第二章
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「おっ、ヌメラ連れてたんだ?」
『はい一緒に旅してます、キバナさんのヌメラくんはお元気ですか?』
「オレさまのベッドで寂しがってるよ、ハニーがなかなか来ないってな」
『あはっそのうち会わせてあげないとですね!』
「………それ意味分かってるの?」
『?』
「あ〜いや、なんでもねぇよ」
病院の個室にて
キバナは時間が許す限り毎日彼女の為に見舞いに来ていた
甘え方を知らない彼女に人に頼る事を教え込むように歩行や食事の補助をし、今も面会時間ギリギリまで部屋に残りチハルの話し相手となってくれていた
『本物のヌメラにはまだ会ったことがないから、楽しみにしているんです』
旅の鞄から出したヌメラのぬいぐるみを手の中でいじりながら彼女は呟いた
まだ見たことのないポケモンに会うのが楽しみなようだ
そんな純粋な彼女にキバナは静かに微笑みながらベッドの側に置かれた椅子に腰掛けていた
「オレもそうだったな…どんな奴がいるのか、どんな相棒と出会えるのか楽しみでよく走り回ったわ」
『小さいキバナさんが走り回るなんて…なんだか想像すると可愛いですね』
「残念ながら今はこんなにカッコよくなっちまったからな、そのうち昔の可愛いオレさまの写真見せてやるよ」
冗談を混ぜながら楽しい会話を続けていると彼らの部屋の扉をノックする音が響いた
入ってきたのは担当の看護師の女性であり夜の分の薬を持ってきてくれたようだ
「キバナさん、そろそろお時間ですよ?」
「分かってるよ、薬飲ませたら帰っから」
立ち上がると看護師から薬を受け取ろうと近寄った
背の高い彼に看護師はほんのりと頬を赤め照れ臭そうに微笑んだ
「ふふ、なんだかキバナさんが先生みたいですね」
「いいなそれ!白衣を着たオレさまもきっとカッコいいだろうな!あ〜でもそれだとオレさま目当ての患者が増えそうだから駄目だな」
ナルシストな言葉を吐いても様になるのがキバナだ、看護師にウィンクの一つを投げつければ彼女はうっとりと見惚れ慌てて部屋を後にした
『キバナさんて女性の扱いに慣れてますよね』
彼らのやり取りを見ていたチハルはじっとりとキバナを見つめ、手の中にいたヌメラのぬいぐるみを強く握ってしまう
無意識とはいえ手に力に入っていた事に彼女は驚き手元のヌメラに謝るように頭を撫でてやった
「まぁモテるからな、でもこれでも本命と遊びはハッキリさせるタイプだぜ?」
『そうなんですか?』
「そ〜なの、優しいオレさまでも好きな子は特別って線引きはしてんのよ」
薬とコップに入った水を準備した彼はチハルのベッドへと腰掛けると錠剤をプラスチックの入れ物から出し指で摘んだ
「ほら、あ〜んして?」
これも彼なりの甘やかし方なのだろうか、ニコニコと微笑むキバナにチハルは口を尖らせ身を少し後ろへと下がらせた
『……自分でできます』
「だぁ〜めっ!お兄さんがやりたいの!ほらっ口開けな」
彼女が下がった分キバナが近寄り、余計に距離が縮まる
体の大きな彼の迫力に負けチハルは怖ず怖ずと口を開き、彼の指を受け入れた
錠剤を口内へと入れる瞬間
僅かに唇が彼の褐色の指を掠めチハルは緊張したのか過剰に体をビクつかせる
『(唇に当たっちゃった!)』
「はい、お水」
だがキバナは照れる彼女とは違い変わらぬ笑顔のまま水を差し出してくる
自分だけが意識しているようで気不味く感じチハルは視線を落とし水を飲みきった
「早く元気になってくれよ?じゃないとデートもできねぇじゃん」
『ゴボっ!デ、っ、デートって、そんな言い方したら周りに勘違いされますよ?』
口の端を吹き出した水で濡らしたままキバナを見上げるが、彼は事を大袈裟には考えていないのか呑気に垂れ目を下げて笑うだけだ
「別にいいぜ?チハルちゃんとなら噂になっても」
『(これもキバナさんにとっては遊びなのかな?)』
動揺しながらも彼の本心なんて聞けない、前と同じ友人としての遊びだと考える事にしようと決め込むが
キバナは友人で終える気なんてない
「そうだな〜何処に連れて行こうかな、服の新作巡りか美味いもの食い歩きもいいけど…………あ」
