おもてなし?
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「どんな相手ともうまくダブルスプレイが出来るようにしておくべきだという事ですね」
「そういうこと。現に昨日はお兄ちゃんは育人君とダブルス組んでサブちゃんと篤君で試合形式の練習してたからね」
「それはまた」
「どんな相手とでも…そうですよね」
「鳳君は苦手タイプでしょう?亮君以外のダブルスの相手」
「はい」
「そういえば」
なんて話を変えようとした不二君
「どうしておもてなしを取り入れようって思ったんだい?」
「確かにそれは気になるかも」
「先日、喫茶店で素晴らしい給仕を受けまして。今回の練習に活かしてみようかと思ったんです」
「喫茶店か。コーヒーは美味しかった?」
「ええ、もちろん。マスター自慢のブレンドが絶品でしたよ」
「いいな。飲んでみたいな」
「後でお教えしましょう。ぜひあの喫茶店の雰囲気と味を皆さんに知っていただきたいものです」
「あ、じゃあ後であたしにも教えて?今度お兄ちゃんとか修ちゃんとかと行きたいから」
「えぇ。勿論。そうですね、今度の休日にでもご一緒にいかがですか」
「そうしようかな。別の日にお兄ちゃん達と行くのもありだし」
喫茶店に行くなら育人君もいいけど、マスコミに付け込まれそうだしなぁ
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休日
「キミ達」
そう開けてくれたのはカズ君で
「わわっ」
「入りたいんじゃないのか?」
「ありがとうございます。いきなりドアが開いたので少々驚いてしまいました」
「そうか」
「カズ君だけ?」
「いや」
カッカッカと声がするかと思えばリョーガ君も来ていて
「おもてなしか?」
「喫茶店の前で立ち往生しているように見えたもので」
「遅れてくる者を待とうか、先に入っておくか迷っていた所なんです」
「そうか。夢姫も一緒なところを見ると本当に立海生だな」
「蓮二、奇遇だな」
「まさかあくと兄さんに会うとは」
「俺も予想していなかったよ」
喫茶店にはコーヒーのいい匂いがしてきていて
「コーヒーのいい匂い…腹減って来たぜ」
「いらっしゃいませ。お席にご案内いたします」
「んじゃ、メニューでも眺めながら幸村君達待とうぜ」
「ああ」
「そういえば、雅君は?」
「?仁王君が中に入って来ませんね」
外に出た比呂君はすぐに戻って来て、せーちゃん達も其処には一緒で
「お待たせしました。こちら、メロンソーダとカラメルプリンでございます」
ごゆっくりお過ごしくださいと言ってくれたマスター
「注文の品も揃った事ですし、いただきましょうか」
「サクランボがいっぱいぜよ」
「プリンの方には2つ載っていますね」
「贅沢じゃの」
あたしはサンドイッチと紅茶を頼んでいて
「メロンソーダもプリンも美味そうだな」
「ブン太、お前今パンケーキ食ってるだろ?」
「俺もプリン頼もうかな」
「俺も食いたくなってきた」
「あたしも」
「今ならサクランボも付いてくるき、おススメじゃ」
雅君はサクランボを比呂君の方に渡していて
「何ですか、その手は」
「そうじゃの。1個分けてやろうと思っての」
「いいんですか」
「何せ、3個もあるき。これえもいわゆるおもてなしじゃ」
「仁王君。今日はサービス精神旺盛ですね。では、ありがたくいただきましょう」
「嬉しそうぜよ。読みが当たったかの」
「私がサクランボを食べたがっていたとなぜ分かったんです?」
「さっき見てたじゃろ」
そんな仕草全然気にしてなかったなぁ
「おもてなしとは、相手の心に寄り添う事だと思っています。相手の気持ちを考えることは、もしかしたらシンクロに通じるものがあるのかもしれませんね」
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翌日の練習は
「あら、今日は珍しくない組み合わせのようだね」
「今日のパートナーはおまんぁ。馴染みの相手じゃの」「ええ。対するペアですが」
「僕たちの練習相手になって貰おうか」
「もちろんです。今日は我々がテニスでおもてなしをしましょうか」
「言うて、手は抜かへんのやろ?」
「手を抜いたらおもてなしにならんぜよ」
なんて話をしていて
「ならば」
「あ、お兄ちゃん」
「先輩たち」
「この間見に来ていただろう。試合形式の練習をすればいいだけだろう」
「そうですね」
お兄ちゃんこれから練習なのに見に来てくれたんだ?
「あの2人、なにか仕掛けてきそうだ」
「せやなぁ。企んどる顔しとるわ」
「警戒されているようですね」
「ならば期待に応えてやらんといかんぜよ」
「気が合いますね。そう思っていた所ですよ」
なんて話をしていて、その日の夜4人で何かを話しをしていたのは聞けずにいたのは言うまでもない
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