第一章
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「あぁ…やべ」
ナマエちゃんがお風呂に行っている間にオレさまは下だけ履いて朝食準備
ダンデが連れて行った事がムカつくが朝食をアイツが作れるわけもねぇし段取りの良さを考えるとオレが我慢するしかねぇ
フライパンで食事を作りながらもオレが困っているのは……
「(すっっげぇ!満足感!こんなに満たされたセックス初めてかも!やっぱこれってナマエちゃんが相手だからか?)」
ぼんやりと思い出すのは彼女の笑った顔や恥ずかしがり嫌がる顔
初めて会った時、匂いを嗅ぎあった時点でもしやとは思ったが相性が良すぎる
「(これって噂に聞く運命の番じゃね?じゃなきゃこんなにオレがハマるわけないよな)」
オメガとのセックスはこれまでも何回かしてきた
発情期の子とも匂いが良い子ともしたが、セックスが終わっても幸せな余韻が続く相手は初めてだ
頬がほんのりと熱くなるのを感じながらフライパンで目玉焼きとベーコンを焼き終え手頃な皿を探した
「あ〜同じ皿は…無し、て事は過去に誰かとは住んでねぇな」
偏見もあるが誰かと暮らした事がある奴なら一組くらいペアの皿やコップがある
でもナマエちゃんの食器棚にはそれらしき物が一つもなく妙に安心しちまう
やばい…マジで本気になってるかも
適当な皿に3人分の食事を準備し、ふとまだ帰ってこない二人に気がついた
「…………」
まさかと思い廊下に顔を出し耳をすませると
『んっ、や、洗うだけって』
微かに聞こえた甘い声にオレのこめかみからブチッと何かがキレた音がした
嫌な予感てのは当たる物でオレは中身のなくなったフライパン片手にズカズカと廊下を進み浴室の扉を乱暴に開け放した
ガダンッッ!
開いた先には泡だらけの体でダンデに後ろから抱きしめられたナマエちゃんが見えた
ダンデの手が泡に包まれた触り心地の良い胸を鷲掴みしていて余計にオレさまを苛立たせる
「てめっ…今日はナマエちゃんの体を労ろうとしてんのに何してんだコラッ!」
オレだって我慢してんだよ!
本当なら今この瞬間だって抱きてぇしイチャイチャしたい!
でもがっついたら体だけの目的かとか思われちまうだろーが!
何よりこんなデカい男二人の相手したばかりなんだから休ませろ!
フライパンを握る手を震わせ腕を振り上げると流石にダンデもオレの怒りに気が付き素早く彼女から両手を離した
「す、すまん!つい…こう…触れたくなって」
「知るかっ!」
ガコーンッ!といい音をさせダンデの頭をフライパンで殴るとオレは彼女を脱衣所にあったバスタオルで包み救い出す
『あ…ありがとうございます…でいいのかな?』
「いいんだよ、てかダンデが暴走したら遠慮なく言えよ?殴ってやっから」
『いえ…それはそれで危ない気が』
腕の中に……いる
それだけでオレの中に幸せな気分が溢れてしまい口元がニヤけそうで困る
その後着替えをし終えた彼女とズボン一枚姿のオレが食事を始める頃、漸くタンコブを頭につけたダンデが合流した
オレと同じくズボン一枚だが裸で来なかっただけ良しとしよう
流石に飯時に野郎の裸を見ながらは食いたくねぇからな
「あ〜…んで、これからについてなんだけどさ」
『はい?』
一生懸命にトーストを頬張る顔でさえ可愛い、ほっぺたまん丸にしてなんだこの生き物は…
ずっと見ていたいがオレらにとって大事な話をしないといけない
「ナマエちゃんさえ良ければこれからも発情期はオレらとだけエッチしてくんねぇ?」
ここでオレとだけと言いたい気持ちを抑えたのは流石キバナさまだと褒めたい
『あ…でも…』
「これからまた発情期になった時、変な奴らに襲われるより遥かにマシだと思うんだけど」
期待と少しの不安に眉を下げて彼女の答えを待つとナマエちゃんは何度か言葉を出しかけて迷っていた
もう一声が欲しいだろうか
「俺もそうして欲しい、相性の事も勿論だが…個人的にも君とはもっと親しくしたい」
オレが言葉を選んでいるうちにダンデはストレートに自分の気持ちを口に出した
恐れを知らないのか馬鹿なのか
どちらにせよある意味勇気がありすぎて引くわ
まぁ…でも、今はその手に乗ってやろう
「オレさまも、ナマエちゃんとは一夜限りの仲じゃなくて真剣に先を考えたいのよ…だから…うんって言って?」
あ〜狡いよな?