ふと彼は何か思いつき顔を明るくさせるとスマホを素早く操作しだした
「もうすぐ流星群が見れるんだった!これ一緒に見ようぜ!」
スマホ画面をずいっと彼女の顔へ見せつけ提案したキバナ
彼の見せてくれた画面にはガラルでしか見れない珍しい流星群の記事が載っていた
十年に一度見れる流星群らしく次の十年後も一緒に見れるよう祈るという恋人達に人気のイベントのようだ
「その日お互いに連絡とってさ、キャンプでもしながら見ようぜ?」
『楽しそうっ、ぁ…でもいいんですか?これ恋人向けのイベントじゃ』
彼に好きな人がいたら相手に申し訳ない、キバナと見たい気持ちを抑えつつ聞くと彼はスマホで自分の口元を隠しながら瞳を熱くさせた
「………だからチハルちゃんを誘ってんだけど」
『……へ?』
それはどういう意味だろうか
ジワジワと感じる熱い感情が二人の体を熱くさせお互いから目が離せなくなる
「……あのさ」
キバナが何か言おうとした瞬間
扉の向こうから先程薬を持ってきてくれた女性の声がノックと共に響いた
「キバナさーーん?お時間過ぎてますっ!これ以上は怒りますよ!」
「っ…はぁぁ…しゃあねぇ、今日は帰るわ」
残念そうにため息を一つした彼は重い腰をベッドから上げ立ち上がり、その反動でベッドが少し揺れた
揺れは感じているのにまだ現実が実感できていないのか、魂が抜けたように何処か遠くを見つめるチハルにキバナは吹き出す
「おいおいっ大丈夫か?チハルちゃ〜ん?キバナが見える?」
彼女の目の前にわざと手を振り顔を覗き込むとチハルはやっと我に帰り瞬きを素早く何度もした
『へ?あ、はい?』
「クハッ、オレまだ何にもちゃんと言ってないのに…チハルちゃんて結構初な?」
クスクス笑う彼に馬鹿にされたような気がしてチハルは頬を膨らませるが仕方ない
『(だって…さっきのはまるでキバナさんがあたしを好きって言ってるみたいだったから!)』
ポポっとまた顔を熱くさせる彼女が可愛くて堪らず、キバナはチハルの頭を撫でると静かにそこへ唇を寄せた
チュッ
撫でられている頭の上から聞こえたリップ音、何をされたか分かり顔を上へと向けると優しく細められた青い瞳と視線がぶつかった
「デート楽しみにしてっからな?」
『〜〜っ!!』
「キーバーナーさんっっ!」
帰ることを催促する看護師の声に今度こそ彼は言う通りにし扉へと向かう、部屋を出る瞬間チラリとコチラを見た青い目により動けなくなり彼が消えてもチハルは動けなかった
「ほら貴女もちゃんと休まないと、オバケに攫われちゃいますよ?」
『オバケ?ゴーストポケモンですか!』
ポケモンかと期待し目を輝かせるが看護師は呆れたように笑い頭を横に振った
「ポケモンじゃなくて本当のオバケが来るかもしれませんよ?だから早く寝ましょうね?」
小さな子供でも寝かせるように言う彼女は優しい人なんだろう
チハルをベッドに寝かせると布団までかけてくれた
「では…電気消しますよ?お休みなさい」
『…お休みなさい』
消灯時間を過ぎていたのか、彼女の部屋が唯一電気がついていた部屋だった
やっと全ての部屋が暗くなると病院内は静かになり段々と寝息が聞こえだす
そんな中個室にいるチハルは窓のカーテンの向こうから入る月明かりをぼんやりと見つめていた
『(……まだドキドキしてる)』
先程のキバナとの時間が忘れられない、この数日間で彼が自分に対してどんどん優しくなっているのを感じながらも戸惑いとふわふわとした幸せも感じていた
『(これが甘えるって事なのかな?一緒にいると胸が温かくて嬉しくて…なのに一人になるとなんだか自分の周りが急に広くなったような感じがする)』
慣れない甘えと彼が口にしようとした言葉を気にしながら黙り込んでいると
カーテンの向こうにオレンジの炎が一瞬通り過ぎた
『!!(まさか今の…火の玉?)』
その光はまた戻ってくるとカーテンの向こう側で仄かに上下に揺れじっとしている
すると閉めていた筈の窓がカーテンの向こう側でゆっくりと開き入り込む風がカーテンを揺らした
チハルは音を立てないように鞄からモンスターボールを一つ手に取りカーテンが大きく揺れた瞬間
『んっっ!!』
力いっぱいにボールをカーテンの向こう側にいる何かに投げつけた
ゴンッッ!!
