最終章
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『パルデアが見えてきた…なんだか変な感じだね?』
ドラパルトと共に飛行船のデッキからまだ遠くに見えるパルデアを見つめナマエは万感の思いに唇を結んだ
約一年間ライジングボルテッカーズとして旅をし色々な世界を見てきた
見た目と違って親切な人々や逆に平和そうな島で起こっていた犯罪
パルデアでは出会う事が出来なかったポケモンや文化
良い事も悪い事も知れて良かったと思いながら、故郷に無事に帰ってきたという事に何処か心がホッとしている
『ネモやボタン元気かな?先輩にも挨拶にいかなきゃね』
ドラパルトも賛成だというように声をあげて喜びパルデアに着くのを待ちわびる
『ん?リコちゃん?』
ふと少し離れた場所でデッキの手すりに両手を着けパルデアを見つめるリコを見つけナマエは何気なく側へと近寄った
遠くを見つめる彼女の顔は喜びや安堵ではなく戸惑ったようだった
『どうしたの?リコちゃんの故郷でしょ?なんか浮かない顔だけど心配事?』
「あ…心配というか…このまま家に行っていいのかなって思って」
『どういう事?』
リコの家は特別問題がある家族ではない、母親のルッカはフリードとナマエもよく知る人物であり信頼できる
父親とは会った事はないが悪い噂は聞いたことがなかった
ならば何が彼女を不安にさせるのだろう、ナマエはリコの顔を覗き込み理由を聞こうとした
「だって…ナマエ達は私を家に送り届けるのが仕事なんだよね?だったらその後は?私…どうなるの?」
『どうなるって…それは』
ルッカはリコの身を案じてパルデアに帰るように依頼してきた
つまりこのまま家で守るという事なんだろうか
『リコちゃんは……本当は帰りたくないんだね?』
彼女の言いたい事を当ててしまったのか、リコは肩を僅かに揺らしデッキの手すりを一瞬だけ強く掴んだ
「あ…あはは、こんな事言ったら困っちゃうよね?あっあ〜!そう言えばリコで良いっていったでしょ?」
わざと明るくしようとする彼女にこれ以上は聞けない
ナマエは気が付かないふりをしリコの調子に合わせることにした
『…ん、ごめんね?なんかついリコちゃんって言いたくなって』
「もう、じゃあリコちゃんでいいけど…そのうちリコって呼んでね?」
『うん』
その後特に嵐に合う事もなく問題なくパルデアに着いた
フリードはリコを家に送って行くと言いロイもついていくと名乗り出た
年の近いリコの家に興味があるらしく相棒のホゲータと冒険だと楽しげにはしゃいでいる
オリオやモリーもそれぞれ動き出す中、ナマエも身支度をし飛行船を降りようとするが後ろからフリードに呼び止められた
「ナマエ、お前はどうする?一緒に来るか?」
『ん〜そうしたいとこですが、せっかくだしあたしも家に一度顔をだそうかと』
長い事母親に会っていない
今日着く事は連絡してあるが、彼女自身も早く顔が見たくてしょうがなかった
「あ…そうだな…俺も行くか?」
『いえいえ、大丈夫ですよ』
「そうか?まあ俺はそのうち親御さんには必ず挨拶に行かないといけなくなるだろーがな」
『はい?』
フリードが言う挨拶とはどうやら普通の挨拶ではないようだが、#主人公 #がどういう意味かと聞こうとしても彼はへらりと笑うだけだった
「なんでもねぇ、じゃあ各自後で連絡し合おう」
リコの事は気になるがパルデアはナマエにとっても久しぶりの故郷だ
今回はフリードに任せ自宅へと向かうと変わっていない町並みに心が温かくなる
暫く歩き見えてきたのは自分の家とその隣にあるフリードの家
懐かしい風景に微笑みながら家の扉を開けようとすると突然背後から誰かが抱きついてきた
「ナマエ〜〜っ!会いたかったよ!」
『うわぁっ!え?ネモ!』
「やっぱりウチの思った通り!そろそろ自宅に来てる頃だと思ったんだ!」
「ボタン!久しぶり〜!」
嬉しいサプライズだった
今日パルデアに到着する事は伝えたがまさか迎えに来てくれるとは思っておらず、予想もしていなかった友人達との再会にナマエは素直に喜んだ
女同士で抱き合ったり話で盛り上がると
「こほっん!」
ネモとボタンに揉みくちゃにさせてて気が付かなかったが、少し離れた場所にペパーもいた
彼は拗ねたように口をへの字にさせわざとらしく咳払いをし自分の存在を彼女に知らせた
ペパーとしては本当なら自分一人で彼女を迎えに行こうと思っていたのだが、ネモ達にバレてしまい結局いつものメンバーになってしまった
『ペパー先輩っ!』
「よっ、相変わらず元気ちゃんだな」
