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とある雨の日
「今日はパーティーで貸し切り!?だと!?よく見てくれよ!福引で当てたこのお食事券!!11日の日曜日まで有効だって書いてあるじゃねぇか!」
煩いなぁ…なんて思いながら1人で歩いていると
「お父さん…今日は振り替え休日で学校とか休みだけど、12日の月曜日だから…」
「え?そうだっけ?」
なんて会話が聞こえてきて
「やっぱり蘭ちゃんだ」
「え?鈴ちゃん?なんで」
「んー…さっきまでひーくんと一緒だったんだけど、ちょっとだけお仕事で抜けてるからお散歩中」
ちなみにお仕事相手はとーる君です
「いいの?離れちゃって」
「お散歩してくるって言ってあるし、ひーくんととーる君はあたしのスマホにGPS入れてるからすぐに見つけてくれるよ?」
「「じ…GPS…」」
「でもなんで安室の奴は君にじー…」
「GPSですか?」
「あぁ。入れているんだ?」
「こっちに引っ越してきてすぐの時に誘拐されたんですよ。あたし」
「「え?」」
「確か、その当時にニュースにもなったってひーくん達から聞きました。『警視庁所属の現職刑事の家族が誘拐』って」
「そういやそんな事件もあったな」
「あれがあたしです」
「「はぁ!?」」
「で、危なっかしいからってとーる君が入れておこうって入れてくれたんです」
「そうだったんだ」
なんて話をしていると、隣に止まった車には
「あ、ひーくん」
「無事で何より」
「おしごとは?」
「大丈夫だよ。アイツと手分けしてやってるから」
「そっか」
家の鍵を落としたというおじ様の言葉に止まって家の鍵を探したあたし達の直後に悲鳴が聞こえてきて
「うるさい…」
「ったく」
「ひ、人が…人が死んでる!!!!!?」
!?
「鈴すぐにアイツに電話」
「う、うん」
警視庁に電話を掛けると
「はい」
「じ、事件ですっ」
捜査一課に繋いでくれた受付の人は
「はい、捜査一課」
「に゛ぃに゛ぃ…」
「どうした?事件に巻き込まれたか?」
「貸してごらん」
そう言ってくれたひーくんが説明をしてくれて、そのまま返してくれて
「鈴。そのまま緋色と一緒に居ろ。いいな?」
「う゛ん…」
「いい子だ」
電話を切ったにぃには捜査一課の人たちと一緒に来てくれて、ただ車を止めておくわけにもいかず、駐車場に止めると「中に行こうか」って一緒にひーくんと中に入ったあたし
「重梧だけじゃないぞ」っていう聞きなれた声がしてて
「千速?」
「ちーちゃん!」
「久々だな?鈴。お前も」
「え?知ってる人?」
「たまには神奈川に帰って来ればよかろう」
「るっせ。アイツらが一緒に帰ってんだろ」
なんて話してるにぃにとちーちゃん
「ちーちゃんお休みだったの?」
「あぁ。ここは女性は無料だったからな。忍と一緒にな」
ちーちゃんと一緒にいる女の人は忍さんというらしい
「鈴」
「うん?」
「大人しく車で待ってろ」
「帰れる?」
「分からねぇ」
分かんないんだ?しょんぼりしていると
「悪いな緋色。コイツ頼んだ」
「あぁ。アイツと一緒に面倒見ておくよ」
「あぁ」
ひーくんと一緒に車に戻るとにぃにに連絡を入れたあたし
==
Side Jinpei
緋色(諸伏)に頼んで鈴を外に出すと、鈴からのメッセージが来ていて
「どうかしたんですか?松田さん」
「いや、なんでもねぇよ」
