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==
「楽しかったぁ」
「でも僕達よりも2日も遅れて帰って来るとはな」
「そうねぇ。例の『にぃに』とデートでもしてたんじゃなぁい?」
なんてきっと園子ちゃんに悪気はないんだろうけど、その言い方が神奈川にいた時の同級生に似ててショックだったの
「ちょっと、園子!」
「いいよ、蘭ちゃん、真純ちゃん」
「「!?」」
「鈴?」
「だって、あたしににぃにがいるって言っても信じてなかったって言う事でしょ?」
「そんな事無いよ!?」
「そうだぞ?」
「ちょっと何本気で…」
「そっか、皆は知らないね。言うつもりもなかったけど」
「鈴ちゃん?」
「神奈川に住んでた頃に、にぃにがいるっていっても信じて貰えなくて嫌がらせを受けてたもん」
「!!」
「にぃにの招待明かしておかなくてよかったよ」
「何言って…」
==
Side Ran
「ごめん帰る」それだけ言って帰って行っちゃった鈴ちゃん
「もう園子!」
「なに、そんな風にあの子思ってたわけ?」
「違うと思うな」
「「え?」」
「鈴くんは、きっと園子君の言った言葉じゃなくて、言い方がショックだったんだと思うよ」
「え?」
「萩原刑事が言ってたんだけど」
「うん?」
「鈴ちゃんと共通するものがある刑事さんがいるって。あとは鈴ちゃんとよく一緒に居るってそう言ってたんだよね」
なんて話した私に
「そんな事を言われたのか」
「うん」
「共通するモノかぁ」
なんて考えてるけど何かあったかなぁ?
「でもそう言えば鈴ちゃん前に私たちが事件現場にいるのをお兄さんが見てるってそう言ってた」
「って事は捜査一課にいる人間か?」
「多分」
帰りにポアロによると、安室さんも緋色さんもいてそういう話になった時
「鈴には内緒で」
そう見せてくれたのは警察学校と書かれた看板にいる5人の男の人の中に移りこんでいたのは紛れもなく鈴ちゃんで
「え?」
端から
緋色さんに鈴ちゃん、松田刑事に伊達刑事、安室さんに萩原刑事?
「まず、おれと安室は警察を辞めてるから論外な?伊達もこの時には彼女がいたしな」
「でも鈴ってば萩原刑事とは昔から知ってるって」
「そう。ってことは、鈴ちゃんの兄貴は」
「「松田刑事!?」」
「そういうこと」
確かにわたしたちがよく目にする刑事だし、鈴ちゃんともよく一緒にいる気がする。
「でも」
「よく一緒にいるだけじゃない。鈴も松田も神奈川出身。萩原と面識もあって、松田が鈴ちゃんをほぼ毎朝送迎しているだろう?」
「そう言えば」
「俺達もあまり詳しい事は聞いてないからな。ちゃんとした理由があるとは思うんだけどな」
==
Side Jinpei
「お前が1人で来るの珍しいな」
「いや、来てるけど」
入って来たがらねぇんだよ鈴が
「ったく」
そう言った緋色が外に出たかと思えば、外で鈴と何かを話していて
店内に行くにしても正面入り口しかねぇこの店でどう来るかと思えば緋色につられて一緒に入って来た
なのに、嬢ちゃんたちを見ても、そっちに行かないで俺の所に来ている当たり何かあったんだろうと思っていると
「ったくなんで7年前の写真なんて見せてんだよ?しかも鈴まで写ってやがる写真をよ」
ピクリと止まった鈴の目の前にキャラメル入りのミルクティーを出してもらった鈴は若干嬉しそうだ
「おいし」
「それは良かった」
「で?鈴と何があった」
「あ、それが」
ことの顛末を聞かされた俺達
「成程な」
「そりゃ、入りにくいよなぁ」
「じゃ、俺と鈴の関係も分かったんだな?」
「兄妹…ですか」
「あぁ」
鈴の方を見た俺に
「鈴。バレたぞ」
「いつでも呼んでいい?」
「いつでも言ってんだろうが」
「ありゃ」
「でもお兄ちゃんって呼ぶと」
「ちげぇよ」
「『お兄ちゃん』って呼ぶとこいつ等がうるせぇんだよ」
なんて言った俺に
「にぃに」
「んだよ?」
「おなかすいた。何か食べたい」
なんてカウンター越しに笑ってる緋色が
