第一章
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朝目が覚めるとあたしの隣には国宝級の整った男の寝顔があった
褐色の滑らかな肌と首に下げた金色のチェーンネックレス
黒く長い髪を垂らし眠るのはキバナさんだった
『(なんでキバナさんが…あれ?何か忘れてる?)』
何故彼が隣で寝てるのか思い出そうとし上体を起こすと反対隣に見えた足にぎょっと目を見開いた
『えっ?だ、ダンデさん?』
彼は足だけをベッドの上にひっかけ体は床へと落ちていた
寝相が悪かったのかそれともベッドが小さすぎたのか
豪快な寝方だ
そしてもう一つ気がついたのはベッドにいたあたし達全員が裸だという事だ
『(おっ思い出したぁ!初めての発情で…お二人に助けて貰ったんだ!)』
やっと思い出したこの3日間の事
発情期に入ると頭が欲に犯されるとは聞いていたけど、まさか本当に3日間ずっとしていたなんて
ダンデさんの一生懸命で少し荒々しい抱き方
キバナさんの慣れた手つきと甘い言葉
彼らの肌の熱や感触等、色々思い出すと頬が熱くなりあたしは音を出さないようにベッドから離れようとした
その時誰かがあたしの手首を掴み動きを止めた
「どこ行くんだよ」
振り返ればキバナさんがコチラをじっと見つめており
頬に垂れた長い前髪が色っぽいとか色々と目に毒な体が見えていて動揺しそうになった
『あ、その仕事があるのでシャワーを』
「仕事?…………その体でいけんの?」
彼の青い瞳があたしの顔から下へと下がり何かを見つめる
あたしも自然と彼の視線の先を見下ろすと自分の肌に浮かぶ無数の痕に驚いた
『へぁっ!な?えぇ?』
胸元から腕まで、もしかしたら見えない場所にもあるかもしれない赤い痕
それはキスマークや噛み跡だった
「悪い、ちょっと手加減できなくて…めっちゃ痕残しちまったな」
悪いと言いながらも嬉しそうに口元を緩める彼はあたしの手首から手の甲へと触れていた手を移動させ、指先を絡ませてきた
「今日は休んだほうがいいんじゃね?オレとしては虫除けになるから全然構わねぇけど」
ゆっくりと喋る彼の声と一緒に指を弄る手が一緒に動く
あたしの中指だけを掴んで揉んだり指先を彼の親指が擦ってきたりする
「そんな如何にも激しく抱かれてきましたって体で行ったらナマエちゃんが恥ずかしいんじゃない?」
ニヤリと笑う彼はのっそりと体を起こすとあたしの手を掴み直し手の甲へと唇を落としながらリップ音を鳴らした
「今日だけ…な?」
『うっ』
心臓に悪い顔面600族!
でも働かないと給料は減っていく
頭で葛藤しているとあたしの後ろからもう一人の男がベッドへと上がった
「俺も今日は君に休んで欲しい、随分体に負担をかけた筈だしな」
振り返ればダンデさんがベッドの上に胡座をかいて座り直していた
全裸の為胡座をかいていてもへそから下の…大事な毛やらナニやらが薄っすら見えあたしは慌てて視線を下に向けないように顔を逸らした
「ダンデもこう言ってるしさ、今日はオレらがナマエちゃんのお世話するからゆっくり休みなよ」
「そうだぜ!食事は作れないが…洗濯物ぐらいなら俺にも干せるぜ!」
必死に力になると言うダンデさんと優しく瞳を細めるキバナさん
二人の圧力に負けあたしは頷きこの日も仕事を休んでしまった
仕事場へ電話すると何故か店長はハイテンションに喜んでいてゆっくり休めとまで言ってくれた
「さぁ〜て、んじゃオレさまが食事作っから…ダンデは」
「ナマエを風呂に入れる手伝いをするぜ!」
『え!お風呂なら自分で、ちょっ、わわっ!』
ダンデさんはキバナさんの話を聞く事なくあたしをシーツで包み突然横抱きに抱き上げると大股で歩き出した
彼が何も履いていないのが気になるやら後ろでキバナさんが何なら悪態をついていたのが気になるけど、太い腕から抜け出す事もできず浴室へと直行された
お風呂につくとダンデさんは当たり前のように一緒に浴室へと入り泡を沢山含ませたスポンジであたしの体を撫で始めた
『あの…そこまでしなくても自分でできますから』
恥ずかしくてお風呂用の椅子に座り体を縮こませながら前屈みになるも
ダンデさんはニコニコと笑い背中を洗ってくれる
「遠慮するな!弟にもこうして背中を洗ってやった事があるし何より俺がしたいんだ!」
