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夢小説設定
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学校帰りだ。お兄ちゃんの車ではない別の車があたしの目の前に止まっていて
「降谷の知り合いか?」
「ううん、知らない」
「そうだよな」
見たことのない車を見ても何も思わないのは知らない人の車だからだろう
なんて思いながらも通り過ぎようと思ったときに出て来た知らない男女に口元を抑えられてしまって
「ん゛ーーー!!」
「いって」
「早く車に…」
そのだから気付かなかったの。あたしがスマホを落としたことに
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車に無理やり押し込まれて行ってしまった降谷。どうしたらいいのか分からずにいると
「これってアイツのスマホ?」
「そうだよな」
スマホをのぞき込むとロック画面はいつだか見た画像のままだ。スワイプすればホーム画面に行っていて
「なんでちゃんとロックしてねぇんだアイツ」
「さぁ?」
でも電話しなくちゃ行けねぇだろ」
「でもどこに…」
なんて悩んでいる人たちを他所に
「そう言えば、何かあったら警視庁にって言ってたあの人は…」
「ケンちゃんとか言ってたよな降谷」
「でもケンなんて名前沢山いんだろ」
「確かに」
「お兄ちゃんやヒロ君だって分からない」
はっとしたような顔をしたのはここ最近降谷とよく一緒にいる五十嵐だ
「なんだよ。1人だけ夢姫に紹介してもらった彼がいるわ」
「あ?」
「松田陣平。私に今朝そう言っていたわ」
降谷のスマホから松田陣平の名前を出すと
「フルネームで登録してるのか」
「そうみたいね」
「でも出んのか?」
「分からないけど」
「ならこの名前の奴にお前がかけろ。俺は警視庁に連絡する」
そう言った俺はそのまま警視庁に電話を掛けると
「こちら警視庁、事故ですか事件ですか」
「氷帝学園の女子生徒が1人誘拐された」
そう単刀直入に話すとすぐに担当部署に繋いでくれた
「氷帝学園の生徒が誘拐されたというのは」
「本当だ」
奥の方でドタドタと慌ただしくなっている
「ちょ…松田君!?」
「(松田?)」
あいつにかけさせているのも松田だったなそう言えば
「佐藤悪いが今回は見逃せよ」
「何言って」
「じゃねーとアイツがヤバイ」
「どういう事よ?」
電話越しに聞こえてくる会話
「悪いわね。誘拐された女子生徒のフルネーム教えて貰えるかしら。後は」
「降谷夢姫。連れて行ったのは黒の外国車だ」
「そう分かったわ」
それだけ言われると電話を切られて
「それで分かんのかよ」
なんて思いながらも待って居ると赤色灯でサイレンを鳴らした黒のハリアーが入ってきて
「マジかよ」
「アイツ」
「おい、夢姫がどんな車に」
「黒の外国車だ」
「黒の外国車…種類が多いな」
「だが型は古かったぜ」
「そうか」
車に乗り込もうとした男に
「なんでそこまで降谷に肩入れする」
「夢姫に肩入れしてんじゃねーよ。きっと今回の夢姫を見つけ出したら少しはお前たちにもわかるかもな」
「どういう」
「俺達が夢姫に肩入れをする理由がねぇだろ。それを知ってるからあの2人も何も言わねぇ」
「何?」
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すぐさま携帯で黒の外車で型が古めだという事を連絡すると、交通課も道路の状況を調べてくれていて
「その時間に氷帝学園の方に泊っている黒の外車が1台ありますね」
「それか?」
「でも、その車…ちょっと待ってください!乗せてますね無理矢理女子生徒を」
「その車の追跡を頼む!」
携帯に位置情報を送ってくれるらしく、送って貰いながらその車が止まっているであろう場所に行くと
暫くしてから佐藤や他の刑事たちも到着。公安部の人間も来ていて
「ここに居るって言うの」
「多分な」
キィッと小さな隙間を開けると、気を失った状態のまま椅子に座り口にはガムテープが八付けられている状態で足を縛られ、両腕は後ろで縛られ、身体をも椅子に括りつけられている夢姫の姿
「夢姫!」
「…」
「おい夢姫!」
何かが可笑しい。その異変に気付いたのは俺だけじゃないようで
「どういう事?松田君の声に耳も傾けないじゃない」
「いや、可笑しい」
「アイツが俺の声に反応しなかった試しがねぇ」
その返答に驚いたのは佐藤と高木、それに白鳥だ
そして誰よりも先に異変に気付いたのは
「松田、夢姫の足元見てみろ」
その言葉に下を見ると
「成程。マジでふざけんなよ」
「どういう事」
「夢姫の足元にあんのは爆弾だ。音も聞かせないようにして吹っ飛ばすって事だったんだろうが」
「同じ学校の人たちの連絡が早かったって所かしら」
「そういうこった」
ポケットから携帯用のハサミを取り出すと