「ランチで作った残りのスープならあるよ。具だくさんの」
「飲みたい!」
「はいはい」
鈴が緋色の所に行っている間に
「鈴の何が知りてぇ」
「え?」
「神奈川出身なのになんで両親と一緒じゃないとか気にならねぇの?」
「いや気にはなるんだけど」
鈴の方を見た嬢ちゃんたちに
「大丈夫だ。緋色に夢中になってる間に話してやるよ」
「松田。鈴はちょっと奥に行かせるから」
「大丈夫かよ」
「鈴が大丈夫じゃない話もあんだろ?」
「かも知れねぇな」
「「え?」」
鈴を奥に連れて行ったのを見た後
「鈴はな神奈川にいるころにいじめに合ってたんだ」
「え?」
「きっと、俺やハギが気付いてなかっただけでだいぶ前からあったんだと思ってる」
「どういう」
「ただ、大分ことが動いたのは俺達が21の時、まだ当時小学生だった鈴がヒザやオデコやらに擦り傷を作って帰って来るようになった。っていうのを両親伝手に聞いた。その時は遊んでて出来たものだろうと考えていたんだ。俺もハギも。
で大学卒業間近の時、俺達を見つけた鈴が大泣きしててな。話を聞けば学校で男子児童に頭を叩かれたとかいろいろと話してくれてな。小学校にも通えなくなった」
「学校の先生とかは」
「急に来なくなればだれでも最初は不審がるだろ?」
「そうだな」
「でも鈴の場合は違った。行けなくなっても誰も来ることも無かった」
「「え?」」
「誰も来なかったのか?」
「あぁ。で、学校行事には絶対に来いって言って来た教師がいてな。鈴は渋々行ったんだ。学校行事に」
「へぇ」
「でも、学校に行けてなかった鈴が周りとなじめるはずもねぇ。で、来ていた場所が東京で俺達も警察学校で東京にいたってのもあって鈴は学校行事じゃなくて俺達のいる警察学校に来たんだ」
「「!!」」
「あん時、俺やハギの事も知ってる教師が少なからずいてな。教師たちも鈴が俺と兄妹だっていうのを信じて無かった奴等が多かったんだ」
「先生たちですら…」
「で、学校から渡されるであろう宿題とかも全て学校で破り捨てられて鈴の所に来るはずがなかった。だから学校に行けなかった鈴は余計に学校に行けなくなる原因を作った学校側にも不振を覚えて余計に行けなくなってその日は俺達と一緒にいたんだ。1泊して、千速に迎えに来てもらって、同級生たちとは別ルートで神奈川に帰宅した」
「な!?」
「鈴がなんで東京にいるのか聞いてきたな」
「はい」
「そんな事もあって、両親とも話をして鈴の意思に任せて鈴が東京に来たい。って言ったから戸籍事東京に移してるんだ。小学校は神奈川の卒業にしたけど中学からこっちにいたのはそう言う事だ」
「へー」
「まぁ、こっちにいても時々帰ってたみてーだし、帰っちゃ変な予知夢見て大泣きしながら俺のとこ来てびーびー泣いてたけどな」
「そうなんですか?」
「あぁ」
「現在進行形でたまに見たりするらしいからな」
「そうなんだ」
なんて話をしていれば奥から
「松田、鈴、寝ちゃったぞ」
「マジかよ」
「え?」
「お前鈴寝付かせるのはえーから、朝はえ―んだよな」
「べつにそんなつもりは無いけど」
「ぎくしゃくしてるのは今のを見てりゃ分かるけどよ。どっちが悪いとかカンケーねぇだろ。さっさと仲直りしとけよ」
「え?」
「おじょーさまだって、こんなんで友達無くすよりかはいいだろ」
奥の部屋に行くと、スープは飲み切ったらしい鈴
「あまり責めてやるなよ松田」
「んだよ?」
「鈴木さんの言い方が神奈川の同級生を連想させたらしいからな」
「そう言う事かよ」
鈴を抱えてお店側の方に行くと
「明日はいつも通りに接してやってくれ」
「え?」
「鈴もきっといつも通りに学校にも行かせるし、お互いにぎくしゃくしてるのはイヤだろ」
==
翌日
「は?」
捜査一課に居るってのにひっくい声が自分でも出たと思った
「なんだか松田さんいつも以上に機嫌が悪いような」
「悪いな、アイツ」
席を立った俺に
「どうかしたのか?」
「鈴が学校に来てねえって」
「おいおい、そんな事」
「小学校の時以来だな。ちょっくら家の中見てくる」