分かってんだよ、男二人で脅迫に近い言い方してんのは
でも許して欲しい
オマエを誰にも取られたくない男の醜い嫉妬だと分かってくれ
頬を赤くしたナマエちゃんはオレとダンデを順番に見比べると口を何度か揺らし、大きく頭を下げた
『こ、こちらこそよろしくお願いします!』
「(焦った!頭下げるから駄目って言うかと思ったわ!)」
ホッと肩から力を抜いたオレとは逆にダンデは犬なら尻尾をはち切れんばかりに降ってる程喜びを顔に浮かべている
「サンキューだぜ!ナマエ!」
「ありがとう…ナマエちゃん」
感謝とこれからに明るい希望を持ち笑顔を向けると彼女の可愛らしい口からとんでもない言葉が出た
『お礼を言うのはこちらです!治療の為とは言え、こんなあたしに気を使って貰って…いつか必ず恩返ししますね!』
両手で拳を作り爽やかな笑顔を浮べる彼女にオレとダンデはスンっと表情を顔から消し去り頭を混乱させた
あれ?
もしかして今までの行為は全部治療だと思ってたわけ?
「ちょっ…ちょっとストップ!あのさ〜オレの勘違いか?まさかとは思うが昨日までのセックスは義理的な物だと思ってんの?」
『え?だって初めての発情で困ってたから…ダンデさんも治療だと思えって言ってたし』
「ダンデぇぇ?」
何余計な事言ってんだこの童貞野郎はっ!恨みを込めて奴を睨むとダンデはダラダラと顔に冷や汗を浮べ事の重大さに漸く気がついた
「ちっ違っ!確かにあの時は治療と思ってくれと言ったが!俺としてはそれだけじゃなくもっと親密な関係をっ」
結局
彼女にオレらの気持ちを分かって貰うのに昼までかかってしまった
ナマエちゃんがお風呂に行っている間にオレさまは下だけ履いて朝食準備
ダンデが連れて行った事がムカつくが朝食をアイツが作れるわけもねぇし段取りの良さを考えるとオレが我慢するしかねぇ
フライパンで食事を作りながらもオレが困っているのは……
「(すっっげぇ!満足感!こんなに満たされたセックス初めてかも!やっぱこれってナマエちゃんが相手だからか?)」
ぼんやりと思い出すのは彼女の笑った顔や恥ずかしがり嫌がる顔
初めて会った時、匂いを嗅ぎあった時点でもしやとは思ったが相性が良すぎる
「(これって噂に聞く運命の番じゃね?じゃなきゃこんなにオレがハマるわけないよな)」
オメガとのセックスはこれまでも何回かしてきた
発情期の子とも匂いが良い子ともしたが、セックスが終わっても幸せな余韻が続く相手は初めてだ
頬がほんのりと熱くなるのを感じながらフライパンで目玉焼きとベーコンを焼き終え手頃な皿を探した
「あ〜同じ皿は…無し、て事は過去に誰かとは住んでねぇな」
偏見もあるが誰かと暮らした事がある奴なら一組くらいペアの皿やコップがある
でもナマエちゃんの食器棚にはそれらしき物が一つもなく妙に安心しちまう
やばい…マジで本気になってるかも
適当な皿に3人分の食事を準備し、ふとまだ帰ってこない二人に気がついた
「…………」
まさかと思い廊下に顔を出し耳をすませると
『んっ、や、洗うだけって』
微かに聞こえた甘い声にオレのこめかみからブチッと何かがキレた音がした
嫌な予感てのは当たる物でオレは中身のなくなったフライパン片手にズカズカと廊下を進み浴室の扉を乱暴に開け放した
ガダンッッ!
開いた先には泡だらけの体でダンデに後ろから抱きしめられたナマエちゃんが見えた
ダンデの手が泡に包まれた触り心地の良い胸を鷲掴みしていて余計にオレさまを苛立たせる
「てめっ…今日はナマエちゃんの体を労ろうとしてんのに何してんだコラッ!」
オレだって我慢してんだよ!