「なんでも持ってるんですね松田さん」
「何かあった時用だな」
爆弾を解体する時に確認すると移動しても問題なさそうだ。パチンパチンと手順よくハサミで配線を切って行くと、丁度よく目を覚ましたらしい夢姫の姿
「っとお前」
夢姫の耳についていたのは耳栓。そりゃ聞こえねぇわけだ
「んーー…」
「もう少し待ってろ」
ペリッと口についているテープをはがすと
「じ…んぺ…」
「大丈夫だ。すぐに終わらせっから」
「うん…」
残りの配線を全部切り終わらせると爆処の奴等も到着していて
「おっせぇよハギ」
「うるせぇ。急に住所だけ送って着たのはお前だろ?夢姫がアブねぇって」
「取り合えず配線は全部切った。後は任せる」
「あぁ」
俺は夢姫の体についているロープを挟みで切り落とした直後に気が付いた。夢姫が震えていることに
「夢姫、よく頑張った」
「う゛…うわぁあああっ」
「「!?」」
俺に勢いよく抱き着いた夢姫に驚きを隠せていないようで
「松田君…?これって一体」
「夢姫は昔同じような状況の誘拐があったんだよ。そん時は俺達も知らなかったんだがな。兄貴に助けられたって聞いてる」
「そう」
「お前の事だ。ついては行かねぇのは知ってるが」
「そうなんですか?」
「ったりめーだろ?高木。お前仮に年の離れた妹や弟、自分の子供を想像しろ。ソイツに自分の車や知らねぇ人物にはどう教える」
「近づかないように」
「そうだ。それと同じことを俺達はコイツに教えてる」
泣き疲れて眠っちまった夢姫を見ると相当怖かったんだろう。眠っていても震えているのは変わらない
「事情聴取は無理そうね」
「だろうな。寧ろ佐藤でも出来るか分からねぇぞ」
「どういう意味ですか」
「松田の車を見てりゃ分かる」
「松田さんの…ですか」
俺が夢姫を抱えて車の助手席を開けて座らせると同時に目を開けた夢姫が盛大に震えていて
…ヒッ…ハァ…ハァ…ヒュと不規則な息遣いが聞こえる
「落ち着け、落ち着け!」
「じ…んぺ…く…」
「そうだ俺だ」
「い…で…きな…」
「ゆっくり息を吸え」
俺の言葉にゆっくりと息を吸い込んだ夢姫
「大丈夫だろ」
「じゃない」
「お前の精神的にはな」
まだ軽くヒュウッヒュウッと意気はしているが殺気よりは大分いい
「ゼロか諸伏に電話しとけ」
「え?」
「お前を連れて帰るから」
「うん」
車に乗せてくれた陣平君の洋服を離せなくて渋々ジャケットをかけた俺はそのまま1度佐藤たちの元へ
「あら、彼女には随分と甘いのね」
「まぁな」
「確実に佐藤でも事情を聴くのは無理かもしれねぇ」
「え?」
「助手席に座らせただけで震えて、一瞬過呼吸引き起こした」
「マジかよ」
「あぁ。今もまだ軽くは出てるが」
車の助手席で座ったままおrネオジャケットに袖を通してる夢姫の姿がしっかりと見えてる
「あんな調子じゃどう考えても暫くは無理だ。あの2人ならうまくできっかもしれねぇけど」
「そうだよな」
なんて話をしていて
「アイツらがいる時に出来るならしてーが」
「居んのかよ?」
「さぁな」
車の方を見ると、ちょっとだけ表情が変わった夢姫を見ると何かあったのかと思ったが
「アイツ電話してんな」
「あぁ。ちゃんと自分の携帯持ってしてんな」
「佐藤刑事、松田刑事たちも。取り合えず処置が完璧でしたので爆破はしないと思われますが、これは爆発物処理班でお預かりします」
「あぁ」
「おねがい」
「んじゃ、俺はアイツ送り届けてから警視庁に戻る」
「そう」
「それが良いな」
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車の中でお兄ちゃんからの連絡が入って
「大丈夫なんだな?」
「うん。陣平君達が来てくれたから」
「たち?松田だけじゃないのか」
「捜査一課の人たちも来てくれた。きっとこれから事情聴取があると思うけど」
「なら警視庁まで迎えに行く。食事はどうしたい」
そう言えば食事するって言ってたっけ
「予約が取りにくい所で有名でな」
なね言うもんだから
「着替えていきたい」
「じゃあ、出ている着替え持って行くから警視庁で松田と一緒に待ってるんだぞ?いいか?知らない人について行くんじゃないぞ?」
そう心配性なお兄ちゃんの言葉に思わず笑いが出ると
「松田の前ではいつもの夢姫のままでいてやれ」
「そうする」
電話を切ったと同時に戻ってきた陣平君
「大丈夫か?少しはましになったな」
「かな…なんだかお兄ちゃんと話したら少し楽になった」
「そうか。このまま家に送るが」
「ううん。きっと事情を聴きたいよね刑事さんたちも」
「そうだけどよ。お前の事が最優先だからな」
「お兄ちゃんが警視庁まで来てくれるって言うから話せるなら…」
「お前がそれで善いなら」
「傍にいてくれる?」
「あぁ、いてやるよ」
「ちょっと待ってろ」そう言って窓を開けた陣平君は佐藤さんと何かを話していて
「じゃあそのまま俺等は向かうから」
「えぇ」
なんて言われていて
