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夢小説設定
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陣平君は「刑事だ」と話してくれていて、ここに救助隊が来ることを説明してくれている
暫くすると救助隊が来てくれて、中にいた人たちも救助してくれている
「松田」
「ハギ先に夢姫連れて」
「ばーか」
「ば!?」
ケンちゃんは
「松田とコイツ連れて先に非難だ。ここに爆弾が残ってあるか無いかは俺達爆処の仕事。俺も確認してから降りる」
敬礼をした爆処の人たちも救助する時に、あたしを抱えようとしたのを止めたのは陣平君で
「じ…」
「少し黙ってろ」
「!?」
陣平君に抱えられたまま外に出ると
「楓さん!?」
「それに松田刑事?」
「なんで彼女が松田刑事と一緒に」
「白鳥。あいつ等にもいろいろとあんだよ」
なんて声が聞こえてきて
外に出た途端、あたしに自分のスーツのジャケットをかけてくれた陣平君
「え…と」
「んな格好で外に出歩くんじゃねぇ」
「なんで」
「俺だけが知ってればいいんだよ。お前の何もかもな」
「!?」
「だからあまり俺に心配かけさせるんじゃねぇよ夢姫」
「!!」
ケンちゃんも丁度よく降りてきて
「他に爆弾がない事も確認。民間人も全員避難完了しています」
「そうか」
「ところで萩原」
「なんすか」
「あれは、本当に松田か?」
「間違いなく松田ですね」
あたしを降ろしてくれた陣平君はジャケットを背中から羽織らせてくれて、そのジャケットからはさっき吸っていた煙草の匂いがすでに染みついている
「匂い嗅ぐなよ。変態みたいだぞ」
「へ…!?」
「夢姫」
「陣平君?」
「このヤマ片付いたら日帰りでどこか行くか」
「どーせ…」
「散々仕事したんだ。休み位もぎ取ってやる」
「松田君!」
「警部?」
「彼女と帰って構わん」
「ですが報告書が」
近くに来たケンちゃんに
「スーツで爆弾解体したなんて言ったら大変なことになるから、俺達爆処で処理するさ。あそこで寂しそうにしているお姫様と帰ってやんないと今度こそ捕まえられなくなっちゃって俺の所に来るかもよ」
「わりぃなハギ。こんど飯奢る」
「お前たちののろけを今度は聞かされそうだな」
あたしの所に戻ってきた陣平君はあたしの手を掴んだまま車に戻って来て、助手席に座らせたかと思えば陣平君が運転席でも変わる様子がない。むしろ手を離してはくれないようで
「すぐに逃げるからな」
「逃げないよ」
走り出している車から降りる行為はあたしにとって危険でしかない。だからこその陣平君に出した答えが「逃げない」なのだ
環状線を走るという事は、遅くもなく早くもないスピードだという事
一瞬手を離したかと思えば、電話をかけているようで
「どうかしたのか?」
「悪いな降谷」
「ん?」
「今日は夢姫と話したい事があるから家に帰せるか分からない」
「いや、日付がまたぐ前に帰してくれればいいさ」
「どうだろうな。やっと家出娘を捕まえたんだ。今は逃がせない」
「だろうな。家でもお前の名前を出せないほどに夢姫は寂しかったみたいだからな。でもまだ夢姫は高校生。あまりにも遅いと危ないからな」
「あぁ」
「だからなるべく早くこっちに帰せよ。ヒロも心配する」
「わぁーったよ」
きっと電話の内容が聞こえなくてもかけた相手はきっとお兄ちゃんなんだろう
着いた先にあるマンションは陣平君の住んでいるマンションで、駐車場も厳重にされているだけあってセキュリティは凄い事になっているんだろう
陣平君の部屋番号は106
「なんで1階なの?」
「呼び出しされてもすぐに動けるからな。上の階にいるよりはよっぽどいいだろ。お前を連れて来てもすぐに入れるメリットもある」
「え?」
「やっぱ気づいてねぇか」
気付いてない?