「おうよ」
家に帰って来ても家の中に鈴がおらずもぬけの殻。実家に帰っている線は無いだろうが、千速の所は分からねぇ
ハギの所に居れば、少なからず俺だけじゃねぇ伊達 も目にするううはず…
もしくは、降谷 や諸伏 がいればポアロにいる可能性もある
そう簡単に電話に出るようなあいつ等じゃねぇけどな。取り合えず電話してみるか
諸伏にかけて見れば、ポアロに自分達は居るけど、鈴は来てないという。「達」ということは降谷も見てねぇって事になる
ハギも仕事中で鈴を見てない。最後の頼みだと、千速に電話を掛けるが見ていないという
「鈴が来るとなればもっと早くでるだろう」
「そうだな」
「朝は」
「いた」
という事は、都内にいる可能性がある。だが鈴が1人で勝手に出かける。なんて事が今までなかったって言うのもあってどこに居るのかが分からねぇ
「実家は」
「そもそも俺が行かねぇとアイツは実家に帰らねぇよ」
「そうか」
==
昨日の今日で学校に行く気にもなれず、電話もするのを忘れて、家を飛び出してきちゃった。ついでに言えばちゃんと私服だ
「で?」
「『で?』って?」
「なんで俺達に匿って貰おうと思ってるんだ鈴は」
なんて言って来たのはひーくんで
「だって」
園子ちゃんたちに会いにくいって素直に話すと
「それはお互い様だろ?」
なんて話をしているとひーくんのスマホが鳴っていて
「どうした?鈴?見てないけど」
あ、来てないことにしてくれるんだ?
「分かった。来たら教えるよ。え?学校にも電話してない?あの鈴がそんなヘマしてるくらいには珍しい事もあるんだな。あぁ、俺もゼロも気にかけておくよ」
それだけ言うと、電話をきったひーくんは
「で?なんで学校に電話してないの」
そう言うと自分のスマホを見て
「あ…」ってこぼしたあたしに
「本当に忘れてたのか」
「うん」
「ったく」
そう言ったひーくんがあたしのスマホからどこかに電話をかけていて
「すいません。緋色という者ですが…いえ怪しいものではなく松田鈴の兄の代わりのものでして…鈴がちょっと寝坊をしてしまったようなので、強雨は此の儘お休みと言いう形を取らせていただいても?はい。本人にも伝えておきます。はい、失礼します」
電話を切ったひーくんがあたしにスマホを返してくれると
「ほら」
そう朝ごはんを出してくれたのはとーるくんだ
「ありがとー」
「いや、構わないが」
「が?」
とーるくんの作ってくれたパンケーキをモキュモキュと食べていると
「もうちょっとしたら鈴がここに来たことにするから、ちゃんと松田に怒られて来い」
「やだ!」
「『やだ』じゃない。松田だって心配するだろ」
にぃにはお仕事中だもん
「だからお昼前にここに来たことにするんだろ」
「?」
なんて話がまとまったらしいけど、あたしには全く分かりません。ハイ
お昼前にとーるくんがにぃにに連絡したって言ってたからきっと来るぞ。って言われた
「じゃあ逃げる」
「俺達がそう簡単に逃がすわけがないだろ?鈴」
「逃がして?」
「「無理」」
お昼ご飯はひーくんが出してるワンプレートを食べて満足したあたしがポアロを出た瞬間に
「どこに逃げるつもりだ。おいコラ」
「み゛ゃ!?」
腕を掴まれて、ポアロの奥に連れて来られた。にぃにのお顔がこあい…
「ったく!行きたくねぇなら朝からそう言え!」
「だってぇ…」
「學校から電話がかかってくりゃ何事だってなるに決まってんだろうが!」
うぅ…にぃにの言う事が最も過ぎて辛い…
さんざん、にぃににお説教されて、ちーちゃんにまで連絡をしたって聞いたのは痛かった。ちーちゃんにも連絡をしたら
「あんまり心配を掛けさせるんじゃないぞ」ってだけ言われました。ハイ
にぃにと一緒に奥から出てくると
「悪いな」
「いや」
「あんまり心配させるんじゃないぞ?」
「ぁぃ」
ポアロでひーくんのランチを受け取ったにぃにが仕事に戻っては行ったけど元々今日は遅くなると言っていたにぃにだ。早く帰って来ることは無い。はて、夕飯はどうしようか?
