最終章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
恋人としての甘い夜は激しくも濃厚な物となった、お互いが初めてで加減も知らない
休むという事を忘れダンデは本能のままにナマエの体を貪り体中に所有物の証をつけた
朝先に起き隣に眠る彼女の裸体に浮かび上がるキスマークや噛み跡に満足気に鼻を鳴らすが、ふと自分の体を見て違和感を感じた
『ーで、噛んで欲しいと?』
「ああ!君の物だという証が欲しい!」
『…はぁぁ(ダンデさんって本当に不思議な人だ)』
まだ気怠さを残し無理矢理起こされたナマエは突然の噛みついてくれ宣言に頭痛を感じもそもそとシーツをかき集める
ベッドの上で座る二人は着替えもしていない為裸だ、ダンデは気にしてないのか前を隠さず胡座をかいており色々と目のやり場に困る
『何も噛まなくても、もう…恋人ですし』
モゴモゴと恥ずかしそうに口籠りシーツで体を包んで隠す彼女は可愛らしい
だがダンデにも譲れない理由があった
「……キバナの事は噛んだじゃないか」
『うぐ!』
「忘れてないぜ」
嫉妬心が強いのか随分前の過ちを覚えていたようでダンデは観念しろと鼻で笑う
乱れたベッドの上で白いシーツに包まった彼女を浅黒い腕が抱き寄せ自分の太腿の上に座らせると、彼は自分の長い紫色の髪をかき分け首筋をよく見えるように出した
太く血管の浮き出た浅黒い首筋から喉仏に目に行き上へと視線を流せば顎に行くにつれ見える顎髭
どこもかしこも男らしい体つきをした彼に今更ときめいてしまい頬が熱くなる
「ほら、噛んでくれ」
『痛いだけですよ?』
「構わないぜ」
さあ、と目で訴えてくる彼に負けナマエも覚悟を決めるしかなかった
汗をかいた後のダンデの胸板にそっと手を添えれば肌に吸い付くような僅かにしっとりしている
首筋に顔を寄せれば香水と彼の匂いが混ざった濃い匂いがしドキドキと胸が高鳴る
それはダンデも同じであり密着した恋人の腰を支えながらも僅かにズレ落ちたシーツから見える肩や太腿に胸を高鳴らせていた
『…じゃあ……んぅっ』
「っ!」
吐息と共に感じた歯の感触、カプリと噛みついた小さな歯にほんの少し痛みを感じたが同時になんともイケナイ快感を知った気分になった
「(なんだか一生懸命にもぐもぐしてて、食べられてるようで可愛いなぁ)」
中々歯型がつかず噛んいたが漸くできたようだ
離れる瞬間は彼女の前髪が首筋を掠り擽ったくダンデは笑うのを堪えつつ小さく震えた
『できました…けど…』
「サンキューだ!」
浅黒い首筋にはくっきりと噛み跡が残りダンデはそこを軽く撫でると嬉しそうに瞳を細め笑ってくれた
「本当にスパイクタウンには一人で行くのか?」
『はい、特訓もしたいし』
「そうか、なら俺も途中まで一緒に」
身支度をすませ玄関先に二人で立つとナマエは遠慮がちにダンデの胸を押した
どうしたのかと小首を傾げる彼にナマエは困ったように眉を下げて口を開いた
『その…一緒に出てもし誰かに見られたら大変ですから』
今更かも知れないが彼女はまだダンデに迷惑をかけると思っているようだ
チャレンジャーとチャンピオンが恋仲としればマスコミは煩くなるだろうがダンデからすればどうって事ない
「君が心配するような事はない、寧ろ虫除けになっていいと思うが?」
虫と言って彼の頭に浮かぶのはライバルであるキバナの顔だ、隙あらば食い付こうとする魂胆が分かっておりダンデの太い眉が険しくなってしまう
「俺達はもう恋人だ、誰に何を言われてもお互いの絆を信じ惑わされない……だろ?」
『ふふ、ありがとうございます…じゃあ』
ドアノブを開けようと背を向けた時だ
小さな背中を見た途端ダンデは咄嗟に開けかけたドアを押し返し彼女の背中に押し寄った
ガタンっと大きな音をさせた扉
後ろから圧を感じる存在に驚き彼女は目の前のドアだけを見つめていた
ドクドクと耳に聞こえる心音はどちらのか
グローブをつけた手のひらがドアを開けさせまいと押さえ込み上からは紫の長い髪がゆっくりと降りてくる
「………すまない…驚かせたな」
『あ…いえ、大丈夫ですけど、どうしたんですか?』