ペパーはやっと自分を見てくれた彼女に満足すると、はにかんで笑いナマエの頭をわしわしと乱暴に撫でる
髪はぐちゃぐちゃになってしまったがペパーの不器用な愛情表現だと知っている彼女は嬉しそうに笑い返した
「ねぇねぇ!立ち話もなんだし何か美味しい物でも食べながら話そうよ!」
「ウチも賛成!」
「待てよ!まずはおばさんに挨拶が先だろーが」
『ふふ、じゃあ母さんと話したら皆でお茶でもしよっか!』
「「「おお〜っ!!」」」
ライジングボルテッカーズとも違う年齢の近いメンバーとのノリは楽しくナマエはつい最近までの悩み等のなかったように明るく笑えるようになっていた
母親への挨拶を終えそのまま彼女の部屋でお茶をする事になったが、旅の話を楽しそうに話すナマエの横顔をペパーは眩しい物でも見るように眺めていた
『で…って、何?何か顔についてますか?』
じっと彼に見つめられ不思議そうにペパーに顔を向ける
するとペパーは自分の頰をかきながらそっぽを向き
「いやっ、なんつーか…綺麗になったなぁと…思って」
『……へ?』
「うわっ!何突然口説いてんの!空気読めなさすぎて引くわ」
「はっはぁぁぁっ?別に口説いてねぇしっ!ただ思った事言っただけだろっ!」
嫌そうに顔を歪めるボタンにペパーは顔を一気に赤め怒鳴りだす
だがネモもペパーと同じ意見のようで自分の顎を軽く撫でながらにナマエをじっと見つめた
「確かに綺麗になったよね?肌が良くなったとかじゃなくて…なんか…女性らしくなった?」
「だろ!流石生徒会長!俺もそれが言いたかったんだよ!」
「そうか〜?ウチにはよく分からないけど」
じっと見つめてくる三人の視線に身を引くが彼らは逃がす気はなく前のめりに近寄ってくる
「なんかあった?こんなに綺麗になるって事は恋が上手くいってんでしょ!」
『な!いや、それ関係ないんじゃ』
「まさか…例の恋人と一線超えて大人の女になっちゃったとか?」
ネモとボタンの鋭い意見にナマエはついギクリと肩が揺れてしまい、じわじわと耳や頬が赤くなる
つい最近もフリードとイケナイ事をしたばかりだ、それでなくても暇さえあればフリードはキスやスキンシップを強請りパルデアに着くまでの数日間は特に酷かった
リコやロイが通るかもしれない廊下や物陰で襲い掛かりキスをしてくる彼を思い出しナマエはポッポッと余計に頰を熱くさせる
その様子を見た女性陣はニヤニヤと笑い、ペパーは逆に肩を落として落ち込んでいた
ドラパルトと共に飛行船のデッキからまだ遠くに見えるパルデアを見つめナマエは万感の思いに唇を結んだ
約一年間ライジングボルテッカーズとして旅をし色々な世界を見てきた
見た目と違って親切な人々や逆に平和そうな島で起こっていた犯罪
パルデアでは出会う事が出来なかったポケモンや文化
良い事も悪い事も知れて良かったと思いながら、故郷に無事に帰ってきたという事に何処か心がホッとしている
『ネモやボタン元気かな?先輩にも挨拶にいかなきゃね』
ドラパルトも賛成だというように声をあげて喜びパルデアに着くのを待ちわびる
『ん?リコちゃん?』
ふと少し離れた場所でデッキの手すりに両手を着けパルデアを見つめるリコを見つけナマエは何気なく側へと近寄った
遠くを見つめる彼女の顔は喜びや安堵ではなく戸惑ったようだった
『どうしたの?リコちゃんの故郷でしょ?なんか浮かない顔だけど心配事?』
「あ…心配というか…このまま家に行っていいのかなって思って」
『どういう事?』
リコの家は特別問題がある家族ではない、母親のルッカはフリードとナマエもよく知る人物であり信頼できる
父親とは会った事はないが悪い噂は聞いたことがなかった
ならば何が彼女を不安にさせるのだろう、ナマエはリコの顔を覗き込み理由を聞こうとした
「だって…ナマエ達は私を家に送り届けるのが仕事なんだよね?だったらその後は?私…どうなるの?」
『どうなるって…それは』
ルッカはリコの身を案じてパルデアに帰るように依頼してきた
つまりこのまま家で守るという事なんだろうか
『リコちゃんは……本当は帰りたくないんだね?』
彼女の言いたい事を当ててしまったのか、リコは肩を僅かに揺らしデッキの手すりを一瞬だけ強く掴んだ
「あ…あはは、こんな事言ったら困っちゃうよね?あっあ〜!そう言えばリコで良いっていったでしょ?」
わざと明るくしようとする彼女にこれ以上は聞けない
ナマエは気が付かないふりをしリコの調子に合わせることにした
『…ん、ごめんね?なんかついリコちゃんって言いたくなって』
「もう、じゃあリコちゃんでいいけど…そのうちリコって呼んでね?」
『うん』
その後特に嵐に合う事もなく問題なくパルデアに着いた