「は?」
「どうかしたのか?」
「鈴、お前今日松田いないのか?」
「さっきまでいたじゃんか」
「そうじゃなくて!夜だ!夜!」
「遅くなるとは言ってたー」
がくってなった2人に夕飯は公安がお得意としている料亭で美味しい和食食べさせてもらった!美味しかった!
「鈴が美味しそうに食べてくれて何よりだ」
「そうだな?これで明日は頑張って学校に行けるな」
「やだ」
それとこれとは、お話が違います
「鈴」
「れーくん?」
「昨日の事があったからって鈴がいつまでもそうやってふさぎ込んでたら彼女たちも悲しむぞ」
そうかも知れないけど…
「それに、悪気があってそう言ったわけじゃないってことだって今の鈴になら分かるだろ?」
「うん」
「怖いなら、放課後ポアロで話したっていいじゃないか」
ポアロで…?
「そしたら話せる場もあるし、鈴がいやだったら、僕という逃げ場もある」
あ、明日もれーくんは居てくれるんだね?
「それなら頑張っていけるだろ?」
「頑張る…」
そう言ったあたしに
「そのいきだ。なら明日は俺が迎えに来る。それも俺の作った弁当付きだ」
「ほんと?」
「あぁ」
「楽しかったぁ」
「でも僕達よりも2日も遅れて帰って来るとはな」
「そうねぇ。例の『にぃに』とデートでもしてたんじゃなぁい?」
なんてきっと園子ちゃんに悪気はないんだろうけど、その言い方が神奈川にいた時の同級生に似ててショックだったの
「ちょっと、園子!」
「いいよ、蘭ちゃん、真純ちゃん」
「「!?」」
「鈴?」
「だって、あたしににぃにがいるって言っても信じてなかったって言う事でしょ?」
「そんな事無いよ!?」
「そうだぞ?」
「ちょっと何本気で…」
「そっか、皆は知らないね。言うつもりもなかったけど」
「鈴ちゃん?」
「神奈川に住んでた頃に、にぃにがいるっていっても信じて貰えなくて嫌がらせを受けてたもん」
「!!」
「にぃにの招待明かしておかなくてよかったよ」
「何言って…」
==
Side Ran
「ごめん帰る」それだけ言って帰って行っちゃった鈴ちゃん
「もう園子!」
「なに、そんな風にあの子思ってたわけ?」
「違うと思うな」
「「え?」」
「鈴くんは、きっと園子君の言った言葉じゃなくて、言い方がショックだったんだと思うよ」
「え?」
「萩原刑事が言ってたんだけど」
「うん?」
「鈴ちゃんと共通するものがある刑事さんがいるって。あとは鈴ちゃんとよく一緒に居るってそう言ってたんだよね」
なんて話した私に
「そんな事を言われたのか」
「うん」
「共通するモノかぁ」
なんて考えてるけど何かあったかなぁ?
「でもそう言えば鈴ちゃん前に私たちが事件現場にいるのをお兄さんが見てるってそう言ってた」
「って事は捜査一課にいる人間か?」
「多分」
帰りにポアロによると、安室さんも緋色さんもいてそういう話になった時
「鈴には内緒で」
そう見せてくれたのは警察学校と書かれた看板にいる5人の男の人の中に移りこんでいたのは紛れもなく鈴ちゃんで
「え?」
端から
緋色さんに鈴ちゃん、松田刑事に伊達刑事、安室さんに萩原刑事?
