それじゃ寝かせてこようか」
「あぁ」
夢姫を抱えて部屋に行くと
「そう言えば」
「なんだよ」
「夢姫の部屋に入ったの俺と零以外じゃ松田しかいないよ」
「はぁ?」
「因みにスマホを覗くのも松田以外無理」
「まじかよ」
ベッドに寝かせると
「誕生日、楽しみにしとけよ夢姫」
「珍しいな」
「まぁな」
下に降りると
「そういや」
「ん?」
夢姫も寝て夕食は俺達の酒のつまみに変わる
「夢姫って食生活どうなってんの?」
「どうって?」
「諸伏がいる時は作ってるんだろ?」
「あぁ」
「お前がいないときは」
「ちゃんと時間を探して作りに来てるよ。夢姫もそれに気づいてるからちゃんと持って行ってる」
「へぇ」
「たまに夢姫からお弁当のリクエストも来るんだよ」
「「リクエスト?」」
「そう」
そう言った諸伏が取った一冊の大きいファイル
「これは」
「夢姫からのお弁当リクエスト一覧とお弁当の感想」
「へぇ。こんなものまで取ってるのかよ」
「当り前だろ?滅多に言わない夢姫からリクエストなんかされたら喜んで作るに決まってるじゃないか」
「シスコン…」
ファイルを見ると
【〇月△日、明日の運動会のお弁当のリクエスト( *´艸`)】
・エビフライ、出し巻き卵、焼きおにぎり食べたい
そう書かれている
「これだけしか入れねぇのか?」
「まさか。ちゃんとそのリクエストの物に答えつつ他のおかずも入れるよ。その下見てごらんよ」
下に目をやれば
【リクエストのおかず入れてくれてありがとう。いつも美味しいお弁当ありがとう(≧▽≦)】
そう書いてあって
「リクエストが来る度作ってその返事がちゃんと来るんだよ」
「へぇ」
「可愛いところあるだろ?」
「そうだな」
タタタッと降りてくる音が聞こえる
「起きちゃったみたいだな」
「そうだな」
だけど、起きて来たと思ったら諸伏の膝の上で寝やがった夢姫
「あちゃー」
「なんで俺じゃなくて諸伏なんだよ」
「しかも一直線だったぞ」
「きっと夢姫のクセだろうね」
「クセ?」
「こうなった時ゼロがいない時って俺だけだったから」
夢姫を揺すっている諸伏を見ると
「松田もいるよ」と言っていて
「じんぺーくんといっしょ、ねる」
「おいおい」
「子供みたいじゃん」
「いやいや、俺からしたら夢姫はまだまだ子供だよ」
「それはそれだけの付き合いをしてるからだろ」
「そうかも知れないな。夢姫は俺の兄さんにも会ったことあるけど、きっと忘れちゃってるんだろうな」
「夢姫、風呂入って来るから待ってろ」
「うーん…」
「俺の膝の上で寝てる間に入って来ちゃいなよ」
「そんじゃ毛布でも持ってくるか」
「やだぁ」
「だめだな」
「悲しくなるぜ?夢姫」
「じんぺーくんだけなのぉ」
「はいはい」
立ち上がった俺を寝ぼけた顔で見ている夢姫に
「それ被って待ってろ」
「「過保護」」
「るせぇ」
イソイソと諸伏の膝に座ったまま俺のジャケットに袖を通している所を見ると
「久々にその光景を見た気がするけど」
「そうなのか」
「ゼロの上着やら俺の上着でもやってたけど、本人無意識だしね」
「無意識って怖くね?」
「こえーよ。これ氷帝でやってたら俺泣いちゃいそう」
「同感」
「そういやテストはどうだったんだろうな」
「今日は返却だけだったみたいだけど、間違っている指摘をしたところは案の定間違ってたらしいよ」
「マジか」
「で、間違った所を赤ペンで修正して提出なんだけど」
「そのための休みだって言う訳か」
「あぁ。でも夢姫はその提出をすでに終わらせているから明日は本当にただの休み」
「だからゆっくりさせるって言ったのか」
「あぁ。夢姫にはそういう休息する日も必要だから。特に今の夢姫にはね」
「そうだな」
風呂から出て来た俺を見たハギが次に入って行き
「でも明日コイツ1人になるんじゃね?」
「あー…」
「俺は無理だぞ。因みに班長もだ」
「残りはハギか」
「あぁ」
暫くしてハギも出て来て
「ハギお前明日」
「普通に登庁予定だけど。でもまぁ何も無きゃ爆処なんて暇だけどなぁ」
「よし」
そう言ったヒロは
「明日夢姫の面倒見ておいて」
「はぁ!?」
夢姫の予定は確定したわけだ