「そうですか?」
「あぁ」
『帰ってきたら今日は寒いから、にぃにとしゃぶしゃぶが食べたい』と来ていたのは内緒だ
「殺害されたのはこのレストランで行われていたマスカレード婚活パーティーの参加者泊里杏珠さん30歳」
「凶器は恐らくテーブルの上のビニール袋に入ったこの拳銃。心臓を撃ち抜かれてほぼ即死」
「彼女はこのパーティーで人気が高かった2人の女性の内の1人で彼女が選んだ4人の男性を個別にこの部屋に招き入れそれぞれ10分間のアプローチを受けると言う趣向だったようです。ちなみに人気が高かったもう1人の女性は」
「どうせ千速だろ」
「え?」
「どうしてわかるんだね?」
なんて言われてるが
「散々私に言ってきてたもんな?お前」
「それは言わねぇ約束だろうが!」
犯行が出来るのは最後に入った神奈川県警の警部以外の3人
「あれれ~?」
そう入っていたのは江戸川コナンっていうガキだ
「見てよ、テーブルの下!」
佐藤が下に潜り込んで一緒に見ているが
「真ん中あたりに色紙の小さい切れ端が…3つくらい落ちてるよ?」
「そ、そうね」
聞けばパーティーが始まる最初にクラッカーを参加者全員で鳴らしたと言う千速と横溝警部
「その時、体に付いた切れ端が…テーブルの下に落ちてるという事は、誰かがテーブルの下にいたって言う事?」
「つまり、こういう事か?少年1番目や2番目に部屋に入った奴でも…テーブルの下に潜り込み被害者に銃を突き付けて脅せば自分の後に入って来た男と被害者に話をさせることは出来る。そして、話を終えた男が部屋を出た後で被害者を射殺し…次の男を招き入れる。ベルを自分で鳴らして部屋から立ち去れば疑いの目を自分からそらすことも出来るワケだ」
「でも、そんな上手くいくか?拳銃が本物かどうかも分からねぇのに」
「あ?」
「俺なら部屋に入って来た別の男に「助けてー」って言っちゃうけどなぁ」
あーそう言う事か
「そうさせない為に被疑者は威嚇で1発撃ってる」
「確かにそうみてぇだな」
「どういう事よ」
「ここ、見てみろよ」
そう俺が指したのは壁に飛び散った結婚の右側
「被害者を撃ち殺した弾痕とは別にもう1つ弾痕があるだろ」
「た、確かに」
「その一発があれば拳銃が本物だと被害者に分からせて、言うことを聞かせたんだろうよ」
「だが、、部屋に入った男が出て来なければ、さすがに変だとわかるんじゃ…」
聞けば部屋に入る扉と出る扉は別で、千速の方から出てくる男たちと出くわさなくても不思議じゃないときた
千速の招いた男たちが部屋にいた時間は短かったという事だ
「相変わらずかよ」
「それはお前もだろう?陣平」
「「え?」」
「千速さん、松田刑事とお知り合いなんですか?」
「弟の研二と幼なじみでな。因みにコイツのシスコン具合は中々だぞ?」
「へぇ。そうなんですね」
容疑者である野郎ども3人は
「まだ帰れねぇのかよ?さっき別の女と約束しちまったのに…」
「やりたいゲームがあるんだよ…」
「仕事も残ってるし」
なんて言っている男どもに
「あら帰すと思う?人1人死んでんのに…今日は女もゲームも仕事も諦めて貰うわよ!」
「俺なんてアイツの飯何日食ってねぇと思ってんだよ」
「「え…」」
「あらやだ松田君、帰ってないの?」
「帰っても夜中だろうが。アイツはそんときには夢の中だ」
「あらら」
そんな鈴が俺と一緒にしゃぶしゃぶが食べたいだなんて言ってるんだ。今日こそは…!