「まず、おれと安室は警察を辞めてるから論外な?伊達もこの時には彼女がいたしな」
「でも鈴ってば萩原刑事とは昔から知ってるって」
「そう。ってことは、鈴ちゃんの兄貴は」
「「松田刑事!?」」
「そういうこと」
確かにわたしたちがよく目にする刑事だし、鈴ちゃんともよく一緒にいる気がする。
「でも」
「よく一緒にいるだけじゃない。鈴も松田も神奈川出身。萩原と面識もあって、松田が鈴ちゃんをほぼ毎朝送迎しているだろう?」
「そう言えば」
「俺達もあまり詳しい事は聞いてないからな。ちゃんとした理由があるとは思うんだけどな」
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Side Jinpei
「お前が1人で来るの珍しいな」
「いや、来てるけど」
入って来たがらねぇんだよ鈴が
「ったく」
そう言った緋色が外に出たかと思えば、外で鈴と何かを話していて
店内に行くにしても正面入り口しかねぇこの店でどう来るかと思えば緋色につられて一緒に入って来た
なのに、嬢ちゃんたちを見ても、そっちに行かないで俺の所に来ている当たり何かあったんだろうと思っていると
「ったくなんで7年前の写真なんて見せてんだよ?しかも鈴まで写ってやがる写真をよ」
ピクリと止まった鈴の目の前にキャラメル入りのミルクティーを出してもらった鈴は若干嬉しそうだ
「おいし」
「それは良かった」
「で?鈴と何があった」
「あ、それが」
ことの顛末を聞かされた俺達
「成程な」
「そりゃ、入りにくいよなぁ」
「じゃ、俺と鈴の関係も分かったんだな?」
「兄妹…ですか」
「あぁ」
鈴の方を見た俺に
「鈴。バレたぞ」
「いつでも呼んでいい?」
「いつでも言ってんだろうが」
「ありゃ」
「でもお兄ちゃんって呼ぶと」
「ちげぇよ」
「『お兄ちゃん』って呼ぶとこいつ等がうるせぇんだよ」
なんて言った俺に
「にぃに」
「んだよ?」
「おなかすいた。何か食べたい」
なんてカウンター越しに笑ってる緋色が
「ランチで作った残りのスープならあるよ。具だくさんの」
「飲みたい!」
「はいはい」
鈴が緋色の所に行っている間に
「鈴の何が知りてぇ」
「え?」
「神奈川出身なのになんで両親と一緒じゃないとか気にならねぇの?」
「いや気にはなるんだけど」
鈴の方を見た嬢ちゃんたちに
「大丈夫だ。緋色に夢中になってる間に話してやるよ」
「松田。鈴はちょっと奥に行かせるから」
「大丈夫かよ」
「鈴が大丈夫じゃない話もあんだろ?」
「かも知れねぇな」
「「え?」」
鈴を奥に連れて行ったのを見た後
「鈴はな神奈川にいるころにいじめに合ってたんだ」
「え?」
「きっと、俺やハギが気付いてなかっただけでだいぶ前からあったんだと思ってる」
「どういう」
「ただ、大分ことが動いたのは俺達が21の時、まだ当時小学生だった鈴がヒザやオデコやらに擦り傷を作って帰って来るようになった。っていうのを両親伝手に聞いた。その時は遊んでて出来たものだろうと考えていたんだ。俺もハギも。
で大学卒業間近の時、俺達を見つけた鈴が大泣きしててな。話を聞けば学校で男子児童に頭を叩かれたとかいろいろと話してくれてな。小学校にも通えなくなった」
「学校の先生とかは」
「急に来なくなればだれでも最初は不審がるだろ?」
「そうだな」
「でも鈴の場合は違った。行けなくなっても誰も来ることも無かった」
「「え?」」
「誰も来なかったのか?」
「あぁ。で、学校行事には絶対に来いって言って来た教師がいてな。鈴は渋々行ったんだ。学校行事に」
「へぇ」
「でも、学校に行けてなかった鈴が周りとなじめるはずもねぇ。で、来ていた場所が東京で俺達も警察学校で東京にいたってのもあって鈴は学校行事じゃなくて俺達のいる警察学校に来たんだ」
「「!!」」
