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スポーツ交流祭に呼ばれたU-25の強化選抜の日本人選手たち
「ここがメイン会場か」
「世界のプロスポーツ選手やスポーツ界を支える要人達が交流する『世界スポーツ交流祭』」
「これから数日間、まさにこの場がスポーツ業界の要となるわけじゃな」
「んふっジュニア枠とはいえ、参加できるとは光栄ですね」
「ていうかプライベートアイランドって聞いてたんすけど」
「その通りだが、何か気になることでもあるのか?」
「だってプライベートっていうから、もっとこう…」
「わかるぜ、普通はどっからでも海が見えるくらいの規模だと思うよな。飛行機から島が見えた時、あまりのデカさに目を疑ったぜ」
「ふふ。この島の所有者は、『世界スポーツ交流祭』の主催者の1人なんだって」
「ほう。情報が早いのう」
「コーチから聞かされたからね、あたしは」
「なんでもその主催者と縁のある方が合宿所にいらっしゃるようで」
あ、そうやって聞かされたんだ。あたしはほー君が知り合いだと聞かされていたけど
「俺だ」
「はい?」
「夢姫も知っていた様だが」
「コーチから聞かされてたしね」
「ヤツから俺に、日本の招待枠をテニスに決めたいと打診があった」
「あ、そうなんだ?でも中高生じゃ普通は無理が」
「そうだ。だがそれも承知の上でジュニア招待枠も送って来やがった」
あ、なるほど
「ヤツってこの島の持ち主っすか?」
「あぁ。世界の空気に触れる機会は悪くねぇ。勝手にしろと伝えておいた」
「ヤツって随分と親し気じゃねぇか?そんな大富豪とどう知り合うんだろうな」
「確かに気になる所じゃが、俺に聞かれても困るぜよ」
「世界の空気ね…。ま、俺は慣れてる方だと思うけど」
「夢姫も慣れていやがるけどな」
「あたしの場合は遠征で連れて行かれることが多いから。でも最終日には各競技をアピールする模擬試合とパレードが行われるって聞いてるよ」
「パレードですか?」
「祭りの締めの様なものだ。模擬試合については貴様ら中高生に任せることにした。俺達大人組が監督役をしてやる」
「え?聞いてないっすよ」
「決めたのはついさっきだ。後でコーチ共から説明がある。夢姫はいつも通りで構わん」
あ、あたしはいつも通りで良いんだ?
「なら修ちゃんの隣に居よ」
「そう言うと思ったぜ。まだ付いてはいないが、早めに出しておいて正解だったが」
「それは感謝してるよ?」
「招待客には関係者の
行ってしまったほー君を見送ると
「そんな急に言われても」
「今回は祭りみたいなもんだと聞いてたんだがのう」
「ですが、彼女は何の動揺もしていませんね。何かご存じなんですか」
「模擬試合の事?」
「えぇ」
「確かに気になるな」
「さっきほー君が言ったように関係者の中には自分たちが関わっている世界を見せようと自分の子供を連れて見せに来ている関係者も多く居るわ。だからこそ年の離れている大人組が試合をするよりも、自分たちの子供と年の近い中高生が模擬でも試合をすることで日本のテニスを見て貰おうっていう考え。現に日本のコーチ達も別日にはご家族が来ると聞いてはいるけど」
「「は?」」
「ほう」
「あのコーチ達って」
「結婚してるし、子供もいるからね?」
「初めて知ったぜよ」
「でしょうね。まぁ大人組が監督役をするのには驚かないね」
「いえ、多少は驚いていますよ」
「俺もだ」
「プリ」
「仁王さんは驚いてなさそうっすけど」
「立海の今の監督はお兄ちゃんと修ちゃんがしてるから驚きはしないと思うよ」
「そうなんですね」
「ですがただ楽しむばかりではいられないようですね」
「テニスをアピールって何すりゃいいんだ?」
「いつも通り、真摯にテニスに臨む姿を見せればいい」
「そうっすね。世界の皆に見せつけてやりましょうよ。テニスは楽しいって」
なんて言っている傍から
「コーチとほー君からだ」
スマホに連絡が入ってきて
「何と書いてあるんだ」
「テニスの模擬試合前日までは自由にして構わないって。ただし」
「ただし?」
「単独行動NG。だそうです」
「そうか」
「じゃ、これで1度解散かな」
「だな」
「そうだな」
「じゃな。夢姫は如何するつもりじゃ。ある程度は他の学校の奴等とも」
「立海の皆と一緒にいるかお兄ちゃん達と一緒にいるかってこと?」
「あぁ」
「お兄ちゃんたち次第だけど、立海の皆と一緒に居ればいいかなと思ってるけど」
「そうか」
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