ドアを押さえていた手がゆっくりと下りその手はナマエの薄い腹へと回された
ぐっと後ろへと引き寄せられ抱きついてくるダンデはまるで甘える子供だ
背中を丸めながら肩に額を押し付ける彼は初めての恋人への愛しさが溢れ堪らなくなったのだろう
一晩共に過ごせた貴重な時間が忘れられずもっと欲しいと貪欲になってしまう
「もっと君と一緒にいられればいいのにな」
『……一緒に………そっか………そうです!』
バッと腕の中で体を反転させたナマエは今までとは別人のように目を輝かせダンデを真っ直ぐに見返した
『あたしがチャンピオンになればダンデさんの側にいられますよね!』
「(そこは…俺と結婚すればいいとかじゃないんだな…まあそこが君らしいが)」
真面目な恋人は迷いを全て消し去ったかのように晴れ晴れとしており下手な事は言うまいとダンデは微笑んだ
「ああ…待ってるぜチャレンジャー」
顔を傾けながら彼女の頬にリップ音を鳴らし唇を離すと今度は唇を唇で塞ぎキスを贈った
浅黒い腕に抱きしめられナマエも応えるようにダンデの首に腕をまわし受け入れる
何度もリップ音が鳴り響く玄関
熱々な二人が体を離すのに数十分もかかったそうだ
オマケー
「あ〜また首周りが太くなった気がするぜ、どう思うキバナ?」
「………」
「ほら見てくれ!この辺りとか首にも筋肉できただろ?」
「っだぁぁぁっっっ!!うっぜっ!いちいち噛み跡自慢してくんな!」
ナマエを見送ったダンデはさっそく牽制をする為にキバナの元への向かっていた
「自慢?何の事だ?」
ナックルジムの執務室にて書類チェックで忙しいというのに目の前をうろうろしては首周りをわざと見せてくる
満足の行く行為をしてきたのだとニヤニヤしながら自慢してくる男にキバナは遂にキレてしまう
「ど〜〜せ無理言って噛んもらったんだろ!こっちは言わなくてもナマエちゃんからしてもらったレア物だし!」
「っ!それは寝ぼけていたからだろ!」
「それ程オレさまに気を許していたって事だろ?無理矢理より全然いいですぅ〜!」
「……また青痣増やすぞ」
執務室から聞こえる子供の喧嘩のような声に廊下で待つリョウタは額を抑えていた
休むという事を忘れダンデは本能のままにナマエの体を貪り体中に所有物の証をつけた
朝先に起き隣に眠る彼女の裸体に浮かび上がるキスマークや噛み跡に満足気に鼻を鳴らすが、ふと自分の体を見て違和感を感じた
『ーで、噛んで欲しいと?』
「ああ!君の物だという証が欲しい!」
『…はぁぁ(ダンデさんって本当に不思議な人だ)』
まだ気怠さを残し無理矢理起こされたナマエは突然の噛みついてくれ宣言に頭痛を感じもそもそとシーツをかき集める
ベッドの上で座る二人は着替えもしていない為裸だ、ダンデは気にしてないのか前を隠さず胡座をかいており色々と目のやり場に困る
『何も噛まなくても、もう…恋人ですし』
モゴモゴと恥ずかしそうに口籠りシーツで体を包んで隠す彼女は可愛らしい
だがダンデにも譲れない理由があった
「……キバナの事は噛んだじゃないか」
『うぐ!』
「忘れてないぜ」
嫉妬心が強いのか随分前の過ちを覚えていたようでダンデは観念しろと鼻で笑う
乱れたベッドの上で白いシーツに包まった彼女を浅黒い腕が抱き寄せ自分の太腿の上に座らせると、彼は自分の長い紫色の髪をかき分け首筋をよく見えるように出した
太く血管の浮き出た浅黒い首筋から喉仏に目に行き上へと視線を流せば顎に行くにつれ見える顎髭
どこもかしこも男らしい体つきをした彼に今更ときめいてしまい頬が熱くなる
「ほら、噛んでくれ」
『痛いだけですよ?』
「構わないぜ」
さあ、と目で訴えてくる彼に負けナマエも覚悟を決めるしかなかった
汗をかいた後のダンデの胸板にそっと手を添えれば肌に吸い付くような僅かにしっとりしている
首筋に顔を寄せれば香水と彼の匂いが混ざった濃い匂いがしドキドキと胸が高鳴る
それはダンデも同じであり密着した恋人の腰を支えながらも僅かにズレ落ちたシーツから見える肩や太腿に胸を高鳴らせていた
『…じゃあ……んぅっ』
「っ!」
