カラーバトル!?
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皆が順調に進んでいる所を見ると、あたしも第2チェックポイントで待機中に
「カラーボールを避けようとして、転ぶとはついとらん奴じゃのう。ほらつかまりんしゃい」
「でも、仁王先輩にもインクがつくっすよ」
「夢姫も言ってたじゃろ。洗えば落ちるもんじゃ。気にする必要はないぜよ」
「ういっす」
「それにインクを補充しとる夢姫の手が1番インクがついとるじゃろうな」
「くそ、やるつもりが逆にやられちまった」
なんて声がするくらいには近くに居るのだろう
「元気な中学生たちだなぁ」
「そういう夢姫も少し前までは中学生だったじゃないか」
「そうだけど」
「あまり気にしなさんな」
「勝負はまだまだこれからデス」
「やられたら、やり返せやで!」
「次はうまくやってやるぜ!」
って聞こえてきて
「お疲れ様」
「ここが第2チェックポイントだよ」
「よっしゃー!到着やー!」
「赤也君」
「ん?」
摺り向けている所を消毒して応急処置をすると
「相変わらず手際がええの、夢姫」
「雅君にもやったことあったよね」
「じゃな」
「さて、好きなボールを選んで持って行くといいよ」
「そういや俺達の他に通ったチームっています?」
「少し前に1チーム通って行ったよ」
「急いで追えば、追いつくと思うけど」
「ありがとうございます」
元気よく走って行った赤也君達に比べマイペースな雅君に
「雅君」
「なんじゃ」
「特別ね」
雅君に赤色のボールを4つ渡すと
「ええんか」
「だから特別だって。1人1個ね」
赤也君ならすぐ使っちゃいそうだけど
「そんじゃ遠慮なく」
「頑張ってね」
「おう」
他のチームも見届けると
第3チェックポイントにあたしも行くと
最初に来たのはせーちゃん達で
「意外」
「カラーボールを補充したら、さっさと行きな!」
「はぁ」
「俺もッと絡まれるかと思った」
「そうっすね」
「君たちを見送るだけで遠野君もいささか飽きて来てしまっているんですよ。すでに他のチームも通っています。君たちも追った方が良いのでは?」
「ありがとうございます」
「それと夢姫も次のチェックポイントに行ってもよいのですよ」
「じゃあ、そうするね」
「えぇ。それと冷えてきますから、防寒はしっかりと」
「はーい」
「お前は何時になっても夢姫のお守りかよ」
「フフ。其れはそうでしょう。夢姫は越知にとっても妹で合宿所に居る間は我々の妹でもあります」
「そうかよ」
「じゃ、行って来るね」
「えぇ、気を付けて」
育人君たちのそばを離れて最終チェックポイントに行くと
「あ、お兄ちゃんだ」
「お前もようやく来たか」
「うん。経過は?」
「中高生達も順調に通解している」
「最後のチェックポイントやからか、来る奴、みんなカラフルになってましたね」
「そうなんだ」
「お前も参加したかったか?」
「まさか」
「オモロそうやなとは思いますけど、いい的になってまいそうやし、ツキさんはどないです?」
「さして興味はない」
「あはは」
「サブちゃん、これね4年前と同じことをしてるの。あの時から身長が高いお兄ちゃんは皆から的にされてたんだから」
「あらら」
暫くすると、雨も降ってきて
「終わりかな」
「だろうな。毛利も夢姫も合宿所に帰るぞ」
「だね」
「せやね」
合宿所に戻って来て
「結局作ることには変わりねーのか」
「だってしょうがないでしょう?この雨じゃ外でなんてなにも出来ないもの」
「たしかにな」
==
翌朝
昨日とは打って変わって晴天だ
「機会があればまたオリエンテーリングをやってみたい」
なんて声が聞こえてきて
「よぉ、おまんらも練習か」
「他のコートも埋まってるし俺らも混ぜてくれないっすか」
「別にいいっすけど」
「ふむ、せっかくならダブルスの練習でもするか」
「ほーう、それは」
「昨日の続きをしようって事っすか」
「そうは言って」
「上等だ」
なんて言っていて
「夢姫先輩が見てるからって足引っ張らないでくださいよ!」
「生意気な口を叩くのう。その言葉そっくりそのまま返してやるぜよ」
「準備はいいよな、海堂」
「いつでも行けるっす」
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