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連続爆弾事件から少し経った頃
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Side Jinpei
「脅迫状?」
「都知事にですか?」
聞けば昨日の午後朝倉氏の自宅に郵送されたという
「差出人の名前がねぇな」
お前の傲岸不遜な4年間の都政に対し天誅を下す。ただの脅しではない
「傲岸不遜って…朝倉さんの一期目の都政は評判いいじゃないですか!?」
「まぁ人の感じ方は色々だからね」
「道理に合わない不満や怒りを持つ人間は必ずいる。そういや都知事の明日の日程は」
「明日、朝倉氏は東都線の開通式に出席される。そこで我々が都知事を警護することになった」
つーことは鈴との約束は無理か
「だが松田君に関しては鈴ちゃんとの約束があるのだろう?申請が通っている時点で君は休んでも平気だ」
「んじゃ遠慮なく」
「くれぐれも油断するな!」
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にぃにと久々のお出かけは目暮警部さんが松田君と泊りがけで出かけておいでって言ってくれたので
にぃにと2人、お泊りですっ!(わーい)
「北の沢村スノーフェスティバル…?」
「あぁ。たまにはいいだろ」
「うん!」
今まで東京都神奈川にしか行ってこなかったけど、こんな所もあるんだねぇ…?
「あ…」
「げ!?」
にぃにと一緒に歩いていると見慣れた顔ぶれがあって
「あ、松田刑事!に鈴ねーちゃん…?」
「今日は2人だけなのね」
「まーな。つーかお前らがいるって事は…」
にぃにの目線の先には蘭ちゃんや園子ちゃんもいる
「お前も行って来るか?」
「いかなーい」
「そうかよ」
にぃにと散歩しながら露店を散策していると
「焼き芋も好きだけど磯辺焼きも捨てがたいーー…」
「へいへい。どっちも勝ってやるからあわてるんじゃねぇよ」
やったー!にぃに
「大好き!」
「へーへー」
「あ!やっぱり声がすると思ったら!」
「松田刑事に鈴も一緒?」
「うん!」
「でも『大好き』だなんて言っててそれで付き合ってないんだから驚きよね?」
そりゃ、付き合えないもん、にぃにとは
「ったく。お前の目当てのもん買ってくるから待ってろ」
「はーい」
「鈴ちゃんって松田刑事の前だと素直だよね?」
「え?」
「それ私も思った!でも付き合ってないのに素直になるってそうとうじゃない?」
「そうだよねぇ」
なんて話をしていると、にぃにが磯辺焼きと焼き芋買ってきてくれた!
「焼き芋?」
「うん!好きなんだー」
「でもなんで2つ?」
「あぁ。コイツはな何故か鳴門金時か安納芋で悩むからな」
さすが現職刑事のにぃに…よく見ていらっしゃる
「半分ずっこしよー?」
「どうせ半分以上食うのがお前だろうが」
「へへ」
「松田刑事って鈴ちゃんに物凄く甘いのは気のせいですか?」
「気のせいだ気のせい」
「えー…」
蘭ちゃんたちと離れて、にぃにと2人村の散策に行くけど
「そう言えば」
「あ?」
「ひーくんたちがおみやげよろしくって言ってたよ?」
「ぬかりねぇな」
役場に行って、北の沢村の地図とダムのガイドを貰っているとコナン君も来て同じものを貰っていた
「おいおい」
地図を貰っていると
「いや、コイツがどうしても、自分の生まれた家がダム湖のどの辺に沈んでんのか知りたいって言ってね」
なんて話していたお兄さんたちの言葉を聞いていたにぃに
「さ、行こうぜ」
そうお兄さんが落としたのは
「!?」
「「!!」」
「おっと…マズイマズイ…」
「ねぇ、おじさん…それってスタンガンだよね?」
「お、良く知ってんなボウズ」
「何に使うつもりだ」
「護身用ですよ…東京で保険の調査員なんかやってると、結構危ない目にも遭うんでね…外出する時はいつも持って出てるんですよ」
なんて言ってるお兄さんが少し…いやかなり怖かった
「大丈夫か?鈴」
「大丈夫じゃない」
「だな」
「なんで大丈夫じゃないの?」
「色々とあるってこった。よく覚えとけボウズ」
地図とダムのガイドを貰ったコナン君は
「ねぇダムの建設に最後まで反対してた人って新しい村にも住んでいるの?」
「え?どうしてそんなこと聞くんだい?」
「あ、ちょっと冬休みの自由研究に…」
冬休みの自由研究なんてあったっけ?