印象メモには、○○な人と書いている容疑者
「ん?」
「どうかしたんですか?」
「ここ、折り曲げられてるな」
そうおられている場所には
「面白れぇじゃねぇか」
「どういう事だ」
「犯人が分かったぜ?」
そう言った俺に、事件現場にいるガキも分かったようだ
「どういう事だね?松田君」
「被害者は髪に書いてるんですよ。この人が犯人だってな」
「え?」
「か、紙って」
そう出したのは印象メモを出した目暮警部に
「そうっすよ」
「しかしこれのどこに…」
「上の方の折り目に従って折ってみてくださいよ」
「書いてあるでしょ?」
紙を折れば出てくる文字
「『犯人な人』ってな」
その番号は19番の番号。
「つまり19番の札を付けている蕪木さん…あなたが犯人だという訳ですよ!」
トイレの中にこもってたという蕪木の話を聞き、高木と佐藤に行かせると給水タンクの中からビニール手袋が発見されている
「うまく行くと思ったのによ…」
「しかしどうして泊里杏珠さんを殺したんだね?」
「泊里?ソイツは偽名だ」
偽名?
まるであの2人見てぇじゃねぇか
「あの女は鋤山有梨っていう結婚詐欺師だよ!」
「結婚詐欺師!?」
「へぇ」
「ああ!人のいい俺の兄をたぶらかして貢がせた挙句、多額の借金を背負わせて自殺に追い込んだ悪魔だよ!」
そんな中ディナーとして運ばれてきたものにナイフがあって
「そんな物持っても外には逃げられないぞ!」
「いや、逃げるのは外じゃねぇ」
首元にナイフを当てた男は
「あの世だ!」
そんな事を言った男に、大分前に鈴が諸伏がいなくなる夢を見たって言った時もこんな状況だったのか?
男のナイフを掴んだのは高木だ
「に、逃がしませんよ!」
「た、高木君!?」
「ちゃんと罪を償ってもらいますから!」
「おい、若いの」
「え?」
「頭を下げろ!」
ガコっと当てたのは
「ウ、ウエスタンラリアット…」
「大丈夫か」
「は、はい。なんとか」
「ったく」
『にぃにはいつも手を怪我するから持っててね!』そう鈴に渡されていた白い布
「これ持っとけ」
「これは?」
「感謝しろよ?これはアイツが俺に渡してきてたものだ。良く手を汚してた俺の為にな」
「相変わらず、アイツはお前大好きみたいだな?陣平」
「言われなくなったら終わりだろうが」
千速はこのまま神奈川に帰るという事で横溝警部と一緒に帰るそうだ
「じゃあな。今度はアイツと一緒に神奈川に帰って来てやれ」
「それが出来たら苦労しねぇよ」
外に出て行った千速達とは別に
「松田君、あの状況何か知ってたの?」
「俺が高1の時、千速と仲の良かった女が3年間付き合った彼氏にフラれたから死んでやるってハギの家のキッチンでナイフを首に当てて大騒ぎしてやがったんだ。んでちょうど見かけた俺がナイフを素手でつかんだんだよ。今の高木と同じようにな。そん時に言ったんだよ『血ぃ見た方が分かるだろーがよ』ってな」
「へぇ」
自分がどんなにクソダセー事やろうとしてたかってな。あの時のあの女も千速と一緒にいたみてーだしな
「でもその怪我のせいで
「い、インターハイ…?」
「松田刑事って何をしてたんです?」
「ボクシングだ。俺の実家はボクシングジム経営してたからな」
「へぇ…じゃあ妹さんも?」
「アイツにボクシングなんて危ねぇことさせねぇよ」
させてたら俺が緋色に殺されるわ
「始末書、書いておくから松田君はさっさと家に帰ってあげなさい」
「そうするわ。ただし」
「「ただし?」」
「コイツも一緒だ」
そう道連れにしたのは高木だ
「ちょ…」
高木を俺の車に乗せると
「いいんですか?」
「いいんだよ。その手の怪我の処置して貰え」
「え?」
「アイツはそういう事もお手の物だ」
「そうなんですね?」
「あぁ。怪我をすることが多かった俺の心配ばかりしてよく手当てしてたからな」
