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という訳でやってきました!
にぃにはお仕事でお休みもらえないけど、とーる君が言った通りひーくんが一緒に来てくれるそうです。やったぁ!
「ったく、アイツも中々に酷いよな」
「なんでぇ?」
「これ乗りたい鈴のために強制的に来週の休みとチェンジだぞ?」
あ、という事は来週はお休みがない奴なんでね?
「とーるくんがね?『僕と
「それはそうだろうな」
「そうなの?」
「アイツは仕事だからな」
なるほど。潜入捜査何ですね?お疲れ様です
「そうだ。にぃにもね?ひー君もいるし何も起こらないと思うけど、何かあったらすぐに電話していいって言ってたよ?」
「電話出来てもすぐに来れないだろアイツ」
「だね」
でもひーくんもお巡りさんなので安心してます
「でもちょっとだけ眠いんだよね」
「なんだ?昨日楽しみ過ぎて眠れなかったか?」
「ううん。昨日はにぃにとしっかり寝た」
「新しい家でも一緒に寝てるのか」
たまににぃにの布団に潜り込んで寝るのが好きなの!
「もっと寒くなったら最初から引っ付いて寝る」
「おいおい。ならちゃんとした布団買ってもらえ」
「そしたらそっちで寝ろって言われるから、買わない」
「お前なぁ」
ちょっと先で見えたのは綺麗な女の人と一緒にいるとーるくんの姿でした。なんかいつもの雰囲気と違ってちょっと怖かった…
「どうかしたか?」
「ううん。なんでもなーい」
「そうか」
ひーくんと一緒に部屋に入ると
「眠いなら少し寝てな」
「平気?」
「あぁ。何も無ければそのまま名古屋まで一直線だからな」
確かに。そう思って安心してお昼寝した
===
Side Hiromitsu
鈴が昼寝を始めてしばらくした後、ノックをして入って来たのはゼロの方だ
「平気なのか?」
「あぁ。この列車内では別行動だ」
「そうか」
「それよりも、この列車に乗る前に鈴がお前と目があったって言ってたぞ?」
「やっぱり目が合ったのは鈴の方だったか」
「あぁ。この名前の時のお前に会った事が鈴は無いからな。仕方がないと言えば仕方がない」
「あぁ」
一応持ってきているライフルとそれを入れているギターケース
「何かあれば頼んだ」
「あぁ」
「ベルモットにも鈴は近づけたくない」
「それは俺も同じだ」
なんて思いながらも入って来た手紙
「「手紙?」」
「10分梧7号車のB室で事件が発生ねぇ」
「しかも犯人役と来た。鈴にはとても無理な話だろ」
「あぁ」
仕方がない
「俺が出るか」
「鈴は」
「カギ閉めていく。取り合えず様子見って所だな」
「そうか」
乗りたいって言った鈴には申し訳ないがこのまま名古屋まで寝ていてもらいたい
「しかし、いつにもまして寝つきがいいな」
「眠いって自分で言ってたからな。松田と一緒に寝たって言う割には」
「ほぉ」
「でもこんな姿見せてくれるの俺達の前だけだっていうのは、安心してる」
「それはお前だろ?ヒロ」
「まぁな」
いまだに寝ている鈴を見ていると
「今じゃこんなに無防備なのにな」
「ちょっと前までじゃあり得ない光景だな」
「寧ろ
「同感」
「そう言えば、月影島で浜焼きをお前と体験したって言ってたが」
「あぁ。始めてやったって言ってたぞ」
「らしいな。今度家出も出来るから体験させてやろうと思ってな」
「いいんじゃないか?」
「だろ」
ゼロもひとしきり鈴の寝顔を見た後
「じゃあ僕は行くが、ベルモットには」
「あぁ、近づけさせないようにする。もちろん、お前にもだ」
「すまない」
部屋をでたゼロを見た後、まだ寝ている鈴を見て届いた手紙を見ると
「犯人…ねぇ」
取り合えずこのまま部屋にいるか。なんて思ったが
「んー…」
「起きたか」
「うん?」
貰った手紙は俺が持って居ればいいだけの話だ
「揺れ過ぎて寝心地悪いー」
「だろうな。少し歩くか」
「そうする」
==
ひーくんと列車の中を歩いていると
「おじさ~~ん!」っていう聞きなれた声がしてそっちの方に行くと
「あ、やっぱり園子ちゃん達だ」
「え?」
「鈴君に」
「緋色さん?」
「よ。で?何かあったのか?」
「ソファーでうたた寝してるのよ。こめかみから血を流してまるで死んでるみたいにね」
!?
