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夢小説設定
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ヒロ君はこう見えても現役の公安に所属している刑事さんだ。役職は警部。お兄ちゃんと同じ立ち位置にいる人だ
お兄ちゃんもヒロ君も本名では活動をしていない。偽名での活動がほとんどだ。
お兄ちゃんは『安室透』として、そしてヒロ君は『緑川翠』として。
「夢姫もそうそうにお嫁に行きそうだけど」
「陣平君がなにも言ってくれないんだもん」
「まだアイツなんだ」
「そりゃ当然。片思い歴は絶賛更新中だからね」
もう陣平君に片思いをして7年。初恋も陣平君だ
「まぁアイツも透も自分たちより強い男じゃないと認めないって言ってるくらいだしね」
「やっぱり…」
その話をしながら歩いていると
「なぁ」
「ん?」
「アンタ達の言っている自分たちよりも強い男って言うのは」
「全てにおいてだよ。まぁ権力には何も言えないけど」
「どういう」
「俺達はそういう場所に居るって事さ。夢姫は俺達の同期の奴が好きみたいだしね」
「という事は大分年上」
「そうだね。一回りは確実に違うから」
「大分だね」
「あぁ」
そんな中陣平君から『もう向かう』との連絡が
「翠君、今から来ちゃうって」
「また随分と」
「この制服でお出迎えするんだから」
「全く。じゃあそう言うことだから」
「え?」
「あ、因みに降谷って言うのは間違いではないよ。誕生日もね」
車に荷物を乗せて、車を走らせていると、前を歩いている見慣れた後ろ姿の人影
「なんていいタイミングなんだ」
「まったくだ」
「夢姫がきっと行きたがるだろうけど」
「ここで止めてあげるから松田の所に行っておいで」
「行って来る!」
車を降りて煙草をふかしながら歩いている陣平君に後ろから抱き着くと
「おわっ」
「だいせーこー」
「おいおい相変わらずかよ夢姫。つーかそれが氷帝の制服か」
「うん」
「馬子にも衣装だな」
「ひっどーいっ」
クラクションを鳴らしてくれたお兄ちゃんの車に乗り込むと
「お前ら気付いてただろ」
「見慣れた後ろ姿だなぁとは思ってたよ」
「マジかよ」
「そう。で夢姫に行ってきていいよっていうサインを出したのも俺たちだよ」
「悪趣味だなおい」
「いいじゃないか。7年も一途に松田を思ってくれているんだから夢姫は」
「そうかも知れねぇけどよ」
「あたしは幸せだけどね。煙草吸って歩いている陣平君に会えたことも抱き着けたこともね」
「そうかよ」
家に着くと既にケンちゃんと航君も揃っていて
「お、帰って来たな」
「ただいまー」
「おかえりぃ」
「それが高等部の制服か」
「うん!」
「似合うねぇ」
「ケンちゃんだけだよ。そう言ってくれるの」
「へぇ。陣平ちゃんは言ってくれなかったんだ」
「馬子にも衣装だろ。どう見ても」
「ひどい!」
「酷かねぇよ」
「夢姫きっと松田の照れ隠しだよ」
照れ隠し?
「似合ってても恥ずかしくて面と向かって言えないからそう言ってるだけだよ。高等部の制服姿も可愛いよ」
「ありがとっ」
「そんじゃこれは俺達からの入学祝だ」
そう航君がくれたのは入学のお祝いでナタリーさんの名前も入っている
「じゃ、これは俺と姉ちゃんから」
「え?」
「夢姫の制服姿の写真だけ後で送らせてよ。俺とのツーショットで」
「いいけど」
「駄目に決まってんだろうが」
そう止めたのは陣平君で
「なんで?だってちーちゃんに送るだけでしょ?」
「千速に送んのはいいんだよ。ハギとのツーショットが駄目だっつってんだ」
「?」
「じゃあ僕たちはいいんだ?」
「ゼロはともかく、ヒロも班長も駄目に決まってんだろ」
「盛大にヤキモチは妬くんだね」
「はぁ!?」
え?ヤキモチ?