『は…はぁ』
乱暴にゴシゴシと擦るならまだ緊張なんかしなかっただろう
なのに彼の手つきは壊れ物でも扱うように優しくて気持ちがいい
ふわふわした泡といい匂い
幸せ気分に緊張が緩んだ頃、背中全体を撫でていた手が不意にあたしのうなじをなぞった
『ふぁっ、っ!』
咄嗟に出てしまった変な声に慌てて口を抑えるけどきっと遅い
恐る恐る後ろへと顔を向けると予想通り、声をしっかり聞いていたダンデさんと目が合った
彼はあたしと同じく驚いた顔つきで頬も赤くなっていた
『ごめんなさいっ、洗って貰ってるのに…変な声でちゃって』
今のは無意識で事故で…
なんとか言い訳をしようとすると彼の両手があたしの前へと回り込みぎゅっと抱きしめられた
『ひえっ!ダンデさんっ?』
「意識しないようにしてたのに…そんな甘い声聞いたら堪らなくなってしまうだろ?」
首筋に顔を埋め抱きしめてくるダンデさん、鎧のような固い筋肉の体は泡のせいでぬるりと背中に密着し首筋に当たる彼の顎髭がジョリっと肌を掠める
「いや、でも今日は我慢しないとな!はぁ…分かってるが…君が恋しくて堪らないぜっ」
『んっ…ぁ…』
首輪をしているのにゾクゾクと震えるうなじは本能だろうか
彼に全てを奪われたいと思ってしまう自分がいて戸惑ってしまう
そんなあたしの気持ちを見透かしたように彼は甘い囁きを放った
「なぁ…ナマエ、今回はキバナと一緒にしてしまったが君さえ良ければ…」
彼の手があたしの顎を撫で自分の方へと優しく振り向かせる
少し濡れた紫の前髪の隙間から見えた金色の瞳は優しくもギラついていた
「今度は俺だけに君を独り占めさせてくれないか?」
聞いているのに命令されているような声、でも不思議と嫌な気分はしなくてあたしは泡のようにふわふわした気持ちのまま…
『……はい』
彼の願いを受け止めるとダンデさんは嬉しそうに瞳を細め唇にキスを落とした
褐色の滑らかな肌と首に下げた金色のチェーンネックレス
黒く長い髪を垂らし眠るのはキバナさんだった
『(なんでキバナさんが…あれ?何か忘れてる?)』
何故彼が隣で寝てるのか思い出そうとし上体を起こすと反対隣に見えた足にぎょっと目を見開いた
『えっ?だ、ダンデさん?』
彼は足だけをベッドの上にひっかけ体は床へと落ちていた
寝相が悪かったのかそれともベッドが小さすぎたのか
豪快な寝方だ
そしてもう一つ気がついたのはベッドにいたあたし達全員が裸だという事だ
『(おっ思い出したぁ!初めての発情で…お二人に助けて貰ったんだ!)』
やっと思い出したこの3日間の事
発情期に入ると頭が欲に犯されるとは聞いていたけど、まさか本当に3日間ずっとしていたなんて
ダンデさんの一生懸命で少し荒々しい抱き方
キバナさんの慣れた手つきと甘い言葉
彼らの肌の熱や感触等、色々思い出すと頬が熱くなりあたしは音を出さないようにベッドから離れようとした
その時誰かがあたしの手首を掴み動きを止めた
「どこ行くんだよ」
振り返ればキバナさんがコチラをじっと見つめており
頬に垂れた長い前髪が色っぽいとか色々と目に毒な体が見えていて動揺しそうになった
『あ、その仕事があるのでシャワーを』
「仕事?…………その体でいけんの?」
彼の青い瞳があたしの顔から下へと下がり何かを見つめる
あたしも自然と彼の視線の先を見下ろすと自分の肌に浮かぶ無数の痕に驚いた
『へぁっ!な?えぇ?』
胸元から腕まで、もしかしたら見えない場所にもあるかもしれない赤い痕
それはキスマークや噛み跡だった
「悪い、ちょっと手加減できなくて…めっちゃ痕残しちまったな」
悪いと言いながらも嬉しそうに口元を緩める彼はあたしの手首から手の甲へと触れていた手を移動させ、指先を絡ませてきた
「今日は休んだほうがいいんじゃね?オレとしては虫除けになるから全然構わねぇけど」
ゆっくりと喋る彼の声と一緒に指を弄る手が一緒に動く
あたしの中指だけを掴んで揉んだり指先を彼の親指が擦ってきたりする
「そんな如何にも激しく抱かれてきましたって体で行ったらナマエちゃんが恥ずかしいんじゃない?」
ニヤリと笑う彼はのっそりと体を起こすとあたしの手を掴み直し手の甲へと唇を落としながらリップ音を鳴らした
「今日だけ…な?」
『うっ』
心臓に悪い顔面600族!