「ぐっ!!」
ポケモンならボールのセンサースイッチが反応し光るが、この相手には光らず直接ぶつかったようだ
相手は痛がりつつ窓辺に腰掛けカーテンの下からスーツに身を包んだ長い足が見えた
『え?だ…誰?』
恐る恐るカーテンを引きあらわにするとそこにいたのは…
『ダ…ダンデさんっ!!!』
『はい一緒に旅してます、キバナさんのヌメラくんはお元気ですか?』
「オレさまのベッドで寂しがってるよ、ハニーがなかなか来ないってな」
『あはっそのうち会わせてあげないとですね!』
「………それ意味分かってるの?」
『?』
「あ〜いや、なんでもねぇよ」
病院の個室にて
キバナは時間が許す限り毎日彼女の為に見舞いに来ていた
甘え方を知らない彼女に人に頼る事を教え込むように歩行や食事の補助をし、今も面会時間ギリギリまで部屋に残りチハルの話し相手となってくれていた
『本物のヌメラにはまだ会ったことがないから、楽しみにしているんです』
旅の鞄から出したヌメラのぬいぐるみを手の中でいじりながら彼女は呟いた
まだ見たことのないポケモンに会うのが楽しみなようだ
そんな純粋な彼女にキバナは静かに微笑みながらベッドの側に置かれた椅子に腰掛けていた
「オレもそうだったな…どんな奴がいるのか、どんな相棒と出会えるのか楽しみでよく走り回ったわ」
『小さいキバナさんが走り回るなんて…なんだか想像すると可愛いですね』
「残念ながら今はこんなにカッコよくなっちまったからな、そのうち昔の可愛いオレさまの写真見せてやるよ」
冗談を混ぜながら楽しい会話を続けていると彼らの部屋の扉をノックする音が響いた
入ってきたのは担当の看護師の女性であり夜の分の薬を持ってきてくれたようだ
「キバナさん、そろそろお時間ですよ?」
「分かってるよ、薬飲ませたら帰っから」
立ち上がると看護師から薬を受け取ろうと近寄った
背の高い彼に看護師はほんのりと頬を赤め照れ臭そうに微笑んだ
「ふふ、なんだかキバナさんが先生みたいですね」
「いいなそれ!白衣を着たオレさまもきっとカッコいいだろうな!あ〜でもそれだとオレさま目当ての患者が増えそうだから駄目だな」
ナルシストな言葉を吐いても様になるのがキバナだ、看護師にウィンクの一つを投げつければ彼女はうっとりと見惚れ慌てて部屋を後にした
『キバナさんて女性の扱いに慣れてますよね』
彼らのやり取りを見ていたチハルはじっとりとキバナを見つめ、手の中にいたヌメラのぬいぐるみを強く握ってしまう
無意識とはいえ手に力に入っていた事に彼女は驚き手元のヌメラに謝るように頭を撫でてやった
「まぁモテるからな、でもこれでも本命と遊びはハッキリさせるタイプだぜ?」
『そうなんですか?』
「そ〜なの、優しいオレさまでも好きな子は特別って線引きはしてんのよ」
薬とコップに入った水を準備した彼はチハルのベッドへと腰掛けると錠剤をプラスチックの入れ物から出し指で摘んだ
「ほら、あ〜んして?」
これも彼なりの甘やかし方なのだろうか、ニコニコと微笑むキバナにチハルは口を尖らせ身を少し後ろへと下がらせた
『……自分でできます』
「だぁ〜めっ!お兄さんがやりたいの!ほらっ口開けな」
彼女が下がった分キバナが近寄り、余計に距離が縮まる
体の大きな彼の迫力に負けチハルは怖ず怖ずと口を開き、彼の指を受け入れた
錠剤を口内へと入れる瞬間
僅かに唇が彼の褐色の指を掠めチハルは緊張したのか過剰に体をビクつかせる
『(唇に当たっちゃった!)』
「はい、お水」
だがキバナは照れる彼女とは違い変わらぬ笑顔のまま水を差し出してくる
自分だけが意識しているようで気不味く感じチハルは視線を落とし水を飲みきった
「早く元気になってくれよ?じゃないとデートもできねぇじゃん」
『ゴボっ!デ、っ、デートって、そんな言い方したら周りに勘違いされますよ?』
口の端を吹き出した水で濡らしたままキバナを見上げるが、彼は事を大袈裟には考えていないのか呑気に垂れ目を下げて笑うだけだ
「別にいいぜ?チハルちゃんとなら噂になっても」
『(これもキバナさんにとっては遊びなのかな?)』
動揺しながらも彼の本心なんて聞けない、前と同じ友人としての遊びだと考える事にしようと決め込むが
キバナは友人で終える気なんてない
「そうだな〜何処に連れて行こうかな、服の新作巡りか美味いもの食い歩きもいいけど…………あ」
ふと彼は何か思いつき顔を明るくさせるとスマホを素早く操作しだした