「ホント、それならいっそ夢姫の言う通りに付き合っちゃえばいいのにさ」
「ば!?」
「いいの!?」
「ゼロがいいならいいんじゃない?」
「夢姫がいいなら僕はいいんだけど。夢姫からしたら13離れてればオジサンも変わらないだろ?」
「全然?寧ろ頼もしいお兄ちゃんが5人いて、その中で陣平君を好きになっただけだもん」
「そっか」
「氷帝で好きになった奴とかいねぇのかよ」
「いたらここまでならないし陣平君に抱き着かないでしょ」
「それもそうだ」
直行で来たケンちゃんや航君、陣平君もそうだけどいつ呼ばれるか分からない状態にいるのが刑事の仕事らしい。
お兄ちゃんも陣平君も「休みなんてあって無いようなもの」だとよく言っている
「夢姫は松田以外にこんな人がいいな。っていうのはないの?」
「特には。ただやっぱり」
「やっぱり?」
「今もそうだけど、あたしの情報が隠されていることに疑問を持っている人たちはたくさんいるよ」
「へぇ」
「あたしには関係ないとは言っても」
「全くの無関係者じゃないから。いつか危険な目に合う可能性がある。その為のSPという名の護衛でヒロが付いてる」
「そういう事かよ」
「因みに中等部の時のお弁当は全部ヒロ君のお手製のお弁当だったよ」
「そうそう、高校でも作ってあげるよ」
「やった!」
「嬉しそうだね夢姫ってば」
「ヒロ君のご飯美味しいから嬉しいんだよ」
「それは良かった」
「それは否定しねぇ」
なんて皆が言ってる当たり皆も同じことを思ってる事なんだろう
「ヒロ君の作ってくれる出し巻き卵好き」
「じゃあ明日はそれを入れてあげるよ」
「やった!」
「ヒロも大概夢姫には甘いよな」
「そりゃ、夢姫が生まれた時からの付き合いだからね」
「そうだったな」
「そうだ。風見からもあるんだ」
風見さん?
そう渡されたのは「必要だったら使ってくれ」とそう言っていたそうだ
「助かったかも」
「へぇ」
「だってハンドタオルだったら絶対に必要じゃない?学校だけじゃない。外出先でも使えるものだし」
「それもそうだね」
「物欲が少ない夢姫が数少ない喜ぶものが風見のハンドタオルだとはね」
「何を貰っても嬉しいけどね」
「そっか」
「でも欲しいものを聞かれても答えないのが夢姫だろう?」
「それもそうだ」
「皆して酷くない?」
「本当の事だろ。今年で9年だぞ9年。分からねぇわけがねぇだろ」
そう言って来たのは陣平君で
「まぁ確かに9年もの付き合いがあれば多少は分かるだろうな」
「だな」
「そういやお前ゼロとヒロ以外で俺達の連絡先知ってんのは」
「陣平君だけかな」
寧ろあたしのスマホの連絡先はお兄ちゃんとヒロ君。後は数少ない友人だけ。それと
まぁその友人にも話せない事は沢山あるんだけどね
「何かあったらどうするつもりだ」
「だってその前にヒロ君がいるもん」
「諸伏もいなかったら終わりだな」
「だねぇ。松田が入ってんなら、後は俺と班長のを入れておくか」
ケンちゃんが航君のも入れてくれた後にそのまま写真を取られて
「おいハギ!」
「大丈夫。夢姫単体の写真だよ」
嘘だ。ケンちゃんが一緒に写ってたの知ってるもん
「ほう。じゃあ後でその写真俺にも送れよ」
「お前は自分で取ればいいだろ、松田」
なんて航君にまで言われていて
「陣平君とツーショット撮ってスマホの画面にしよっかな」
「おいおい」
「だってほらロック画面は5人揃った写真だからさ」
「お前はいつまでその画面なんだ」
「ずっと」
「おいおい」
それでもちゃっかり陣平君単体の写真も撮ってツーショットも撮って速攻でスマホの画面にしたのは言うまでもない