家の中に入れて貰うと
「あの解体してる時、なんで
「え?」
「お前なら赤を選ぶと俺は思ってたけどな」
あー…そういう事
「森谷邸に行ったとき毛利さんと森谷教授が話してたのを思い出したの」
「ほう」
「彼女と工藤君のラッキーカラーが赤だって言ってたから、きっと赤は無いんだろうなって思ったの。あとはただ単純にあたしの好きな色だから」
「成程な。んでその森谷邸にはハギと一緒に行ったわけだ」
「うん」
「なんで俺に言わなかった」
キョトンとしたあたしに
「だって、その前の日に言ってたじゃん。『事件が落ち着くまでデートもお預けだ』って『ゴールデンウィークもゆっくり出来ない』って」
「言った。言ったが!」
「森谷邸の招待状4月29日だったの」
「マジかよ。だからってハギとデートはねぇだろ」
「仕方ないじゃん。お兄ちゃんたちも仕事だったし、肝心な陣平君も仕事。航君は奥さんがいるから論外。ケンちゃんに連絡したら休みだって言ってくれたから一緒に行って来たの」
「そういう事かよ。ハギからの事後報告がお前関連だったから何かと思ったけどな」
あ、報告したんだ?
「森谷邸だけだろ、行ったの」
「ううん。普通にあの後ケンちゃんとデートしたよ」
「っざけんなよハギの野郎」
「じん…」
「何も無かったなんて嘘じゃねぇか」
あー…そういうこと
「デートって言っても美味しいご飯食べに行っただけだから」
「デートはデートじゃねぇか」
うぅ
「諦めろ夢姫」
「え?」
「俺はお前をこの先も手放してやれそうにもないからな」
!?
「いつか、その時が来たら
「うん?」
「あとは、その服」
「これ?」
「ったく俺以外の前で着るんじゃねーよ」
「え?」
「つーか、なんであのあのビルにいんだよ」
「暇だったし、たまには映画でも見に行こうかなって」
「んで行ったら巻き込まれたと?」
「映画が終わって出てきたらやたらとサイレンがなってて」
「だからってあの嬢ちゃんにあんな伝言残させんじゃねぇ。お前の口から嘘でも『好きでした』なんて過去形の言葉も『さよなら』なんて言葉も俺は全部却下だ」
「じんぺー…君」
「お前は俺を好きなままでいろ。この先何があってもだ。ぜってぇに『さよなら』なんて言わせねぇからな」
「わかった…」
あの後送り届けてくれた陣平君。あたしを送り届けてくれたのは日付がまたぐ10分前で
「「お帰り」」
「ただいま」
「ゼロもヒロもあんまコイツ責めんなよ」
「何かあったんだろ?」
「この間の事もあるしな」
「それを話してた。ついでに言えばあの現場に映画を見に行っていたらしいからな」
「「え?」」
「じゃああのビルに夢姫いたんだ」
「うん。出てきたら巻き込まれちゃった」
「そうか」
「毛利の親父のとこの娘も一緒にいたし、夢姫はソイツを先に逃がしたみてーだけど」
「けど?」
「コイツは逃げ遅れたんだよ」
「「あぁー…成程ね」」
「それで松田が助けに行ったわけだ」
「あぁ。悪いなゼロ」
「ん?」
「俺がスーツで爆弾解体したのは」
「処理しておく。例の物は爆処にあるんだろ」
「あぁ」
「公安で預かることになるが」
「あとはハギに聞け。アイツが回収に来てたからな」
「そうか」
あたしを送り届けてくれた陣平君が、そろそろ帰るという事で玄関まで見送りに来ると
「無茶すんじゃねーぞ夢姫」
「うん?」
「落ち着いたら連絡すっから、じゃーな」
遠くで見ていたお兄ちゃんたちに
「夢姫にはやっぱり松田の方がお似合いだな」って言われていたのはここだけの内緒の話
