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「素晴らしい開会式でしたね。いまだ興奮が収まりません」
「ダンスや歌のショーもなかなか本格的だったな。世界的に著名な出演者やスタッフを招いていると言うだけあったぜ」
「夢姫もはぐしてもらってたしさぁ」
「確かに。着ぐるみに埋もれてる夢姫も面白かったけどよ」
「人気者に好かれて良かったじゃねーか」
「あまり嬉しくない…」
「おいおい」
「ですが、満更でもなさそうでしたよね」
抱き着くなら修ちゃんがいいのになぁ
「そういや、お前の後輩は何処に行ったんだよ。さっきまで一緒にいただろ」
「裕太君なら青学の不二君に頼まれて、メイン会場の前で写真を撮っていますよ。パビリオンの見学は僕と回る予定なので、もうすぐここに戻ってくるはずですが」
「スポーツの観戦や体験が出来るパビリオンがあるらしいですね」
「あたしパス」
「あーん?」
「おや」
「なんでパスなんだよ夢姫」
「開会式始まる前のあの中でもう既に体験もしちゃったし、見学もしちゃったもん」
「しちゃったもんってお前なぁ」
「でもでも楽しそうじゃん。皆で行ってみようよ」
「いいな。そしたら夢姫も逃げねーだろうし、普段は馴染みのないスポーツに触れてみるのも面白そうだ」
「あたしは行かないってば」
「俺は知り合いに挨拶を済ませてからお前らと合流する」
「知り合いって海外のかよ」
「まぁそんな所だ。じゃ、後でな」
行ってしまった跡部君を見送って
「跡部らしいC~」
フィギュアスケートを見た後に
「俺も4回転ジャンプできるかな?」
「高く飛んだ上にあんなキレイに空中回転するなんてさ。マジですげーよ」
「あの技をやるんはかなりの練習が必要やって、日本人選手が言うてたな」
「あたしも聞いた事はあるけど、実際やるのとやらないのじゃ大分差もあるって聞いた事があるしね」
「高度な技術もそうですが、キレのいいダンスステップにも目を奪われましたね」
「とても、感動しました」
「ペアの演技も凄かったです。人を軽々持ち上げたりするから、ビックリしましたよ」
「樺ちゃんだっていつも俺を持ち上げて運んでくれてるCー」
「あれは氷の上ではないので」
確かに…
「それだけじゃなく、空中回転した人を易々とキャッチする大技まで披露してくれてたしね。でもあれだってお互いの息が合わないと成功しないって言ってたしねぇ」
「ええ。そのあたりはテニスのダブルスと共通しているのかもしれません」
「ってわけで侑士、俺達もやってみねぇ?俺が華麗に空中回転決めるからよ。侑士はうまいことキャッチしてくれよな」
「受け止めるんも責任重大やなぁ。特訓せなアカンわ」
「冗談で言ってるのか本気なのか分かりませんね」
「がっ君冗談に聞こえない」
歩いていると
「あ、ここのカフェ」
「スイーツがいっぱいあるじゃん。お腹空いたし入ってみようよ」
忍足君のスマホには跡部君からちょうど用が済んだと連絡が入ったらしく、店内で待ち合わせをすることに
カフェに入ってクレープとカフェオレを頼むと席を取ってくれていたらしい樺地君たちの所に行くと
「それも美味そうじゃん」
「だよね」
席に座ると
「お兄ちゃんからだ」
「先輩?」
「珍しいな」
「まぁ、普段はこう離れることもないしね。模擬試合の日程は2日間。青学、六角、氷帝、聖ルドルフは初日。残りは2日目だって」
「先輩達も出んのか?」
「大人組は試合には出ないよ。監督役」
「へぇ」
ということはあのジャージを2日間は確実に着ることになるのかぁ
「夢姫?」
「修ちゃんかお兄ちゃんの傍に居ようかな…」
「おや」
「何かあるんだろ、お前」
「マネージャー任されてる。模擬試合の日は」
「おやおや」
「それでもって模擬試合のコートを見せてくれるらしいから早めに帰って来いだって」
「そうか」
