最終章
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コルサの教えてくれた森にはレックウザは残念ながら姿がなかった
彼女達を待ち構えていたのは山火事により傷ついたポケモンと焼け焦てしまった森の跡
そして怪我を負ったポケモンを守っていた巨大なオリーヴァだった
最初こそ警戒していたオリーヴァだったが、リコの提案により森を復活させる為に行動したのがよかったのか心を開いてくれた
オリーヴァの体についていた古のモンスターボール
共鳴するように光り輝くリコのペンダント
その中に入り込み仲間になってくれたが謎が深まるばかりだった
「何で黙ってたの!」
「そうだよ!詳しく聞かせて!」
『……ネモったら、余計な事言って』
飛行船に戻るとロイとリコからじっとりとした不満げな視線を浴びせられ両サイドから文句が飛び交う
ナマエはげんなりとしながらも二人のお子様を宥めようとした
『別に自分から言う事じゃないし、パルデアを出て旅してたから普通のトレーナーと変わりないと思ったの』
「普通じゃないし!凄い事なんだから教えてくれてもいいじゃん!」
「そうだよ!でも…そっか、だからあの時アメジオとナマエは戦えたんだ」
ロイの生まれた島でアメジオと戦った日を思い出しリコは妙に納得できた
自分達は手も足も出なかったが、ナマエは何処か余裕があった
実力のあるトレーナーだったと分かると全てが納得でき、ロイとリコは苦笑いする彼女を改めて憧れの人のようにキラキラとした目で見上げた
「お〜い、そこのお子様グループ!そろそろこれからの話し始めるぞ」
飛行船に戻ったナマエ達はミーティングルームに集まるとフリードは仲間達全員の顔を見渡し微笑んだ
「さて、まずはリコから話がある!」
「は、はいっ!」
全員の視線を浴びながらもリコはこれからもライジングボルテッカーズとして旅がしたい事を告げた
ペンダントの謎を知りたい
その為にはペンダントをくれたリコの祖母に会いに行く必要がある
冒険家でじっとしていないパワフルな祖母らしいが今はガラルにいると言う
「皆の力を貸してください、お願いします!」
頭を下げる彼女を見た仲間達は誰一人として嫌な顔や文句を言うものはおらず、寧ろ共に冒険をしようと言ってくれた
皆に受け入れて貰えたリコを見ながらナマエはホッとし、そんな彼女の隣にフリードは近寄った
「リコは成長したな」
『そうですね、ちゃんと本当の気持ちを言えるようになって良かったです』
リコは自分の気持ちを表に出すのが少し苦手なところがあった
内気な少女がだんだんと成長する姿に感動していると、隣りにいたフリードが軽く咳払いを一つした
「……あ〜ところで昨日は家に泊まったんだろ?」
『ええ、ネモ達も泊まってくれて楽しかったです!』
「………あのガキも泊まったのか?」
『ガキってもしかしてペパー先輩の事?泊まりましたよ?』
「……」
ペパーの名前が出ると黙り込んでしまった
ナマエは1年前も似たような事があった事を思い出しフリードに真っ直ぐに問いかけた
『もしかして……嫉妬してます?』
「……っ、…さあな!」
顔を見せまいとそっぽを向く彼の耳は真っ赤に染まっており、照れているのが分かる
クスクスと笑い出す彼女の声を聞きながらフリードは口を尖らせ不満げに眉を寄せた
「なっなんだよ!」
『ふふ、バレバレですね』
「〜〜っ!ったく!分かってんなら気をつけろ!」
くしゃりとナマエの頭を乱暴に撫で拗ねたように口を尖らせた彼、自分をここまで思ってくれている恋人に嬉しさを感じているとマードックが手を叩き皆の注目を集めた
「よし!話は纏まったし!今夜はナマエの誕生日も兼ねて外でバーベキューしようぜ!」
『誕生日?………あ』
パルデアに戻った事や巨大なオリーヴァばかり気にしてしまい自分の事なのにすっかり忘れていた
今日はナマエの誕生日だ
「今日だったの!何で教えてくれないんだよ!」
「わっわたしも何も用意してないよ〜!プレゼント用意したいし!ケーキも!」
「安心しろ!ケーキなら作ってある!」
「プレゼントもあたし達が用意してるから大丈夫!」
ロイとリコ達は知らなかったのが悔しくてマードックに詰め寄り、オリオとモリーが二人を宥める
『なんか色々あって忘れてた』
「……忘れられちゃ困るんだが?」
不意にフリードの手がナマエの手を取り指を絡めてくる
彼へと顔を上げれば金色の瞳が色濃く光っており胸が飛び跳ねそうになった
「夕飯は皆に譲るが…夜は俺にお前を独占させてくれないか?」
耳元で囁かれた甘い声
握られた手は熱く力強い
誕生日を迎え彼女は大人の仲間入りをした
長い時間我慢してきたフリードが待ち望んだ時が来たという事だ
『……う、うん』
顔から湯気が出そうな程顔を赤める彼女に満足したフリードは今夜の事を考えては胸を踊らせた
「(飛行船内じゃ音が聞こえちまうよな…正直手加減できるか分からないし、ホテルに…いや…でもな)」
頰をほんのりと赤めニヤけてしまう口元を片手で隠すが