「もうすぐ流星群が見れるんだった!これ一緒に見ようぜ!」
スマホ画面をずいっと彼女の顔へ見せつけ提案したキバナ
彼の見せてくれた画面にはガラルでしか見れない珍しい流星群の記事が載っていた
十年に一度見れる流星群らしく次の十年後も一緒に見れるよう祈るという恋人達に人気のイベントのようだ
「その日お互いに連絡とってさ、キャンプでもしながら見ようぜ?」
『楽しそうっ、ぁ…でもいいんですか?これ恋人向けのイベントじゃ』
彼に好きな人がいたら相手に申し訳ない、キバナと見たい気持ちを抑えつつ聞くと彼はスマホで自分の口元を隠しながら瞳を熱くさせた
「………だからチハルちゃんを誘ってんだけど」
『……へ?』
それはどういう意味だろうか
ジワジワと感じる熱い感情が二人の体を熱くさせお互いから目が離せなくなる
「……あのさ」
キバナが何か言おうとした瞬間
扉の向こうから先程薬を持ってきてくれた女性の声がノックと共に響いた
「キバナさーーん?お時間過ぎてますっ!これ以上は怒りますよ!」
「っ…はぁぁ…しゃあねぇ、今日は帰るわ」
残念そうにため息を一つした彼は重い腰をベッドから上げ立ち上がり、その反動でベッドが少し揺れた
揺れは感じているのにまだ現実が実感できていないのか、魂が抜けたように何処か遠くを見つめるチハルにキバナは吹き出す
「おいおいっ大丈夫か?チハルちゃ〜ん?キバナが見える?」
彼女の目の前にわざと手を振り顔を覗き込むとチハルはやっと我に帰り瞬きを素早く何度もした
『へ?あ、はい?』
「クハッ、オレまだ何にもちゃんと言ってないのに…チハルちゃんて結構初な?」
クスクス笑う彼に馬鹿にされたような気がしてチハルは頬を膨らませるが仕方ない
『(だって…さっきのはまるでキバナさんがあたしを好きって言ってるみたいだったから!)』
ポポっとまた顔を熱くさせる彼女が可愛くて堪らず、キバナはチハルの頭を撫でると静かにそこへ唇を寄せた
チュッ
撫でられている頭の上から聞こえたリップ音、何をされたか分かり顔を上へと向けると優しく細められた青い瞳と視線がぶつかった
「デート楽しみにしてっからな?」
『〜〜っ!!』
「キーバーナーさんっっ!」
帰ることを催促する看護師の声に今度こそ彼は言う通りにし扉へと向かう、部屋を出る瞬間チラリとコチラを見た青い目により動けなくなり彼が消えてもチハルは動けなかった
「ほら貴女もちゃんと休まないと、オバケに攫われちゃいますよ?」
『オバケ?ゴーストポケモンですか!』
ポケモンかと期待し目を輝かせるが看護師は呆れたように笑い頭を横に振った
「ポケモンじゃなくて本当のオバケが来るかもしれませんよ?だから早く寝ましょうね?」
小さな子供でも寝かせるように言う彼女は優しい人なんだろう
チハルをベッドに寝かせると布団までかけてくれた
「では…電気消しますよ?お休みなさい」
『…お休みなさい』
消灯時間を過ぎていたのか、彼女の部屋が唯一電気がついていた部屋だった
やっと全ての部屋が暗くなると病院内は静かになり段々と寝息が聞こえだす
そんな中個室にいるチハルは窓のカーテンの向こうから入る月明かりをぼんやりと見つめていた
『(……まだドキドキしてる)』
先程のキバナとの時間が忘れられない、この数日間で彼が自分に対してどんどん優しくなっているのを感じながらも戸惑いとふわふわとした幸せも感じていた
『(これが甘えるって事なのかな?一緒にいると胸が温かくて嬉しくて…なのに一人になるとなんだか自分の周りが急に広くなったような感じがする)』
慣れない甘えと彼が口にしようとした言葉を気にしながら黙り込んでいると
カーテンの向こうにオレンジの炎が一瞬通り過ぎた
『!!(まさか今の…火の玉?)』
その光はまた戻ってくるとカーテンの向こう側で仄かに上下に揺れじっとしている
すると閉めていた筈の窓がカーテンの向こう側でゆっくりと開き入り込む風がカーテンを揺らした
チハルは音を立てないように鞄からモンスターボールを一つ手に取りカーテンが大きく揺れた瞬間
『んっっ!!』
力いっぱいにボールをカーテンの向こう側にいる何かに投げつけた
ゴンッッ!!
「ぐっ!!」
ポケモンならボールのセンサースイッチが反応し光るが、この相手には光らず直接ぶつかったようだ
相手は痛がりつつ窓辺に腰掛けカーテンの下からスーツに身を包んだ長い足が見えた
『え?だ…誰?』
恐る恐るカーテンを引きあらわにするとそこにいたのは…
『ダ…ダンデさんっ!!!』