吐息と共に感じた歯の感触、カプリと噛みついた小さな歯にほんの少し痛みを感じたが同時になんともイケナイ快感を知った気分になった
「(なんだか一生懸命にもぐもぐしてて、食べられてるようで可愛いなぁ)」
中々歯型がつかず噛んいたが漸くできたようだ
離れる瞬間は彼女の前髪が首筋を掠り擽ったくダンデは笑うのを堪えつつ小さく震えた
『できました…けど…』
「サンキューだ!」
浅黒い首筋にはくっきりと噛み跡が残りダンデはそこを軽く撫でると嬉しそうに瞳を細め笑ってくれた
「本当にスパイクタウンには一人で行くのか?」
『はい、特訓もしたいし』
「そうか、なら俺も途中まで一緒に」
身支度をすませ玄関先に二人で立つとナマエは遠慮がちにダンデの胸を押した
どうしたのかと小首を傾げる彼にナマエは困ったように眉を下げて口を開いた
『その…一緒に出てもし誰かに見られたら大変ですから』
今更かも知れないが彼女はまだダンデに迷惑をかけると思っているようだ
チャレンジャーとチャンピオンが恋仲としればマスコミは煩くなるだろうがダンデからすればどうって事ない
「君が心配するような事はない、寧ろ虫除けになっていいと思うが?」
虫と言って彼の頭に浮かぶのはライバルであるキバナの顔だ、隙あらば食い付こうとする魂胆が分かっておりダンデの太い眉が険しくなってしまう
「俺達はもう恋人だ、誰に何を言われてもお互いの絆を信じ惑わされない……だろ?」
『ふふ、ありがとうございます…じゃあ』
ドアノブを開けようと背を向けた時だ
小さな背中を見た途端ダンデは咄嗟に開けかけたドアを押し返し彼女の背中に押し寄った
ガタンっと大きな音をさせた扉
後ろから圧を感じる存在に驚き彼女は目の前のドアだけを見つめていた
ドクドクと耳に聞こえる心音はどちらのか
グローブをつけた手のひらがドアを開けさせまいと押さえ込み上からは紫の長い髪がゆっくりと降りてくる
「………すまない…驚かせたな」
『あ…いえ、大丈夫ですけど、どうしたんですか?』
ドアを押さえていた手がゆっくりと下りその手はナマエの薄い腹へと回された
ぐっと後ろへと引き寄せられ抱きついてくるダンデはまるで甘える子供だ
背中を丸めながら肩に額を押し付ける彼は初めての恋人への愛しさが溢れ堪らなくなったのだろう
一晩共に過ごせた貴重な時間が忘れられずもっと欲しいと貪欲になってしまう
「もっと君と一緒にいられればいいのにな」
『……一緒に………そっか………そうです!』
バッと腕の中で体を反転させたナマエは今までとは別人のように目を輝かせダンデを真っ直ぐに見返した
『あたしがチャンピオンになればダンデさんの側にいられますよね!』
「(そこは…俺と結婚すればいいとかじゃないんだな…まあそこが君らしいが)」
真面目な恋人は迷いを全て消し去ったかのように晴れ晴れとしており下手な事は言うまいとダンデは微笑んだ
「ああ…待ってるぜチャレンジャー」
顔を傾けながら彼女の頬にリップ音を鳴らし唇を離すと今度は唇を唇で塞ぎキスを贈った
浅黒い腕に抱きしめられナマエも応えるようにダンデの首に腕をまわし受け入れる
何度もリップ音が鳴り響く玄関
熱々な二人が体を離すのに数十分もかかったそうだ
オマケー
「あ〜また首周りが太くなった気がするぜ、どう思うキバナ?」
「………」
「ほら見てくれ!この辺りとか首にも筋肉できただろ?」
「っだぁぁぁっっっ!!うっぜっ!いちいち噛み跡自慢してくんな!」
ナマエを見送ったダンデはさっそく牽制をする為にキバナの元への向かっていた
「自慢?何の事だ?」
ナックルジムの執務室にて書類チェックで忙しいというのに目の前をうろうろしては首周りをわざと見せてくる
満足の行く行為をしてきたのだとニヤニヤしながら自慢してくる男にキバナは遂にキレてしまう
「ど〜〜せ無理言って噛んもらったんだろ!こっちは言わなくてもナマエちゃんからしてもらったレア物だし!」
「っ!それは寝ぼけていたからだろ!」
「それ程オレさまに気を許していたって事だろ?無理矢理より全然いいですぅ〜!」
「……また青痣増やすぞ」
執務室から聞こえる子供の喧嘩のような声に廊下で待つリョウタは額を抑えていた
4/4ページ