「へぇ」
家に着くと
「お帰りなさい!にぃに!」
「おう」
俺の後ろから姿を現した高木に
「すみません」
「いえいえ!にぃにが手当てする人がいるって言ってたから。物は出したけど」
「さすがだな。つーか家には」
「ひーくんがお仕事入ったからって行っちゃった。でもひーくんとれーくんにお弁当も作ったんだよ!」
「お前らしいな」
「へっへー」
ソファーに高木を座らせると、手際よく処置している鈴は流石だと思う
「ありがとうございました」
「いいえ。無理はしないでくださいね」
「はい。ありがとうございました」
「いいえ」
鈴がまじまじと高木を見ていることに若干イラつきつつも
「高木刑事ってちょっとにぃにに似てるんですね?」
「え?」
「あ?」
「髪の毛とかふわふわのパーマ掛けたらにぃにの優しいバージョンかも」
「俺はいつでも優しいだろうが」
「どうかなぁ」なんて言いながら救急箱を片した鈴は冷蔵庫を開けると
「あ!」って言った鈴に
「どうした?」
「どうしよう…お肉が足りないかもしれない…」
「買って来てやるから、支度して待ってろ」
「はーい」
高木と一緒に家を出て、警視庁に高木を送っている最中だった
「そう言えば松田さんって妹さんとあまり似て無いですね?なんかほわほわしてて」
「だろうな。アイツはアイツで学校に行けなかったりしてた時期もあるからな」
「そう言えばそう言ってましたね。たしか小学校でしたっけ」
「あぁ。学校側も知ってる教師は少なかったからな。鈴に年の離れた兄妹の俺がいると言われても信じて貰えずずっといじめられてた」
「え!?」
「學校行事があった時にアイツ、東京でしかも単独で警察学校にまで来たんだよ。そん時にアイツ学校の連中じゃなくて俺達を選んだんだ」
「そんな、だって学校行事なんて子供が」
「1番喜びそうな行事だろ?でもアイツは違う。移動しているバスや電車でも虐められるんじゃないかって肩身の狭い思いをしてるんだ。だから学校に行けないならと俺の所に来させて、住所を俺の所に移して」
「それで東京に住んでるんですね」
「あぁ」
「帝丹に移してやって正解だった」
「え?」
「毛利の嬢ちゃんやお嬢様たちと同じ中学、高校で良くして貰ってるみてーだからな」
「そうなんですね」
「ただ、俺は鈴の仲良くしてる奴を知ってるだろ?」
「よく現場にいますからね」
「あぁ。だけど逆にあの嬢ちゃんたちは俺と鈴が兄妹だっていう事を知らねぇ」
「知らないって」
「鈴はきっとそこで教えて俺と兄妹だって言って嘘だと思われてまた虐められるのがこえ―んだよ。せっかく通えている学校をまた不登校にさせるつもりはねーしな」
「そうなんですね」
警視庁に付くと
「だからもし嬢ちゃんたちに鈴の兄妹を聞かれたら『知ってるけど教えられない』で通してやってくれ」
「いいんですか?それで」
「いずれ俺と鈴が兄妹だってバレるまではそのままでいさせてやって欲しい」
「分かりました」
警視庁を出て、スーパーに買い物に行くと肉・肉・肉と入れていくが
「アイツ弁当どうするつもりだ?」と思ってると
「松田?」
「よぉ」
「珍しいな?こんな時間にいるの」
「それはお前も同じだろ?ゼロ」
「俺?これだけだよ」
そう籠に入ってるのはペットボトルや缶、スティックのブラックコーヒーとエナジードリンクだ
「おいおい。もうちょっとちゃんとしたモン食えよな。どうせ緋色も同じだろ?」
「あぁ」
「でも鈴がお前と緋色に弁当を渡しているって聞いてるが」
「貰ったさ。相変わらずうまかったよ」
「そうか。鈴も喜ぶ」
「そうか」
「こんど飯でも食いに来いよ」
「何言って」
「たまには鈴の弁当じゃなくて、温かいもんを食えって言ってるだけだ。いらねぇなら別にいいんだぜ?緋色は結構食いに来てるけどな」
