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風邪も治って、にぃにがお休みを取ってくれたので兄妹で一緒に神奈川に帰省中です!ちゃんと連休でにぃにがお休み取ってくれたよ!実家に帰省だー。わーい!
「ったく、そんなに長いこと帰ってねーわけじゃねーだろ」
「でも実家は久々だよ?」
「は?ハギと帰省した時に顔見せてんじゃねぇのかよ?」
「見せてなーい。だって絶対にパパたちが『お兄ちゃんと一緒じゃなきゃダメじゃない』とか『お兄ちゃんにちゃんと言って来たの?』とか絶対に言われるの分かってるもん」
「そんでちゃんと俺に許可取ってたわけか」
「そういうことー」
パパは相変わらずボクシングジムで生徒さん達に指導してるけどね!ママは実は看護師なんだよ!パパがママの働いてる病院に来て知り合ったって聞いた事がある!ママの病院に行った事ないけど
「「ただいまー」」
「あら、早かったじゃない。お帰りなさい」
玄関開けたらめっちゃいい匂いがするー
「割とすいてたからな。ついでに言えば俺の運転じゃなくてハギの運転だ」
そう、今日はケンちゃんも一緒に帰省しているの!にぃにと同じだけ連休取ってたよ!
「そういうことね。鈴も随分大きくなったわね?」
「そう?」
「お兄ちゃんに迷惑かけてない?」
「ない!」
「本当?」
「掛かってねぇよ。寧ろ俺のが助かってる」
「あら珍しい」
なんてママに言われた
「親父は」
「ジムに顔を出してるわよ」
「そうかよ」
ママが火を止めたかと思えば
「どうせ夜は千速ちゃんも一緒に食べに行くんでしょ」
「この後な」
「りんも行く!」
「へいへい」
「これで迷惑かけてないっていうの?」
「んなもん、昔からだろ。寧ろ、小学校の時の方が大変だったじゃねぇか」
「それもそうね。お母さんこれから夜勤に出ちゃうけど」
「帰ってきたら戸締りはしとくから安心しとけよ」
「助かるわ」
ママはそれだけ言って出て行ってしまった
「ママも忙しそー」
「お前看護師は向いてねーもんな」
「無理!」
でも将来何になりたいとか、そろそろ考えなくちゃいけないんだよなぁ
「ゆっくり決めりゃいい」
「うん!」
その後、ジムの方に行くとパパが相変わらず椅子に座って指導してて
「よぉ」
「ただいま」
「帰ってたのか」
「今ね」
「どうなんだよ?ジムの方は」
「まぁボチボチだな」
ボチボチなんだ?
「ま、お前たちも手が離れてる分、畳むことも考えてるけどな」
「それは親父が決めりゃいい事だしな」
「そうか」
「パパが決めたことにあたしも何も言わないよ?あたしもにぃにの所に連れて行ってもらってるんだもん」
あたしの頭をポンとしたパパをジムの人たちは初めて見たんだろう
「あのコーチが…」
「女の子の頭を撫でた…っ」
「そんなに珍しい?」
「親父がするのはな」
「そっか」
スマホを見ると
「ちーちゃんもうちょっとでお仕事終わりだって」
「んじゃ、親父俺達もそろそろ出かけてくっから」
「たまには鈴をおいてけー」
「無理だな」
「何でだ」
「これから千速にも会うんだよ。コイツが千速に会わねぇわけがねぇだろ」
「それもそうだな」
なんて話をした後ジムを出て、少し厚めのコートを羽織ってもまだまだそれでも横浜は寒い
「にぃにー…」
「ったく」
いまだに、にぃにと手を繋げてるあたしは幸せ者だぁ
萩原家…と言ってもちーちゃんの住んでるマンションに歩いて向かっている最中だった
「あれ?松田じゃん」
「…っ」
にぃにの手を掴んでいると、きっとすぐに何かがあるって分かったんだろう
「あいつ等がつい最近会った。って言ってたけど、帰って来てんのか?いもしねぇ兄ちゃんの所から帰ってきて」
「へぇ。俺がいついねぇ存在になったんだよ?クソガキ共」
「んだと!」
「お前等か。あん時はよくも散々鈴に傷つけてくれたよなぁ?」
あ…
「にぃに?」
そう言ったあたしの言葉に固まった目の前の男の人達
「ハギに言われてんじゃねぇのか」
にぃにのお顔…こあいです
「鈴はやられた側。お前たちは鈴に仕出かした側。やられた側の鈴が忘れるわけがねぇだろ。やってきた側の人間の顔や存在を。お前たちやってきた側は会わなけりゃすぐに忘れるけどな」
「んだと!」
にぃにの後ろに隠れると
「現職の刑事の前で妹に手を出させるわけがねーだろうが」
にぃにが一瞬で相手の腕を掴んでくれたよ!やっぱりにぃにはカッコ良くて強い刑事さんです!
「「い、妹!?」」
「じゃああの時『カッコイイ兄ちゃんがいる』って言ってたのは嘘じゃなかったのかよ!?」
「あたし、嘘は言わないもん」
「そうだな」
ケンちゃんから連絡が入ってて
「もしもし」
「おせぇけど、何かあった?」
「俺が一緒にいて何かあったらびっくりだろうが」
「それもそうだ」
「鈴の事を昔虐めてたやつらに遭遇しただけだ」
「へぇ」
あ、ケンちゃんの声が低くなった…こあい…
「きっとお前があった奴等とは別の奴等だ」
「成程な」
「ま、別にいいけどな。どうせ今は神奈川に住んでねーし」
「それもそうだ」
なんて話してるにぃにたち
「でもそろそろ姉貴帰って来るぞ」
「鈴連れてく」
「了解」
目の前の男の人達を放置して、にぃにはあたしの手を引いてちーちゃんのおうちまで連れて行ってくれたよ!
チャイムを鳴らすと
「よく来たな、鈴。陣平」
「あぁ」
「お邪魔します」
ちーちゃんの家に入るとちーちゃんに
「実はな」
神奈川でバイクのフェスがあると言う
「ちーちゃん好きそう」
「あぁ。それと同時に新しい白バイのお披露目があるんだ。そこに神奈川県警から私が出ることになった」
「「へぇ」」
あ、にぃにたち興味なさそう
「ちーちゃん凄いね!」
「鈴は見に来たそうだな?」
「行きたい!」
「んじゃ、行くか」
やったぁ!
「陣平ちゃん相変わらず鈴には甘いね」
「そらそうだ」
ちゃんと風邪治して来て正解だった!
「まぁ会場に入るまで私も仕事しているから会えるわけではないが」
「でも会場にいればちーちゃん来てくれるんでしょ?」
「あぁ」
「待ってる!ちーちゃんのバイク運転してるの好き!」
「そうかそうか」
「それっていつなんだよ」
「驚くなよ?」
驚くな?
「なんで驚くことが前提なの?」
「そのバイクのフェスは明日からなんだ」
へ!?
「明日からなの!?」
「あぁ。その初日に白バイのお披露目だ」
「にぃに!りん、行きたい!っていうか絶対に行く!」
「へいへい。そう言うと思ったぜ。千速大好き娘め」
へっへー!
にぃにから一緒に行ってくれる許可貰ったから明日はバイクのフェスだ!やったぁ!
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