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2日後
「なぁ」
といきなり声を掛けられて吃驚したあたしは
「な、なんですか」
「今回の交流祭に何種のスポーツ団体が参加してるか知ってるか?」
「いえ。でも少なくとも100は超えてますよね」
「協議人数の少ない、マイナーなスポーツも参加しているようですしね」
「そうなんだ」
「公式サイトに参加数などの記載は在りませんでしたが、そこなら分かるかもしれません」
「珍しい、アクト君でもわからない事なんてあるんだね」
「夢姫は一体俺を何だと」
「今の時点であくとにも分からないデータなら、誰も分からねぇんじゃねぇか?」
「とっとと発表しろ」
いやーと言ったリョーガ君は
「俺も知らなくてさ。誰か知らねーかなって」
「はぁ?いかにも知ってます見たいな顔で言ってたじゃねぇか」
「スッキリしない結果になりましたね」
「悪い悪い。皆が其処まで興味津々とは思わなくてよ」
「興味を引くような聞き方をするからでしょう」
「夢姫も知らねぇのか?立海の奴等と出かけただろ」
「出かけたけど、興味なくて見てないんだよね」
「そうか」
レン君と比呂君たちは興味があるようで見ていたけど
「では、皆でそのパビリオンに行きませんか?きっと数字も判明しますよ」
「他に何があるんだ?」
「サイトのデータによると中央ドームの模型がメインでしょうか。この島についても詳しい説明があるようです」
へぇ、そうなんだ
「ああ、島については気になるな。個人所有なので、調べてもあまり情報がなくて」
「なんでそんなもん調べてるんだよ」
「購入の経緯や島の活用、運用法なんかが気になるじゃないですか」
「いつか、育人君も島とか買っちゃいそうだね。その話し方だと」
「だな」
「全く気にならないわけでは無いですが」
「ただの興味と言うよりは、後学の為でしょうか」
「ああ、すげー家の御曹司なんだっけ」
「フフ。諸々ノーコメントです。そういう越知兄妹も実はすごい家ですしね」
「そうかなぁ?別にあたしが凄いわけじゃないしあまり気にしたことはないけど」
「そうですか?」
「うん」
「実はいわくつきの島だったとかなら面白いんだがな。処刑場だったとか、流刑地だったとかさぁ」
「それって面白いの?」
「それが面白いかどうかは置いといて、行くなら行こうぜ」
「ええ、時間は有限です。見たいパビリオンは他にもありますしね」
いろいろとパビリオンを見ている中
「あ、修ちゃんだ」
「相変わらず、種ヶ島の事を見つけるのは早いですね」
「勿論!」
走って修ちゃんの所に行くと
「悪い悪い、おそぉなったわ」
「無事で何よりです」
「そういや、夢姫から中高生達の模擬試合の監督役を俺らがやるって聞いたんやけど、監督役って、俺ら何やるん?」
「それは送っていたのか」
「うん。まぁ監督役ならあまり修ちゃんは驚かないだろうなぁって勝手に思ってたけどね」
「いやいや、驚くわ」
あ、驚くんだ?意外だなぁ
「最終日の模擬試合のですか?それなら
「修ちゃん昨日いなかったよ?今あたしも会ったんだもん」
「あぁ、せやった。遅れて船で来たんでしたね」
「基本は見守ればいいと言う話だ。普段の立海の試合と大して変わらん」
「だね」
「何かあれば俺達が介入すると分かってりゃ、中高生達も好き勝手やれんだろ」
「さよか。俺達は保険っちゅーわけや」
「
「あたしも普段通りで良いって言われたし」
「まぁ、怖そうなお兄さんが睨み効かせたら逃げてまうやろうしなぁ」
「貴様のようにヘラヘラされても、日本テニス界の名に傷がつくだけだからな」
「でも、修ちゃんの場合子供相手でも負けないでしょ」
「せやな」
なんて話していると
「まぁ、僕らは中高生達よりも時間があるって事だよ。その分めいっぱい楽しまなくっちゃ。せっかくの交流祭なんだからさ」
「あ、交流で思い出したし」
「あ、ほー君」
「なんだ」
「今朝、カフェで海外の子供にサインせがまれてたでしょ?竜君と一緒に見ちゃった」
「声かけるのも野暮かと思ってそのまま通り過ぎちまったんですが」
「…チッお前ら2人揃って見てやがったのか」
「一瞬ね」
「え、サインって色紙に書くあれやんな?権利書とか保証書とかのちゃうくて」
「有名人やないですか」
「だよねぇ」
「…で、書いたのか?」
「書いてはいない」
あ、書いてないんだ?
「海外遠征で知ったのだろうか」
「世界各国を渡り歩いていた頃だな。どの国かは覚えちゃいねぇが、俺が世界を獲った後に改めて来い、と伝えておいた」
「へぇ。その子供にとってはある意味楽しみが増えたようなものだね」
「だな」
「でもどこで会ったかも定かじゃないファンと再会できる場所でもあるんだね、ここは」
「ウチの大将とファンの交流なんて予想もしてへんかったけどな」
「意外と面倒見が良いって言う見た目とのギャップもあるしね」
「だな」
フンと言って若干笑っているほー君がいて
「帰るぞ」