「あん時、俺やハギの事も知ってる教師が少なからずいてな。教師たちも鈴が俺と兄妹だっていうのを信じて無かった奴等が多かったんだ」
「先生たちですら…」
「で、学校から渡されるであろう宿題とかも全て学校で破り捨てられて鈴の所に来るはずがなかった。だから学校に行けなかった鈴は余計に学校に行けなくなる原因を作った学校側にも不振を覚えて余計に行けなくなってその日は俺達と一緒にいたんだ。1泊して、千速に迎えに来てもらって、同級生たちとは別ルートで神奈川に帰宅した」
「な!?」
「鈴がなんで東京にいるのか聞いてきたな」
「はい」
「そんな事もあって、両親とも話をして鈴の意思に任せて鈴が東京に来たい。って言ったから戸籍事東京に移してるんだ。小学校は神奈川の卒業にしたけど中学からこっちにいたのはそう言う事だ」
「へー」
「まぁ、こっちにいても時々帰ってたみてーだし、帰っちゃ変な予知夢見て大泣きしながら俺のとこ来てびーびー泣いてたけどな」
「そうなんですか?」
「あぁ」
「現在進行形でたまに見たりするらしいからな」
「そうなんだ」
なんて話をしていれば奥から
「松田、鈴、寝ちゃったぞ」
「マジかよ」
「え?」
「お前鈴寝付かせるのはえーから、朝はえ―んだよな」
「べつにそんなつもりは無いけど」
「ぎくしゃくしてるのは今のを見てりゃ分かるけどよ。どっちが悪いとかカンケーねぇだろ。さっさと仲直りしとけよ」
「え?」
「おじょーさまだって、こんなんで友達無くすよりかはいいだろ」
奥の部屋に行くと、スープは飲み切ったらしい鈴
「あまり責めてやるなよ松田」
「んだよ?」
「鈴木さんの言い方が神奈川の同級生を連想させたらしいからな」
「そう言う事かよ」
鈴を抱えてお店側の方に行くと
「明日はいつも通りに接してやってくれ」
「え?」
「鈴もきっといつも通りに学校にも行かせるし、お互いにぎくしゃくしてるのはイヤだろ」
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翌日
「は?」
捜査一課に居るってのにひっくい声が自分でも出たと思った
「なんだか松田さんいつも以上に機嫌が悪いような」
「悪いな、アイツ」
席を立った俺に
「どうかしたのか?」
「鈴が学校に来てねえって」
「おいおい、そんな事」
「小学校の時以来だな。ちょっくら家の中見てくる」
「おうよ」
家に帰って来ても家の中に鈴がおらずもぬけの殻。実家に帰っている線は無いだろうが、千速の所は分からねぇ
ハギの所に居れば、少なからず俺だけじゃねぇ
もしくは、
そう簡単に電話に出るようなあいつ等じゃねぇけどな。取り合えず電話してみるか
諸伏にかけて見れば、ポアロに自分達は居るけど、鈴は来てないという。「達」ということは降谷も見てねぇって事になる
ハギも仕事中で鈴を見てない。最後の頼みだと、千速に電話を掛けるが見ていないという
「鈴が来るとなればもっと早くでるだろう」
「そうだな」
「朝は」
「いた」
という事は、都内にいる可能性がある。だが鈴が1人で勝手に出かける。なんて事が今までなかったって言うのもあってどこに居るのかが分からねぇ
「実家は」
「そもそも俺が行かねぇとアイツは実家に帰らねぇよ」
「そうか」
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昨日の今日で学校に行く気にもなれず、電話もするのを忘れて、家を飛び出してきちゃった。ついでに言えばちゃんと私服だ
「で?」
「『で?』って?」
「なんで俺達に匿って貰おうと思ってるんだ鈴は」
なんて言って来たのはひーくんで
「だって」
園子ちゃんたちに会いにくいって素直に話すと
「それはお互い様だろ?」
なんて話をしているとひーくんのスマホが鳴っていて
「どうした?鈴?見てないけど」
あ、来てないことにしてくれるんだ?