本当なら今この瞬間だって抱きてぇしイチャイチャしたい!
でもがっついたら体だけの目的かとか思われちまうだろーが!
何よりこんなデカい男二人の相手したばかりなんだから休ませろ!
フライパンを握る手を震わせ腕を振り上げると流石にダンデもオレの怒りに気が付き素早く彼女から両手を離した
「す、すまん!つい…こう…触れたくなって」
「知るかっ!」
ガコーンッ!といい音をさせダンデの頭をフライパンで殴るとオレは彼女を脱衣所にあったバスタオルで包み救い出す
『あ…ありがとうございます…でいいのかな?』
「いいんだよ、てかダンデが暴走したら遠慮なく言えよ?殴ってやっから」
『いえ…それはそれで危ない気が』
腕の中に……いる
それだけでオレの中に幸せな気分が溢れてしまい口元がニヤけそうで困る
その後着替えをし終えた彼女とズボン一枚姿のオレが食事を始める頃、漸くタンコブを頭につけたダンデが合流した
オレと同じくズボン一枚だが裸で来なかっただけ良しとしよう
流石に飯時に野郎の裸を見ながらは食いたくねぇからな
「あ〜…んで、これからについてなんだけどさ」
『はい?』
一生懸命にトーストを頬張る顔でさえ可愛い、ほっぺたまん丸にしてなんだこの生き物は…
ずっと見ていたいがオレらにとって大事な話をしないといけない
「ナマエちゃんさえ良ければこれからも発情期はオレらとだけエッチしてくんねぇ?」
ここでオレとだけと言いたい気持ちを抑えたのは流石キバナさまだと褒めたい
『あ…でも…』
「これからまた発情期になった時、変な奴らに襲われるより遥かにマシだと思うんだけど」
期待と少しの不安に眉を下げて彼女の答えを待つとナマエちゃんは何度か言葉を出しかけて迷っていた
もう一声が欲しいだろうか
「俺もそうして欲しい、相性の事も勿論だが…個人的にも君とはもっと親しくしたい」
オレが言葉を選んでいるうちにダンデはストレートに自分の気持ちを口に出した
恐れを知らないのか馬鹿なのか
どちらにせよある意味勇気がありすぎて引くわ
まぁ…でも、今はその手に乗ってやろう
「オレさまも、ナマエちゃんとは一夜限りの仲じゃなくて真剣に先を考えたいのよ…だから…うんって言って?」
あ〜狡いよな?
分かってんだよ、男二人で脅迫に近い言い方してんのは
でも許して欲しい
オマエを誰にも取られたくない男の醜い嫉妬だと分かってくれ
頬を赤くしたナマエちゃんはオレとダンデを順番に見比べると口を何度か揺らし、大きく頭を下げた
『こ、こちらこそよろしくお願いします!』
「(焦った!頭下げるから駄目って言うかと思ったわ!)」
ホッと肩から力を抜いたオレとは逆にダンデは犬なら尻尾をはち切れんばかりに降ってる程喜びを顔に浮かべている
「サンキューだぜ!ナマエ!」
「ありがとう…ナマエちゃん」
感謝とこれからに明るい希望を持ち笑顔を向けると彼女の可愛らしい口からとんでもない言葉が出た
『お礼を言うのはこちらです!治療の為とは言え、こんなあたしに気を使って貰って…いつか必ず恩返ししますね!』
両手で拳を作り爽やかな笑顔を浮べる彼女にオレとダンデはスンっと表情を顔から消し去り頭を混乱させた
あれ?
もしかして今までの行為は全部治療だと思ってたわけ?
「ちょっ…ちょっとストップ!あのさ〜オレの勘違いか?まさかとは思うが昨日までのセックスは義理的な物だと思ってんの?」
『え?だって初めての発情で困ってたから…ダンデさんも治療だと思えって言ってたし』
「ダンデぇぇ?」
何余計な事言ってんだこの童貞野郎はっ!恨みを込めて奴を睨むとダンデはダラダラと顔に冷や汗を浮べ事の重大さに漸く気がついた
「ちっ違っ!確かにあの時は治療と思ってくれと言ったが!俺としてはそれだけじゃなくもっと親密な関係をっ」
結局
彼女にオレらの気持ちを分かって貰うのに昼までかかってしまった
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