フリードはリコを家に送って行くと言いロイもついていくと名乗り出た
年の近いリコの家に興味があるらしく相棒のホゲータと冒険だと楽しげにはしゃいでいる
オリオやモリーもそれぞれ動き出す中、ナマエも身支度をし飛行船を降りようとするが後ろからフリードに呼び止められた
「ナマエ、お前はどうする?一緒に来るか?」
『ん〜そうしたいとこですが、せっかくだしあたしも家に一度顔をだそうかと』
長い事母親に会っていない
今日着く事は連絡してあるが、彼女自身も早く顔が見たくてしょうがなかった
「あ…そうだな…俺も行くか?」
『いえいえ、大丈夫ですよ』
「そうか?まあ俺はそのうち親御さんには必ず挨拶に行かないといけなくなるだろーがな」
『はい?』
フリードが言う挨拶とはどうやら普通の挨拶ではないようだが、#主人公 #がどういう意味かと聞こうとしても彼はへらりと笑うだけだった
「なんでもねぇ、じゃあ各自後で連絡し合おう」
リコの事は気になるがパルデアはナマエにとっても久しぶりの故郷だ
今回はフリードに任せ自宅へと向かうと変わっていない町並みに心が温かくなる
暫く歩き見えてきたのは自分の家とその隣にあるフリードの家
懐かしい風景に微笑みながら家の扉を開けようとすると突然背後から誰かが抱きついてきた
「ナマエ〜〜っ!会いたかったよ!」
『うわぁっ!え?ネモ!』
「やっぱりウチの思った通り!そろそろ自宅に来てる頃だと思ったんだ!」
「ボタン!久しぶり〜!」
嬉しいサプライズだった
今日パルデアに到着する事は伝えたがまさか迎えに来てくれるとは思っておらず、予想もしていなかった友人達との再会にナマエは素直に喜んだ
女同士で抱き合ったり話で盛り上がると
「こほっん!」
ネモとボタンに揉みくちゃにさせてて気が付かなかったが、少し離れた場所にペパーもいた
彼は拗ねたように口をへの字にさせわざとらしく咳払いをし自分の存在を彼女に知らせた
ペパーとしては本当なら自分一人で彼女を迎えに行こうと思っていたのだが、ネモ達にバレてしまい結局いつものメンバーになってしまった
『ペパー先輩っ!』
「よっ、相変わらず元気ちゃんだな」
ペパーはやっと自分を見てくれた彼女に満足すると、はにかんで笑いナマエの頭をわしわしと乱暴に撫でる
髪はぐちゃぐちゃになってしまったがペパーの不器用な愛情表現だと知っている彼女は嬉しそうに笑い返した
「ねぇねぇ!立ち話もなんだし何か美味しい物でも食べながら話そうよ!」
「ウチも賛成!」
「待てよ!まずはおばさんに挨拶が先だろーが」
『ふふ、じゃあ母さんと話したら皆でお茶でもしよっか!』
「「「おお〜っ!!」」」
ライジングボルテッカーズとも違う年齢の近いメンバーとのノリは楽しくナマエはつい最近までの悩み等のなかったように明るく笑えるようになっていた
母親への挨拶を終えそのまま彼女の部屋でお茶をする事になったが、旅の話を楽しそうに話すナマエの横顔をペパーは眩しい物でも見るように眺めていた
『で…って、何?何か顔についてますか?』
じっと彼に見つめられ不思議そうにペパーに顔を向ける
するとペパーは自分の頰をかきながらそっぽを向き
「いやっ、なんつーか…綺麗になったなぁと…思って」
『……へ?』
「うわっ!何突然口説いてんの!空気読めなさすぎて引くわ」
「はっはぁぁぁっ?別に口説いてねぇしっ!ただ思った事言っただけだろっ!」
嫌そうに顔を歪めるボタンにペパーは顔を一気に赤め怒鳴りだす
だがネモもペパーと同じ意見のようで自分の顎を軽く撫でながらにナマエをじっと見つめた
「確かに綺麗になったよね?肌が良くなったとかじゃなくて…なんか…女性らしくなった?」
「だろ!流石生徒会長!俺もそれが言いたかったんだよ!」
「そうか〜?ウチにはよく分からないけど」
じっと見つめてくる三人の視線に身を引くが彼らは逃がす気はなく前のめりに近寄ってくる
「なんかあった?こんなに綺麗になるって事は恋が上手くいってんでしょ!」
『な!いや、それ関係ないんじゃ』
「まさか…例の恋人と一線超えて大人の女になっちゃったとか?」
ネモとボタンの鋭い意見にナマエはついギクリと肩が揺れてしまい、じわじわと耳や頬が赤くなる
つい最近もフリードとイケナイ事をしたばかりだ、それでなくても暇さえあればフリードはキスやスキンシップを強請りパルデアに着くまでの数日間は特に酷かった
リコやロイが通るかもしれない廊下や物陰で襲い掛かりキスをしてくる彼を思い出しナマエはポッポッと余計に頰を熱くさせる
その様子を見た女性陣はニヤニヤと笑い、ペパーは逆に肩を落として落ち込んでいた