「キミ、何年制?」
「1年生」
「したらもっと他の題材を選んだ方がいいんでねっかな?」
役所の人が指さした場所には
「例えばほら、この村の近くの沢尻子には、今、白鳥がたくさん来てるっけ。白鳥の観察なんてどうだい?」
「白鳥の観察だって」
「お前嫌いだろ?」
「でもちょっとは見てみたいー」
「へいへい」
「でもなんで2人で旅行なの?」
「この間の爆弾事件の時に約束してたからな。出かけるかって」
「へー」
「でもまぁお前らがいるとは思わなかったぜ?」
「うん?」
「鈴は白鳥に夢中の様だけどな」
「確かに」
「にぃにー!」
「じゃあなボウズ」
「あ、うん」
にぃにと一緒に夕飯を食べてから歩いていると
「あ、そうだ!小林先生にお土産買って行こうよ!」
っていう声が聞こえている
「いいですねぇ」
「ウナギパイあるかな~」
「元気だねー?」
「あ!鈴おねーさん!」
「松田刑事も一緒だぜ?」
「俺が一緒だと不満か?ガキども」
「そういうから怖がられるんだってちーちゃんが言ってたよ」
「るせ」
皆がなかに入る中
「スノーシュートレッキング?」
「昼間見たがってた白鳥が見られるかもな」
「見れるかなぁ?」
「運がよけりゃな」
「沢尻湖だって、行きたいなぁ」
「んじゃ行くか」
やったぁ!
その日の夜、遅いと言う事もあって厚手の上着を着てにぃにとお散歩!
「やっぱり寒いねー新潟」
「だな」
にぃにと歩いていると子供たちの声が聞こえてきて
「なに口げんかしてやがる、こんな夜遅くに」
「あ、松田刑事」
「鈴おねーさんも」
「何かあったの?」
「そ、それが」
勝手に乗り回したスノーモービルごと横転してしまったと話していて
「それが原因で口げんかねぇ」
そこで再び口げんかが始まって
「そこまでにしておけ」
「え?」
「松田刑事…?」
「なんで」
「何で、今俺が止めたか分かるか?」
「い、いえ…」
「1度口から出しちまった言葉はどれだけ経とうが、2度と元には戻せねーんだぞ」
「え?」
「言葉は刃物。使い方を間違えると厄介な凶器になる。言葉のすれ違いで今から一生の友達を失う事もある」
「え?」
あたしがにぃにの服を掴むと
「ここにはいねーだろうが」
「来てるかもしれないじゃん」
「鈴おねーさん?」
「昨日まで仲良かった奴が次の日になって急に悪口を言って来たり、人の物を隠したり捨てたりするような奴等だっている」
「!!」
「背後から急に押されたり、足を引っかけられたり、頭を叩かれることある」
「…っ」
「なんなら、鈴は俺がいるって事を公言してたのを嘘だとも言われてる」
「え?」
「お前たちにも最初俺と兄妹だと公言しなかっただろ」
「確かに」
「そうね。言われるまで気づかなかったもの」
「鈴は小学生の頃、俺がいると公言していたのにも関わらず、見たことがねぇからって言う理由で昨日まで仲良くしていた奴等が全員離れていった」
「うそ!」
「本当だ。そこからだ。鈴が公に俺と兄妹であることを黙るようになったのは」
「じゃあ蘭ねーちゃん達にも言わないのはそれがあるから?」
「あぁ。お前たちが校外学習で都外に出たとする。そこでも1人の行動をせざるを得なかったらお前らはどうする」
「それは」
「コイツはその経験迄させられてる。俺達が警察学校に通っているときにな」
「え?」
「教師たちも知って居る奴等が少なからずいた。それを見て見ぬふりをしていたのも教師たちだ」
「じゃあ、そんな事が無けりゃ、ねーちゃんは今はどこに居る筈だったんだよ?」
「そんな事が無ければ、神奈川にいたね」
「え?」
「マジか」
「ほんとう」
「1度すれ違えば2度と会えなくなるかもしれねぇってこと。わすれんなよ」
スノーモービルはにぃにでも直せるらしいけど、にぃには運転できないんだって!残念…
「アイツなら乗りこなすかもしれねぇけどな」
「話したら連れて来てくれるかな?」
「どうだろうな」
れーくんも実は忙しい人だから仕方がないよね…
「アイツ?」
「アイツって誰だ?」
「お前らも知ってんだろ?」
「とーるくんだよ?」
んん?て顔をしているね?
「安室透君」
「あー!」
「安室の兄ちゃんか」
「そ。にぃにと大学が一緒だったんだよ?」
「それは意外」
ただ学科が違うって言うだけで
れーくんとヒロくんは法学科。にぃにとケンちゃんは
「あれ?にぃにたちって李工学科?だっけ?」
「そうだな」
「あ、意外」
「意外じゃねーんだよ」
「意外なのはとーるくんだよ?」
「へ?」
「アイツは主席だったからな。大学に入った時から4年間。主席キープしてやがった」
「え゛」
「にぃにー?」
「そうだな」
「言わなくても分かるなんて流石兄妹なんですね」
「じゃーな」
にぃにと歩いてお散歩の続きをしてホテルに戻ると部屋に戻って、コートを吊るしておく
「今度来るときは暖かい時期に来たい…」
「そうだな」
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