「鈴、下がってろ」
「うん」
「ちょっとどけるか?」
「え?」
ひーくんがドアの隙間に目をやると
「硝煙の匂いだな」
「硝煙の…」
「匂い?」
「あぁ」
「なら扉を」
「下がれるか?」
「?」
「ひーくん、簡単にドア、蹴破るから大丈夫だよ」
「へ!?」
あっという間に足でドアを蹴破ったひーくんは流石、おまわりさんです
「ちなみに、とーる君も同じことが出来ます」
「「うそ!」」
「あんな優しそうな顔をしてやること凄すぎ」
「ちなみに、にぃにはボクシングが得意です」
「え…」
「アイツは高校でIH常連だったからな」
「うん!」
「でも透と殴り合ってたのは知らないだろ?」
何それ、初耳!
「にぃににきいたら教えてくれると思う?」
「思わない」
だよねぇ
「透に聞けばいいだろ」
「聞いても教えてくれないかもしれないじゃん」
「どうだろうな?」
手袋を付けたひーくんはおじさんの体に触っていて
「また推理クイズですか?」
「いや。クイズどころじゃないだろうな」
「うん?」
「すでに亡くなってる」
「「え!?」」
「鈴は見るなよ」
「見たくない」
「でもこれってガチで殺人事件なの!?」
「あぁ。誰かがこの人のこめかみを拳銃で撃ちぬいたんだ」
うぅ…
「で、でもこの部屋、チェーンロックが掛かってたから…緋色さんがドアを蹴破って入ったよね?だから自殺なんじゃない?」
「いや。他殺だな」
「え?」
「こめかみの銃創の周りに拳銃の銃口の焦げ跡がないのがその証拠だ。それに拳銃の先にサイレンサーが付いてる。こんなに長いものを頭から離して撃つにも無理がある。ようはライフルと同じ原理だ」
「!!」
うーん…と言ってる園子ちゃんはきっと分かっていない様だ
「鈴、俺のギターケース持ってこれるか?」
「あれ重いんだもん」
「だよなぁ」
って話をしていると
「取り合えず、先に鈴は電話な」
「にぃにが来れるか分からないよ?」
「知ってる」
警察に電話をすると、名古屋に行く前に止まらなくちゃいけなくなってしまった
「うぅ…」
「あれ?鈴じゃないですか」
「あ、とーるくんだ」
お仕事中じゃないんですか?
「安室さん!あなたも乗ってたんですね」
「えぇ。運よく地ジェットを手に入れたんで…さっき食堂車で毛利先生ともお会いしましたよ。で?鈴はどうしてここに?」
部屋から出て来たひーくんが
「殺人事件が起きた」とだけとーるくんに伝えていると
「おや」
「しかもサイレンサー付きの銃だ。ライフルと同じ原理だぞ」
「そうですね。光はライフルの腕っぷしは良かったですからね」
「「はい!?」」
あ、そうだね?皆はひーくんもとーるくんも警察を辞めたと思ってるけど、実は辞めてないしね
「ぜひとも見てみたいけどな」
「そんな場所あるか?」
「探せばありそうだけどな」
戻ってきた車掌さんが「オーナーである鈴木会長が名古屋までは止めない」と言って来たらしい
「面倒だな」
「そうですね。まぁこの走っている電車の中じゃ逃げ場は、ないですしね」
「透。悪いが鈴を」
「えぇ。部屋に送り届けますよ。持ってきてるのでしょう?
