幼なじみと
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天気のいい日の午前中の事だ
「夢姫」
「雅君?」
「今から屋上でいいものが見れるぜよ」
屋上でいいもの?なんて思いながら一緒に屋上まで行くと
「風が気持ちいいー」
「そうじゃの」
なんて思っていると見慣れた顔がそこにはあって
「あれ?ジロ君だ」
「そうじゃの」
なんて言いながらしゃぼん玉を飛ばした雅君に
「ああ!」
「…うっさ」
「なんじゃ」
「しゃぼん玉だー!仁王が飛ばしたの?それとも夢姫!?」
「あたしなわけないでしょうに」
「そうぜよ。今日はいい風が吹いてるからな」
なんて再びしゃぼん玉を飛ばし始めた雅君
「おお!すっごい遠くまで飛ぶんだね!」
「おまんもやるか?」
「あたしやらない。見てる方が断然いい」
「うん!やる!よーし、遠くまで飛ばすぞー!」
なんて言いながらも
「あ、寝てる」
「しゃぼん玉を飛ばしながら寝るとは器用じゃのう」
「確かに」
なんて思っていると
「やっぱいたぜ、あそこ」
「おーい、ジロー!」
なんて聞きなれた声がしてきて
「ジロ君、起きて」
「お迎えが来たようじゃき」
なんて言っても起きる気配がなく
「爆睡してやがる。面倒懸けたな仁王、それに夢姫も」
「居合わせただけで何もしてないぜよ」
「それにあたし達が来た時には既にジロ君此処に居たしね」
がっ君がジロ君のジャージを引っ張ると
「ほらジロー、そろそろ起きろ!」
「んあ?あれぇ?なんで岳人たちがいるの?」
「ったく、昼になっても来ねぇから、探しに来てやったんだろ。つーか、思いから自分で起きろ!」
「うーん…頑張る…」
けどジロ君は寝ぼけた様子でいて
「ったく、手がかかってしょうがねぇな」
「大変そうじゃのう」
「コイツ、すぐ寝るからな。授業中とかもしょっちゅう居眠りしてるし」
「家に行った時も大体寝てるしな」
「けどよ、ここに来て夢姫を見つけた途端に余計に寝るようになりやがった」
「なんで、あたし」
「そういや、おまんら幼なじみじゃったか」
「ああ」
「へへ」
「笑い事じゃねぇよ、まったく。俺らがいなかったらどうすんだよ?」
「ごみんね」
それでも一応はがっ君や亮君には感謝をしているようで
「そうかよ」
「し、仕方ねぇから、これからも俺達が起こしてやるよ!」
って言われたそばから寝ているジロ君に
「って聞けよ!」
って怒っていて
「でもよ、ジローの奴」
「そうだな。夢姫がここで楽しく生活してんのを見て安心したんだろうな」
「え?」
「何もできなかった悔しさがあるからよ」
「気にしなくてもいいのに。でも早くいかないとお昼ご飯無くなっちゃうよ」
「あ、やべっ」
「そういや今日やけにヘリが早くなかったか?」
「マジマジ!?」
「ああ」
クスクスと笑っていると
「何笑ってやがる」
「皆なら気づくかなぁと思ったけど案外気づかないんだね」
「あ?」
「お昼ご飯用意したのあたしだよ?」
「マジかよ」
「本当。早くいかないと無くなるかもね。余計な分は作ってないし、夕飯はシェフの料理だし」
そう言って慌ててレストランに向かっていく幼なじみたちを見送ると
「夢姫も中々にあいつ等を操るのが上手いぜよ」
「そんな事無いよ。やっぱり、男の子の中には混ざれないし、あの3人にしか分からない会話も沢山あるもん」
「さよか」
「でも、それでもあの3人が幼なじみで良かったと思える日が来るといいなって思ってる」
「プリ」
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