「分かった。来たら教えるよ。え?学校にも電話してない?あの鈴がそんなヘマしてるくらいには珍しい事もあるんだな。あぁ、俺もゼロも気にかけておくよ」
それだけ言うと、電話をきったひーくんは
「で?なんで学校に電話してないの」
そう言うと自分のスマホを見て
「あ…」ってこぼしたあたしに
「本当に忘れてたのか」
「うん」
「ったく」
そう言ったひーくんがあたしのスマホからどこかに電話をかけていて
「すいません。緋色という者ですが…いえ怪しいものではなく松田鈴の兄の代わりのものでして…鈴がちょっと寝坊をしてしまったようなので、強雨は此の儘お休みと言いう形を取らせていただいても?はい。本人にも伝えておきます。はい、失礼します」
電話を切ったひーくんがあたしにスマホを返してくれると
「ほら」
そう朝ごはんを出してくれたのはとーるくんだ
「ありがとー」
「いや、構わないが」
「が?」
とーるくんの作ってくれたパンケーキをモキュモキュと食べていると
「もうちょっとしたら鈴がここに来たことにするから、ちゃんと松田に怒られて来い」
「やだ!」
「『やだ』じゃない。松田だって心配するだろ」
にぃにはお仕事中だもん
「だからお昼前にここに来たことにするんだろ」
「?」
なんて話がまとまったらしいけど、あたしには全く分かりません。ハイ
お昼前にとーるくんがにぃにに連絡したって言ってたからきっと来るぞ。って言われた
「じゃあ逃げる」
「俺達がそう簡単に逃がすわけがないだろ?鈴」
「逃がして?」
「「無理」」
お昼ご飯はひーくんが出してるワンプレートを食べて満足したあたしがポアロを出た瞬間に
「どこに逃げるつもりだ。おいコラ」
「み゛ゃ!?」
腕を掴まれて、ポアロの奥に連れて来られた。にぃにのお顔がこあい…
「ったく!行きたくねぇなら朝からそう言え!」
「だってぇ…」
「學校から電話がかかってくりゃ何事だってなるに決まってんだろうが!」
うぅ…にぃにの言う事が最も過ぎて辛い…
さんざん、にぃににお説教されて、ちーちゃんにまで連絡をしたって聞いたのは痛かった。ちーちゃんにも連絡をしたら
「あんまり心配を掛けさせるんじゃないぞ」ってだけ言われました。ハイ
にぃにと一緒に奥から出てくると
「悪いな」
「いや」
「あんまり心配させるんじゃないぞ?」
「ぁぃ」
ポアロでひーくんのランチを受け取ったにぃにが仕事に戻っては行ったけど元々今日は遅くなると言っていたにぃにだ。早く帰って来ることは無い。はて、夕飯はどうしようか?
「は?」
「どうかしたのか?」
「鈴、お前今日松田いないのか?」
「さっきまでいたじゃんか」
「そうじゃなくて!夜だ!夜!」
「遅くなるとは言ってたー」
がくってなった2人に夕飯は公安がお得意としている料亭で美味しい和食食べさせてもらった!美味しかった!
「鈴が美味しそうに食べてくれて何よりだ」
「そうだな?これで明日は頑張って学校に行けるな」
「やだ」
それとこれとは、お話が違います
「鈴」
「れーくん?」
「昨日の事があったからって鈴がいつまでもそうやってふさぎ込んでたら彼女たちも悲しむぞ」
そうかも知れないけど…
「それに、悪気があってそう言ったわけじゃないってことだって今の鈴になら分かるだろ?」
「うん」
「怖いなら、放課後ポアロで話したっていいじゃないか」
ポアロで…?
「そしたら話せる場もあるし、鈴がいやだったら、僕という逃げ場もある」
あ、明日もれーくんは居てくれるんだね?
「それなら頑張っていけるだろ?」
「頑張る…」
そう言ったあたしに
「そのいきだ。なら明日は俺が迎えに来る。それも俺の作った弁当付きだ」
「ほんと?」
「あぁ」
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