「あぁ。ギターケースだ」
「相変わらず。じゃあ、蘭さんたちもそちらに行きましょうか」
「え?」
「でも」
「死体のある部屋にいるよりは、鈴と一緒にいて貰った方が安全です」
「そうですね」
「鈴もそれでもいいですか?」
「うん」
にぃににも一応は連絡をしたけど、管轄が違うからいけないと言う事だった。ちなみにわーくんと美和子さんがいるらしいから、そっちに連絡しておいてくれるって
とーるくんに部屋まで連れてきて貰うと
「ギターケースって」
「そう。これですよ」
もうずっと使っているケースだ
「ひーくん、あたしが持てないの分かってて言うから嫌になる」
「まぁそれは仕方がないですね」
「やっぱりにぃにみたく鍛えようかな」
「それは松田じゃなくても反対します」
ちぇ…
とーるくんが荷物を持って行ったのを見た後
「あの2人って何も言わなくても分かりそうよね」
「あー…だってとーるくんとひーくんは幼なじみなんだよ。ある程度の事は分かるって言ってた。まぁにぃにとケンちゃんも同じだけど」
なんて話をしているとわーくんから電話があって
「もしもーし」
「軽いな」
「部屋に戻ってきた。蘭ちゃん達と一緒にいる」
「そうか。そのまま部屋から出るなよ」
「あーい」
「因みに1人で最初から」
「乗ってない。ひーくんと名古屋で食べ歩き予定だったから」
「そうか。つーことは緋色もいるんだな?」
「うん。現場に残ってるよ。ちなみにとーる君も一緒です」
「分かった」
電話が切れると
「そう言えば、お兄さんの同期の人たちの連絡先みんな知ってるのね」
「みんなって訳じゃないけど、にぃにが特別仲が良かった人たちと、美和子さんに警視庁の捜査一課の本部長と警備企画部の偉い人は知ってる」
「「何で!?」」
「警備企画部の偉い人は、元々にぃにの上司さんで、学校に行けなかった時に面倒見て貰ったのがきっかけ」
「じゃあ、捜査一課の…」
「美和子さん?」
「そう。なんで知ってるんだ」
「美和子さんはねぇ…にぃにが観覧車で爆弾とランデブーしてた時に教えてくれた」
「へぇ」
「その前から美和子さんは東京のお姉ちゃん的な存在なのです」
「あ、そうなの」
「うん」
「じゃあその捜査一課の本部長は…」
「学校に行けなかったあたしがよく捜査一課の中に1人でいた時に声をかけてくれたの。パパよりパパだった」
「あらら」
「にぃによりにぃになのはとーるくんです」
だけどそれを言うとにぃにが怒るから絶対にいわない
「ありゃ」
「でもあんた今回のこれってある意味デートよね?」
「ぁぅ…」
「どう言う事だい?」
「だって鈴の好きな人って緋色さんなんだもの」
「へぇ。ボクはてっきり、安室さんかと思ってたけどな」
「とーるくん?」
「そう」
んー…うん。ない
「ないね」
「なんで!?」
「にぃによりにぃにって事はこの先もお兄ちゃんだよって言う事だもん」
「おいおい」
子どもたちはみんな博士と同じ部屋にいるからいつも通りの学校の延長戦の様な感じだ
「でもさぁ『お兄ちゃん』から『好きになる対象』っていつかは変わるかもしれないじゃない」
うーん…
「どうかなぁ?」
「え?」
「これは内緒にしてね?」
「何をよ」
「ひーくんはあたしの片思いの相手だけど、初恋の人はひーくんじゃないから」
「「えぇ!?」」
「びっくりだわ」
「初恋の人って誰なんだい?」
「皆も知ってるよ?」
「え?僕たちも知ってる?」
「知ってる」
だって初恋はにぃにだもん。因みにちーちゃんにも惚れてたのはにぃにたちに速攻でバレました
「私たちも知ってるって事は」
「あ、因みに女の人もいるんだよ?」
「「はぁ!?」」
「そっちも知ってる人ー」
「ますます分からないわ…」
「そう意地悪してやるなよ鈴」
「えー」
「あ、緋色さん」
「もういいんですか?」
「安室に任せて来た」
「因みにわーくんと美和子さんが待機してくれてるって」
「そうか」
「緋色さんは知ってるんですか?」
「ん?」
「鈴ちゃんの初恋の人」
「あぁ、男の方は知ってるけどな。女の方はよく分からないんだ」
「え?」
「お前も素直に教えてやればいいだろ」
「すぐに教えたらつまらないもん」
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