「アイツ…!」
「そういうこった」
「今度時間を見つけたら行く」
「言っとく」
ゼロと別れて色々と買い物を済ませて家に帰ると
「お帰りなさーい」
「おー」
結構な荷物を持って帰って来た俺に
「随分と沢山だね?」
「何もねぇみたいに言うから買い足して来た」
「ありがとー!」
袋の中には鈴の好きな物が多く入れている
「わー!にぃに大好き!」
「そうかそうか」
しゃぶしゃぶをする時は行儀が悪いが立ったまま食べるのが主だ
「ガスで良かったー…」
「だな」
しゃぶしゃぶを食べた後
「にぃには明日もお仕事?」
「あぁ」
「ならお弁当作るね!」
「おう」
==
翌日
「おはよーにぃに」
「あぁ」
お弁当を詰めているときにちょうどよくにぃにも起きてきて
「にぃにー、お弁当出来てるよー?」
「助かる」
朝ごはんを食べた後、あたしは制服に。にぃにはスーツに着替えていて
「にぃに、カッコいいね?」
「そんなこと言ってるのはお前くらいだろ」
そうかなぁ?なんて思いながらもいつも通り学校までにぃにが送ってくれて
「行ってきます」
「気を付けろよ」
「はーい」
車から降りると
「相変わらずの登校ね?毎度あんなイケメンな彼氏に送ってもらえるだなんて!」
このこの~って突いてくる園子ちゃんに
「彼氏じゃないんだって!」
「じゃあどんな関係なんだ?毎朝一緒だなんておかしいって思わないわけがないだろ?」
「そうかなぁ?」
「当り前だろ?」
「でも教えたくはないかなぁ」
「え?」
「昔、色々とあってね。知ってる人が知って居ればそれでいいかなぁって感じなんだよ」
「なんだそりゃ」
「へへ」
「でもさぁいろいろとって言われると知りたくなるのが探偵なんだよなぁ」
「あ、それは新一も同じこと言ってた!」
「へー」
そう言えば、最近新一君学校来てないなぁ
「アンタまさか新一君狙い!?」
「え?」
「止めときなさい?アイツには蘭がいるんだから」
「ちょ…っ園子!」
「大丈夫だよ?ただ最近学校に来てないなぁって思ってただけだから」
「それは私もそう思ったわ」
やっぱり思う事は同じなんだね!
「でも鈴君は好きな人とかいないの?」
「んー…にぃに大好きだかど」
はぁ、とため息をついた園子ちゃん達に
「それは家族として、でしょう?」
「もちろん」
「私たちが言ってるのは、恋愛方面よ」
「れ…!?」
恋愛と聞いて前世の推しである諸伏景光を想像してしまったあたしは顔が熱くなるのが分かった
「あ、いるのね!?好きな人!」
「そりゃ…まぁ…」
警察関係者だとは言えないし言うつもりもないけど
「でもあたしの好きな人園子ちゃん達も会ってるよ?」
「「え?」」
「じゃあ今朝の人か、それとも」
「朝送ってくれる人も好きだけど、違うよ?」
「え?」
「ちなみにポアロにいる人ですっ」
「という事は」
「安室さんか緋色さんって訳ね!」
にぃにはケンちゃんじゃなきゃ別にいいって言ってたけど、ひーくんたちはいいのかなぁ…
「そうだね?でもこの先は教えないよ?」
「教えなさいよ!けち!」
「ケチじゃないもん!」
なんて言い合いをしながらクラスに入るのも慣れたものだ
「おはよー!」
「おはよう」
「相変わらず仲が良いよね?4人って」
「そうかなぁ?」
「そうよ?」
まぁ仲が良い方だとは思うけど、それでも今日仲が良かった子が明日になったら態度を変える。自分から離れていく。そんな経験をしてきたあたしにとってはこれが最低なラインだ
「鈴君ってときどき変な線引きするよな」
「え?」
「そ、そんなこと…ない…よ?」
「いーやあるね」
あるのかなぁ?
蘭ちゃん達があたしとにぃに(松田陣平)に気づくまであと僅か
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