オリオとモリーは下心が顔に溢れているフリードに気が付き、汚い物でも見るように冷たい目を向けていた
彼女達を待ち構えていたのは山火事により傷ついたポケモンと焼け焦てしまった森の跡
そして怪我を負ったポケモンを守っていた巨大なオリーヴァだった
最初こそ警戒していたオリーヴァだったが、リコの提案により森を復活させる為に行動したのがよかったのか心を開いてくれた
オリーヴァの体についていた古のモンスターボール
共鳴するように光り輝くリコのペンダント
その中に入り込み仲間になってくれたが謎が深まるばかりだった
「何で黙ってたの!」
「そうだよ!詳しく聞かせて!」
『……ネモったら、余計な事言って』
飛行船に戻るとロイとリコからじっとりとした不満げな視線を浴びせられ両サイドから文句が飛び交う
ナマエはげんなりとしながらも二人のお子様を宥めようとした
『別に自分から言う事じゃないし、パルデアを出て旅してたから普通のトレーナーと変わりないと思ったの』
「普通じゃないし!凄い事なんだから教えてくれてもいいじゃん!」
「そうだよ!でも…そっか、だからあの時アメジオとナマエは戦えたんだ」
ロイの生まれた島でアメジオと戦った日を思い出しリコは妙に納得できた
自分達は手も足も出なかったが、ナマエは何処か余裕があった
実力のあるトレーナーだったと分かると全てが納得でき、ロイとリコは苦笑いする彼女を改めて憧れの人のようにキラキラとした目で見上げた
「お〜い、そこのお子様グループ!そろそろこれからの話し始めるぞ」
飛行船に戻ったナマエ達はミーティングルームに集まるとフリードは仲間達全員の顔を見渡し微笑んだ
「さて、まずはリコから話がある!」
「は、はいっ!」
全員の視線を浴びながらもリコはこれからもライジングボルテッカーズとして旅がしたい事を告げた
ペンダントの謎を知りたい
その為にはペンダントをくれたリコの祖母に会いに行く必要がある
冒険家でじっとしていないパワフルな祖母らしいが今はガラルにいると言う
「皆の力を貸してください、お願いします!」
頭を下げる彼女を見た仲間達は誰一人として嫌な顔や文句を言うものはおらず、寧ろ共に冒険をしようと言ってくれた
皆に受け入れて貰えたリコを見ながらナマエはホッとし、そんな彼女の隣にフリードは近寄った
「リコは成長したな」
『そうですね、ちゃんと本当の気持ちを言えるようになって良かったです』
リコは自分の気持ちを表に出すのが少し苦手なところがあった
内気な少女がだんだんと成長する姿に感動していると、隣りにいたフリードが軽く咳払いを一つした
「……あ〜ところで昨日は家に泊まったんだろ?」
『ええ、ネモ達も泊まってくれて楽しかったです!』
「………あのガキも泊まったのか?」
『ガキってもしかしてペパー先輩の事?泊まりましたよ?』
「……」
ペパーの名前が出ると黙り込んでしまった
ナマエは1年前も似たような事があった事を思い出しフリードに真っ直ぐに問いかけた
『もしかして……嫉妬してます?』
「……っ、…さあな!」
顔を見せまいとそっぽを向く彼の耳は真っ赤に染まっており、照れているのが分かる
クスクスと笑い出す彼女の声を聞きながらフリードは口を尖らせ不満げに眉を寄せた
「なっなんだよ!」
『ふふ、バレバレですね』
「〜〜っ!ったく!分かってんなら気をつけろ!」
くしゃりとナマエの頭を乱暴に撫で拗ねたように口を尖らせた彼、自分をここまで思ってくれている恋人に嬉しさを感じているとマードックが手を叩き皆の注目を集めた
「よし!話は纏まったし!今夜はナマエの誕生日も兼ねて外でバーベキューしようぜ!」
『誕生日?………あ』
パルデアに戻った事や巨大なオリーヴァばかり気にしてしまい自分の事なのにすっかり忘れていた
今日はナマエの誕生日だ
「今日だったの!何で教えてくれないんだよ!」
「わっわたしも何も用意してないよ〜!プレゼント用意したいし!ケーキも!」
「安心しろ!ケーキなら作ってある!」
「プレゼントもあたし達が用意してるから大丈夫!」
ロイとリコ達は知らなかったのが悔しくてマードックに詰め寄り、オリオとモリーが二人を宥める
『なんか色々あって忘れてた』
「……忘れられちゃ困るんだが?」
不意にフリードの手がナマエの手を取り指を絡めてくる
彼へと顔を上げれば金色の瞳が色濃く光っており胸が飛び跳ねそうになった
「夕飯は皆に譲るが…夜は俺にお前を独占させてくれないか?」
耳元で囁かれた甘い声
握られた手は熱く力強い
誕生日を迎え彼女は大人の仲間入りをした
長い時間我慢してきたフリードが待ち望んだ時が来たという事だ
『……う、うん』
顔から湯気が出そうな程顔を赤める彼女に満足したフリードは今夜の事を考えては胸を踊らせた
「(飛行船内じゃ音が聞こえちまうよな…正直手加減できるか分からないし、ホテルに…いや…でもな)」
頰をほんのりと赤めニヤけてしまう口元を片手で隠すが
オリオとモリーは下心が顔に溢れているフリードに気が付き、汚い物でも見るように冷たい目を向けていた