でも働かないと給料は減っていく
頭で葛藤しているとあたしの後ろからもう一人の男がベッドへと上がった
「俺も今日は君に休んで欲しい、随分体に負担をかけた筈だしな」
振り返ればダンデさんがベッドの上に胡座をかいて座り直していた
全裸の為胡座をかいていてもへそから下の…大事な毛やらナニやらが薄っすら見えあたしは慌てて視線を下に向けないように顔を逸らした
「ダンデもこう言ってるしさ、今日はオレらがナマエちゃんのお世話するからゆっくり休みなよ」
「そうだぜ!食事は作れないが…洗濯物ぐらいなら俺にも干せるぜ!」
必死に力になると言うダンデさんと優しく瞳を細めるキバナさん
二人の圧力に負けあたしは頷きこの日も仕事を休んでしまった
仕事場へ電話すると何故か店長はハイテンションに喜んでいてゆっくり休めとまで言ってくれた
「さぁ〜て、んじゃオレさまが食事作っから…ダンデは」
「ナマエを風呂に入れる手伝いをするぜ!」
『え!お風呂なら自分で、ちょっ、わわっ!』
ダンデさんはキバナさんの話を聞く事なくあたしをシーツで包み突然横抱きに抱き上げると大股で歩き出した
彼が何も履いていないのが気になるやら後ろでキバナさんが何なら悪態をついていたのが気になるけど、太い腕から抜け出す事もできず浴室へと直行された
お風呂につくとダンデさんは当たり前のように一緒に浴室へと入り泡を沢山含ませたスポンジであたしの体を撫で始めた
『あの…そこまでしなくても自分でできますから』
恥ずかしくてお風呂用の椅子に座り体を縮こませながら前屈みになるも
ダンデさんはニコニコと笑い背中を洗ってくれる
「遠慮するな!弟にもこうして背中を洗ってやった事があるし何より俺がしたいんだ!」
『は…はぁ』
乱暴にゴシゴシと擦るならまだ緊張なんかしなかっただろう
なのに彼の手つきは壊れ物でも扱うように優しくて気持ちがいい
ふわふわした泡といい匂い
幸せ気分に緊張が緩んだ頃、背中全体を撫でていた手が不意にあたしのうなじをなぞった
『ふぁっ、っ!』
咄嗟に出てしまった変な声に慌てて口を抑えるけどきっと遅い
恐る恐る後ろへと顔を向けると予想通り、声をしっかり聞いていたダンデさんと目が合った
彼はあたしと同じく驚いた顔つきで頬も赤くなっていた
『ごめんなさいっ、洗って貰ってるのに…変な声でちゃって』
今のは無意識で事故で…
なんとか言い訳をしようとすると彼の両手があたしの前へと回り込みぎゅっと抱きしめられた
『ひえっ!ダンデさんっ?』
「意識しないようにしてたのに…そんな甘い声聞いたら堪らなくなってしまうだろ?」
首筋に顔を埋め抱きしめてくるダンデさん、鎧のような固い筋肉の体は泡のせいでぬるりと背中に密着し首筋に当たる彼の顎髭がジョリっと肌を掠める
「いや、でも今日は我慢しないとな!はぁ…分かってるが…君が恋しくて堪らないぜっ」
『んっ…ぁ…』
首輪をしているのにゾクゾクと震えるうなじは本能だろうか
彼に全てを奪われたいと思ってしまう自分がいて戸惑ってしまう
そんなあたしの気持ちを見透かしたように彼は甘い囁きを放った
「なぁ…ナマエ、今回はキバナと一緒にしてしまったが君さえ良ければ…」
彼の手があたしの顎を撫で自分の方へと優しく振り向かせる
少し濡れた紫の前髪の隙間から見えた金色の瞳は優しくもギラついていた
「今度は俺だけに君を独り占めさせてくれないか?」
聞いているのに命令されているような声、でも不思議と嫌な気分はしなくてあたしは泡のようにふわふわした気持ちのまま…
『……はい』
彼の願いを受け止めるとダンデさんは嬉しそうに瞳を細め唇にキスを落とした